「タバコのパッケージの警告 日本とEUの比較」
フランスでは最近、ワインのラベルにまで「妊婦への悪影響」が明記されるようになって、ワイン業者は渋い顔をしているそうだが、自分の健康管理は自分自身で行えるのが理想だろう。アメリカでは、マックのハンバーガーを食べ過ぎて肥満になった人が、マックを相手に訴訟を起こすなどと、ヘンなことが起き始めているので、メーカーとしては、これくらいの「警告」をしておかないと、いつ訴えられるかと戦々恐々なのかもしれない。
日本はまだ、そこまでの「訴訟社会」にはなっていないので、タバコを吸い過ぎて肺ガンになったとしても、「自業自得」と周囲も本人も納得?するのが大半だろうと思う。
日本で販売されているタバコは、価格の60%が税金で、年間2兆円ほどの税収になるという。世界で2番目にタバコの価格が高いデンマーク(96年資料)では、その税率は85%。20本入り1箱が、600円近くする。カナダでは、タバコの価格が上がるにつれて、未成年者の喫煙率が減少していったそうだ。
私自身はタバコは吸わず、近親者にも吸う人間は皆無なので、住んでいるマンションのエレベーターに、自分が乗る直前に、喫煙習慣のある人が乗っていると、その臭いを感じ取ることができる。たとえ数分前であっても・・・。なので、毎日“煙に巻かれている”生活というものがどんな感じか、想像ができないのだが、吸う本人と、近親者や同じ職場の人たちの健康を多少なりとも害することは確からしいので、止められるものなら止めた方が良いのでは、と思う。
・・・それにしても、「タールに染まった肺」の写真はコワイ(◎_◎)
「百聞は一見に如かず」?
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◆タバコの警告文、拡大表示 JTがパッケージ改装へ
〔アサヒコム 2004年11月6日〕
たばこの健康への警告表示を大きくすると、日本たばこ(JT)が5日発表した。11銘柄について、11月下旬から来年1月にかけて順次、包装デザインを切り替える。
警告文は肺がんの危険性のほか、心筋梗塞(こうそく)や脳卒中の危険性、肺気腫の悪化、妊婦への悪影響など、8種類ある。このうち2種類を組み合わせ、包装の表と裏にそれぞれ30%以上の面積を使って表示する。
(以下略)
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◆EU、たばこの箱に喫煙の害訴える写真
〔アサヒコム 2004年10月22日〕
欧州連合(EU)欧州委員会は22日、たばこの害を訴えるため、がんに侵された肺や真っ黒になった歯など42種類の警告写真を公表し、加盟25カ国で発売されるたばこの包装紙に写真を掲載するよう求めた。
(中略)
腫れ上がった気管支や瀕死の病人など、かなりどぎつい写真が採用されている。バーン委員(保健担当)は記者会見で「たばこを楽しむ人々には衝撃だろうが、喫煙は結局、がんと死を招くことを知ってもらいたい」と語った。
(以下略)