二条河原落書

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「デジタル・デバイドふたたび」

ツイッターでフォローさせていただいている、楠正憲氏の20日の“つぶやき”がきっかけで、ちょっとばかし議論が盛り上がった。
私自身のリツイートにも、いくつか反応をいただいた。

その後、「iPhoneアプリ」を作ってるという中学生が、私のアカウントをフォローしてくれて、ビックリした…こういう天才肌の子供たちは、楠木氏が言うように、やっぱりその才能をできるだけ伸ばす道を開いておいてあげたいな、と思いますね。

日本の社会は、まだまだ「天才」「型破り」に対して、冷たいし、閉塞的だと思う。
スポーツや芸術の分野では、比較的10代でも活躍が注目されるようになってきたけど、「お勉強」の分野に関しては、まだまだ、なんというか、「“こまっしゃくれた”子供は可愛くない、生意気」という否定的なイメージで見られがちなんではなかろうか?


さて、私が、自分自身のツイートに関して補足しておきたいのは、以下のようなことです。

我が子が小学校にいたのは、ちょうど2年前。そんなに古い話ではない…が、学校の先生は、PCを使いこなすスキルを持っていないのが「普通」というのが現状だと思います。
IT技術やネットの世界は、どんどん前へ進んでいるのに、教師たちはPC登場以前のような、次元の違う世界に生きている。以前に問題視されたような「デジタル・デバイド」よりも、もっとひどい乖離状態、二極化状態が起きているのではないかと感じます。

ハードの進化はもちろんですが、目に見えない部分での発展・多様化は、今のガッコの先生たちの想像力のはるか先を行っているはずです。

娘が2年生か3年生の時に、参観日に「パソコン授業」が組み込まれていて、見に行きましたけど、あの当時使っていたのは、Winの98じゃなかったっけか…? 2002年か03年のことだけど。

その後、「PCは自分仕様で組み立てる」という教頭が赴任して来ると、生徒2人に1台だったPCが、1人1台に増設されました。
モニターに「I・O DATA」とあったので、廉価で購入できたのかな?
LANで学校内のPCも全部つないでましたね。といっても、PC教室と職員室だけかな?

ネットも一応つないでいましたが、「YAHOO!きっず」がホームに設定されていたため、人畜無害なサイトしか閲覧できない状態です。
グーグルはもちろんブロック! ふつーに検索ができない(苦笑)
で、子供用のソフトを使って、「カレンダーを作る」とか、「調べ学習をする」とかを、授業でやってるわけですが…ほとんどお遊びのレベルですよ。情報リテラシーもへったくれもありまへん。

私は、「PTA新聞」をワードで作って…そうそう、ワードとかエクセルも入ってないので、自宅で作って(笑)、それを学校のPC室のレーザー・プリンターを使わせてもらって印刷してたのですが、このプリンターがフリーズして使えないことが何度かあって……。

その原因はというと、授業で子供たちが「調べ学習」をして、図鑑などのページを片っ端から「印刷」しようとするものだから、授業時間中に全部をプリントアウトしきれず、プリンターのメモリーに膨大なデータが保留状態になったまま、先生が電源を落してしまって、プリンターが「おなかいっぱい」状態で動いてくれなかったのですね……。
せっかく、時間の都合をつけて学校へ出向いて行って、仕事ができないまま帰宅――ということも。

後で、PCに強い教頭先生か、もう一人、PC使いこなせる教務主任の先生が調べてくださったりすると、「子供たちが印刷しようとしてたデータが、A4で200枚ほど印刷されて出てきましたワ」とかね……しかも、オール・カラーの図版ですよ。
そりゃあ、1クラス30余人、一人当たり3枚としても、100枚ですもんね。アウトにいったいどれだけの時間が掛かったのやら。
プリンターのメモリーを初期化してしまうという手もありますが。

子供が小学校にいた最後の2年間は、その教頭と教務主任の先生がPCを使えたので、随分と仕事がやりやすかったです。
PC関連の話はもちろんですが、仕事の段取りやスケジュール管理、連絡の取り方など、「民間企業並みの仕事ができる」という意味で。

そのお二人は、我が子の卒業と同時に他校へご栄転され、教務主任の先生は、40代半ばで教頭に出世されました。
異動後の歓送迎会で、前教頭が新しく赴任した学校について「今の学校、先生方がみんな帰れへんねん。9時、10時(もちろん夜の)になっても、帰れへんから、戸締りの責任がある私も、なかなか帰られへんのですわー」とボヤいてました。

公立の学校の実務の「かなめ(要)」は、教頭先生で、教頭が仕事のできない人だと、学校全体がぐちゃぐちゃになってしまうか、教頭自身がきりきり舞いして倒れるか、どちらかではないでしょうか。
他の先生が、病気などで休職などすると、代理講師が見つかるまで教頭や教務の先生が、代理で担任の代わりに授業しなければならなかったり、大変だったようです。

公立学校でいろいろと問題が噴出すると、すぐに「先生は忙しくて手が回らないんだ」という声が出てくるんですが、私立の先生は、忙しいことを、生徒をケアできないことの言い訳になんかしないですよね。

まあ、確かに「忙しい」のかもしれませんが、その原因は、仕事がアナログなので無駄な時間がかかるのか、そもそも教師自身の仕事能力が低いのか、学校の運営方法に問題があるか、教師同士の連携プレーができてないためか、その全部なのか(苦笑)

もともと仕事能力の低い人は、PCが手元にあったとしても、それを仕事に活かすことはできないのでしょうね。
あ、いや、でも、その後赴任してきた教頭先生は、前教頭と同期で、PCのスキルはあるということでしたが、仕事能力というか、教頭としての管理能力は、もう一つだったみたいです(笑)

いずれにせよ、日本の公立学校教育の質の悪さが、日本の社会を閉塞させている大きな要因の一つではないかと憂えています。
時代の流れを敏感に感じることができなければ、子供たちが将来、社会をどう担ってゆかねばならないか、そのためにどんな勉強をしなければならないのかを、示してやれないのですから。


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以下、ツイッターより抜粋…
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by rabbitfootmh | 2010-03-22 11:42 | 子育て/教育
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