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二条河原落書

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「特待生の存在を知らなかった?(笑)」

なんちゅーか、日本ではアメリカさんから輸入した「野球」が、柔道や剣道と同じような「野球道」になってしまってるんですよね。
あれを「スポーツ」だと考えるから、おかしなことになるんであって、「精神論」を貫こうというなら、いっそのこと相撲と同じように、“外野”がごちゃごちゃうるさく言おうがなんだろうが、「タテマエ論」でガンガン押し切ってしまうべきでしょうね(笑)

今さら、な気もするんですが・・・高校野球の「大阪の優勝候補」と言えば「PL学園」という時代が長らく続いていました。
それが最近、あまり知らなかった地方の高校の名前がどんどん増えてきて、その理由が「野球留学生」の存在だと気づくまでに、そんなに時間はかかりませんでした。しかも、「大阪は強豪校が多いので、出場のチャンスが少ない」というので、大阪からどんどん地方の学校へ人材が流出しているという事実・・・。

プロ野球にも高校野球にも、あまり興味の無い私にさえすぐ分かるんだから、本家本元の「高校野球連盟」のおエライさんたちが「知らなかった」はずもなく・・・(苦笑)

特待制度 神奈川県内16校に 春季県大会相次ぐ辞退『経済的理由の部員も』
 〔東京新聞 2007年5月3日〕
 ある校長は「強豪校では野球留学がめずらしくなく、特待制度も当たり前だ。高野連が知らなかったわけがなく、混乱の責任は高野連と私たち大人にある」と話す。別の学校の副校長は「野球憲章に従うと、スポーツ特待生や奨学生から、野球だけを除外しなければならず、逆におかしなことになる」と影響を心配していた。
その一方で、「高校生の本分は勉強」という、文科相の発言も「なんだかなあw」なんですけどね。

特待制度:文科相が「教育の本筋から外れる」と批判
 〔毎日新聞 2007年5月7日〕
 伊吹文明文部科学相は7日の衆院教育再生特別委員会で、日本学生野球憲章違反の野球を理由にした特待制度を多数の高校が実施していたことについて「野球の能力がある生徒を集めて校名を上げようというのは、少し教育の本筋から離れているのではないか」と述べ、違反校の対応を批判した。横山北斗氏(民主)への答弁。
「校名を上げ」たいのは、もちろん、学校側の都合ですけど、国語であろうが数学であろうが、野球であろうが、子供たちを「高み」へ導くための道筋は、いろいろあるわけで、野球を通じて「努力することの大切さ」とか「先を見通す力」とか「人生のなんたるか」を教えることができるならば、それもまた立派な「教育」なのではありませんか?

子供たちを「育てる」のは、個々の教師(学科の担当だけではない)たちであって、「制度」でできることではないと思います。

いっそのこと、今年の「夏の甲子園」大会は、強豪校がごっそり出場を辞退して、地元学生ばかりの公立高校の野球部だけで、「清く正しく美しく」やってみてはいかがでしょうか?(笑)


・・・・って、この問題の震源は、「プロ野球」の裏金問題でしたよね (・_・)?



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by rabbitfootmh | 2007-05-13 09:31 | 子育て/教育
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