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二条河原落書

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「何が言いたいんや、高山純二(第2弾)」


「校長」の権限や役割についての問題は、東京だけではなく、大阪市でもあった。

大阪市の府立高校の場合は、新しく赴任した校長が「民間出身」で、学校の教員にはなじみのない「上位下達」の組織運営をしたことに教員側が反発して、結局は「辞職」させられてしまった。
その校長のがんばりのお蔭で、大学への進学状況が「改善」されるなど、生徒(と保護者)にとっては、おそらく望ましい結果を生んだにもかかわらず、である。



 ※「学校現場の混乱回避」民間出身の大阪府立高校長が辞任
  〔アサヒコム(関西) 2006年03月24日〕
 ※どうみる民間校長/高津高校「改革」の波紋
  〔朝日新聞関西 朝日わくわくネット~大阪発 いま学校で〕

新教育の森:行事縮小どうして? 校長先生を代えて下さい
 〔毎日新聞 2006年6月5日 東京朝刊〕
 校長先生を代えてください--。東京都墨田区の定時制高校に通う4年生の女子生徒(18)が今年3月、都教育委員会に校長の交代を求める手紙を出した。同校では、2月に定時制教員一同(8人)から校長の更迭要求書も提出されている。異例の生徒、教員からの交代要求。背景を取材すると、都教委が強く求めている「職員会議適正化」の問題が浮かび上がった。【高山純二】

この「高山純二」記者は、5月22日に「両親がコンビニ経営に忙殺されて、残り物のおにぎりや菓子パンだけしか与えられていなかった児童に、給食の残りの牛乳をこっそり飲ませていた校長」の美談を書いていた人なんだけどね(苦笑)
今回登場する「女子高生」ってのも、父親もなんだか思想的に偏りがありそうだし、校長に楯突いてる教員たちの言い分もよく分からない(この記事を読んだ限りでは)し、ヘンな話ですよね。

この記事がいちばん言いたかったのは、校長の権限を強化するような都教委の方針への批判のようですけども。
 都教委は今年4月、都立高校などに、「職員会議を中心とした経営から脱却することが不可欠。職員会議において『挙手』『採決』等の方法を用いて職員の意向を確認するような運営は不適切であり、行わないこと」との通知を出し、「職員会議適正化」の徹底を図った。
公立の学校ってのは、「異次元ポケット」のような場所なのかもしれません。


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by rabbitfootmh | 2006-06-07 21:12 | 子育て/教育
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