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二条河原落書

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「赤ちゃんポスト 地元熊本日日新聞の総力特集」

全国ネットのメディアでは、表層的なことしか報道していないということがよく分かりました。
せめて、安倍首相はじめ、閣僚の皆さんは、無責任な発言をする前に、この記事を全部読んでいただきたいものだと思います。

「将来の労働力と社会保険制度を支える国民の“頭数”を増やすために、もっと子供を産んでくれ」と声高に訴える前に、やるべきことはたくさんあるのではないですかね?

【慈恵病院「赤ちゃんポスト」計画】
 〔熊本日日新聞(くまにち.コム)〕
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【慈恵病院「赤ちゃんポスト」計画】
● ★ 首相「大変抵抗感じる」 厚労省容認姿勢に影響も
● ★ 「赤ちゃんポスト」に首相反対 横やりに厚労省困惑
● ★ 病院「ポストは必要」 事態急変に熊本市困惑
● ★ 熊日「読者と報道を考える委員会」 赤ちゃんポストなど論議
● ★ 赤ちゃんポスト 政府内に慎重論 高市氏ら「子捨て」懸念
● ★ 赤ちゃんポスト許可へ 厚労省も「不許可理由ない」 熊本市
● ★ 慈恵病院 厚労省見解に感謝 「命の尊さ理解」
● ★ 赤ちゃんポスト 熊本市許可へ最終調整 22日厚労省と協議
● ★ 「勇気持って決断を」 設置申請の慈恵病院 熊本市の判断促す 
● ★ <動画>幸山熊本市長定例会見から 熊本市の対応(2007/01/19) 

(2006年)
● ★ 赤ちゃんポスト 「総合的に判断したい」 熊本市が厚労省に相談 
● ★ 赤ちゃんポスト許可申請 慈恵病院 他病院から設置相談も
● ★ 赤ちゃんポスト設置申請 熊本市の慈恵病院 市「慎重に判断する
● ★ 連載「揺れるいのち 赤ちゃんポストのメッセージ」
(1)助産師の苦悩
(2)置き去り…名前すら授けず
(3)妊娠かっとう相談
(4)親の「事情」
(5)施設で育った子ども
(6)特別養子縁組
(7)里親制度
(8)男性不在
(9)性教育
(10)大阪大特任研究員・阪本恭子さんに聞く 

● ★ 「赤ちゃんポスト」で知事 「命…救われたほうがいい」
     (潮谷知事の記者会見映像あり)
● ★ 「赤ちゃんポスト」題材に道徳授業 命の尊さ 考え深める
    熊本市の井芹中2年2組 賛否に分かれディベート
● ★ 施設改修届け出先送り 熊本市の助言受け手直し
● ★ 命の揺りかごか 育児放棄助長か 関係者 賛否さまざま
● ★ 電話、メール…賛否殺到 HPアクセス 2日で4万件
● ★ 年内開始めざす 施設の改修許可を熊本市に申請へ
● ★ 「赤ちゃんポスト」設置へ 親が養育できない新生児受け入れ
● ★ [解説]幅広い「命」の論議を 受け入れ体制充実、課題に
● ★ 助かる命、助けたい 「基金に協力支援を」 蓮田副院長インタビュー
● ★ 「中絶よりいい」「捨て子奨励する」 識者から賛否の声
男性には、「妊娠・出産・育児」ということが、我が事として実感を伴わないのだろうけれど、女性にとっては、自分の人生をかけななければいけない一大事だということを、奇麗事にせずに議論してもらいたいと思います。

「<妊娠かっとう相談> 受話器の向こうに“二つの命”」
 NPO法人円ブリオ基金センター(東京都千代田区)は〇二年から、産むかどうか悩む人の電話相談や、出産費用の給付、無利子貸付などの支援を展開している。これまで寄せられた相談は千件以上。同基金の支援を受け誕生した赤ちゃんは百三十六人(県内八人)に上る。

 県内でも、同センターと連携する県いのちの懇談会と慈恵病院が〇二年、期間限定の二十四時間電話相談「妊娠かっとうヘルプライン」を開設。今年は八日間に二十二件が寄せられた。

 「妊娠したが、相手には妻子がある。中絶してと言われるけれど…」。飲み込んだ言葉に「産みたい」という心情をにじませる女性。だれにも妊娠を明かせず、中絶可能な時期を過ぎた学生。ある女性は一度も受診せず臨月を迎え、相談から三日後に出産した。
 (中略)
 「赤ちゃんポストより相談・支援体制の整備が先」。こうした声に、支援を続けながらも円ブリオ基金センターの田口さんは反論する。

 「いま現実に、危険な場所に放置されて命を落とす赤ちゃんがいる。行き場をなくした母親と子どもの受け皿が、社会に存在することが大事だ」
<男性不在> 子捨て、殺害…責めは女性に
 一人トイレに座った女性は泣きながら、心の中で「ごめん」と言いつつ腹に力を入れた。真っ暗な便槽の奥。赤ちゃんは二度、か細い産声を上げたのち、汚水の中で一瞬の人生を終えた。

新生児の殺害や置き去りで罪に問われるのは圧倒的に女性だ
 二〇〇五(平成十七)年十二月。県内で、当時二十歳の専門学校生が交際相手の男性宅のトイレに女児を産み落とし、死なせる事件が起きた。

 女性は殺人罪に問われ、熊本地裁は懲役六年の実刑判決を言い渡した。判決などによると、女性は過去にこの男性の子を中絶。出産当日も男性と一緒だったが、女性は「交際相手は何も知らなかった」と主張した。
 (略)
 「相手の男性が直接手を下さなくても、女性に犯行を決意させたり、手助けしたりといった行為が確認されれば共犯として罪に問えるが、供述がない以上、立証は非常に難しい」。熊本大法科大学院の中村秀次教授(刑事法)は、男性の“関与”が表に出ない理由を説明する。

 中村教授は、女性が経済的、精神的に男性に依存している場合、男性との関係を守ろうとして一人で罪を背負うケースもあるとみる。



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by rabbitfootmh | 2007-02-25 09:58 | 医療/生命倫理
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