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二条河原落書

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「“人間”にある科学の進歩だけでは迫ることのできない“何か”」


分子唯物決定論。

hanikame様、突然、古い記事にトラバして失礼します。

「唯物論」あるいは、「人間の思考は電気的作用でしかない」とする「唯脳論」、それらの言葉が何を否定するものであるのか、宗教から縁遠い多くの日本人には、ピンと来ないかもしれませんが、それらは、「人間の(もっと大きく、有機的な生物としても良いかもしれません)肉体には、それぞれ個性を持った霊魂が宿る」ということを否定しているのです。

肉体や脳が滅びれば、人間として生きていたその人は「モノ」と化し、脳と神経によって流れていた電気的作用も消え、その人が生前行っていた思考も、全て雲散霧消してしまう。残るのは、その人が関わっていた何らかの物質と、その人を知る、後に残された人びとが記憶しているその人の思い出のみ・・・。

そんな不毛な人生観を持っていて、どうして私たち人間が、心穏やかに寿命を全うできましょうか。現在只今の生を生きている肉体は「乗り舟」であり、その“船頭”である魂が、永遠の生命の大河を漕ぎ渡りながら、長い長い「旅」を続けているのだという発想を土台にすれば、豊かで穏やかな人生を生ききることができると、私は思います。

 *参考書籍 
by rabbitfootmh | 2004-09-29 20:12 | 医療/生命倫理
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