「宮崎カントクのご意見を聞いてみたいものです」
裁判の判決が出たというニュースをテレビを見ていて、「不当判決」と書いた模造紙(?)を高々と掲げながら、「納得できません」と記者会見を開いた数名の女性たちの姿を見て、失礼ながら吹き出してしまったのですけれど・・・ ヾ(´▽`;
国会議員のセンセイ方の発言は、すぐに「失言」だの「放言」だのと揚げ足をとって、社会的な信用を失わせたり、権力の座から追い堕とすのに、石原慎太郎東京都知事の発言は、どこのメディアも絶対に(?)「失言」とは報道しない。日本のメディアの「七不思議」かもしれません(笑) アメリカだったら、「ポリティカル・コレクトネス」に反すると、突き上げを食らって当然の「失言」だと思います。(つい最近も、ハーパード大の学長発言(↓)でひと騒動起きてましたね)
■発信箱:女性と科学 元村有希子(科学環境部)
■「女性と科学」ハーバード大学長発言が広げた波紋
たぶん、「失言」なんて取り上げたが最後、「失言だぁ?! なあにバカなこと言ってんだヨ。本当のことを言って、何が悪いんだ。自分たちだって、コワクて口に出して言えないだけで、ホンネではそう思ってるんだろ? オレが代わりに言ってやってるんだから、感謝しなきゃならないくらいじゃないの?」・・・なぁんてリベンジされるのが恐いだけでしょう。
判決によると、石原都知事は「週刊女性」01年11月6日号のインタビューで「これは僕がいってるんじゃなくて、松井孝典(東大大学院教授)がいってるんだけど、文明がもたらしたもっともあしき有害なものはババアなんだそうだ。女性が生殖能力を失っても生きてるってのは、無駄で罪ですって」などと述べた。
松井孝典教授の「おばあさん仮説」の「真意」は、なかなかビミョーな感じですが(苦笑)、要点は「哺乳類のなかで、生殖機能を失ったメスが、その後も長生きするのは人類だけで、その“おばあさん”が孫や群れ全体の世話をするので、人類は個体数を増やして繁栄した」ということで、その弊害として生じたのが「人口爆発」なのだ、ということらしい。
それだと、不要な人口増加に加担していることは「罪」かもしれないけれど、「無駄(な存在)」だとは言ってないように思いますが?
それにしても、「ババア」が世話をする「孫たち」になるタネをばら播いてる“無節操”な張本人たちには、ぜーんぜん、責任は無いのかい?(苦笑)
世界的にその実力を認められた宮崎駿氏のアニメには、豊富な人生経験と、民族(種族)の長い歴史から営々と受け継いだ知恵と、「女の直観」を発揮し、成長途上の少年少女に「安心感」を与える魅力的な「おばあさん」が、必ずといっていいほど登場する。『コナン』くらいかな、出てこないのは? 『もののけ姫』では、「モロ」でしょうね。『ラピュタ』では、ドーラがシータに対して「あたしの若い頃にそっくりだよ」と褒める言葉を聞いて、マザコン息子たちが「あの可愛い娘が、ママみたいになっちゃうの?!」と、びっくりするシーンがあったが・・・たぶん、「なっちゃう」んでしょうね(^^;
もちろん、子供の才能を認めて導く、魅力的な「おじいさん」も必ず登場するが、「おばあさん」たちに比べると、なんとなく「無力感」の漂う老いた人、という印象だ。「地球の未来のことは、キミたち(子供たち)に任せるよ」という感じで、身を引いてゆくことが多い。(宮崎氏の分身みたいな人たちかな?)
ここはぜひ、宮崎カントクに「ババアは人類にとって有害だと思いますか?」と質問してみたいところだ。
◎上記の元記事が期限切れの場合は、下記へ跳んでください m(_ _)m
■アサヒコムより
楽しんでいただけたなら、
ここ↓をクリックしてくだせぃ<<(_ _)>>
「ブログランキング」