「最先端の科学や医療も、一種の信仰ですが・・・」
その宗教(の教義、団体・組織)が正しいかどうかは、その果実(信者の言動)を見れば分かる・・・らしいです。
◇15歳未満、親拒んでも輸血…5学会指針案
〔読売新聞 2007年6月24日〕
信仰上の理由で輸血を拒否する「エホバの証人」信者への輸血について、日本輸血・細胞治療学会など関連5学会の合同委員会(座長=大戸斉・福島県立医大教授)は、15歳未満の患者に対しては、信者である親が拒否しても救命を優先して輸血を行うとする指針の素案をまとめた。「臓器移植ドナー」の改正案でも争点の一つになっているのが、ドナーになれる「年齢」です。
「信教の自由」と「生命の尊重」のどちらを優先するかで悩む医療現場の要請に応えて検討を始め、「自己決定能力が未熟な15歳未満への輸血拒否は、親権の乱用に当たる」と判断した。
現在、提案されているのが「年齢制限無し、家族の同意のみでドナーにできる」という案と、「現在の15歳以上の年齢制限を12歳以上に引き下げる」という案。
※参照 山陽新聞WEB NEWS 特集記事「揺れる移植医療」
第5部 足踏み 7 二つの改正案 節目の年 行方見えず
「15歳以上」というのは、日本で「遺言書」の有効性が認められる年齢に合わせた基準らしいです。
上記の読売の記事は、こう締めくくられています。
子どもは社会の宝であり、その命は最優先で守るべきだという考え方が強まっている。新しい指針素案は、そうした流れにも沿った判断といえそうだ。子供は、産んだ親の「所有物」という発想が、まだまだ強いらしい日本の親子関係ですが、「社会の宝」という発想に切り替えてゆけば、「こうのとりのゆりかご」も許容範囲だと思えますね。
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