二条河原落書

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カテゴリ:子育て/教育( 206 )

「有名無実のPTAは発展的解消でOK?」

このニュース、私自身は見逃してしまっていて、知人から教えてもらって知ったのですが、スゴイことじゃないでしょうか?

和田中の「地域本部」は、「夜スペ」のニュースで何度も出てきましたけど、藤原校長が赴任された時にすぐ作ってらっしゃったのですね。


うちの子が先日卒業した小学校では、「子供一人につき、低学年で1回、高学年で1回は、最低、PTA活動に参加しましょう」という暗黙の了解があることになってはいるのですが、私なんか、なぜか、5回も引き受けてしまって・・・(苦笑)
一方で、フルタイムで働いているお母さんも増えていて、引き受けたとしても、実際はほとんど行事に参加できない人も少なくない、というのが実情。
やれる人がみんな背負って「貧乏クジ」を引いてソンする・・・みたいなイメージが強いみたいですね。「やらない人はズルイ、セコイ!」って感じ?(^^;
学校によっては、「有無を言わさずくじ引きで決める」ってところもあるようですけど。

「お父さん」の参加はありがたいんですが、平日の昼間の行事なんて出られない・・・元気なお母さんたちがキャーキャーやってる雰囲気に馴染めず(?)引いてしまってるのかもしれないけど。
全体の会議となると、お父さんたち(役員)の都合で、平日夜のご飯時なんかに開催されたりして、子供をほっとらかして出席しなければならなくなるとか、「どこが子供の健全育成のため」の活動なんや?って感じでしたね。
役員なんて、家族(父親や祖父母)やご近所さんの協力がないと、やってられないでしょうね。

PTA:東京・杉並の和田中が廃止 「地域本部」が支援、公立学校で初
 〔毎日新聞 2008年3月23日〕
 進学塾講師による有料受験対策「夜スペシャル」を実施している東京都杉並区立和田中(藤原和博校長)が来年度、PTAを廃止することが分かった。保護者は、地域住民らボランティアで構成している「地域本部」に参加し、「地域全体で生徒を支える仕組みにしたい」(藤原校長)という。公立学校のPTA廃止は全国でも例がなく、新たな論議が起きそうだ。

 同中は、リクルート出身の藤原校長が就任した03年に地域本部を設置した。会社を退職した地域住民や主婦、大学生らが学校の支援活動をしている。(中略)
 一方、PTAは、保護者を中心に、▽登下校する生徒の安全確保のための見守り▽運動会など行事の手伝い▽保護者の問題意識向上のための研修--などを実施してきた。PTA活動に参加する保護者が減っているため、その啓発に苦労しているという。
 藤原校長は「能力があり、学校支援への意欲を持っている保護者はいるが、前例踏襲型の『PTA』を敬遠する人は多い。地域本部に統合することで、多様な人材を受け入れたい」と話す。PTAの活動で必要なものは地域本部で行う。また、PTA活動は無償だが、地域本部は交通費など謝礼を出すことも検討しているという。
 (中略)
 一方、同協議会の赤田会長は「PTAは保護者の教育という大きな役割があり、一方、地域本部は教員ではカバーできない面を補う別の役割がある。PTA廃止が全国に広がるとは思えない」と話している。


当初は、「近代教育に無知な母親の教育」的な目的もあったのでしょうが、大阪市で一番熱心なのは、もちろん(!)「人権啓発」関係の研修。
今どき、左寄りの「人権問題」の話なんか聞かされて、目が開かれる人も希有なのではないと思うんだけど・・・ね?(苦笑)

それに、毎年毎年委員の顔ぶれが入れ代わって、きちんと申し送りするわけではないから、それまでの問題点を分析して改革してゆくのは難しいし、「学校現場」の空気が読めないまま新しいことをして、自分だけ叩かれたくないし・・・と考えると、結局は「前例踏襲」になってしまう、と。


ところで、この新しい動きに、文部科学省が乗り気だっていうところが、このニュースの最大のポイントだったりして?(^^)



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by rabbitfootmh | 2008-03-26 13:02 | 子育て/教育

「この49人って、ナニモノ?!」

校舎ってのは、子供たちが勉強するために建てられたものだと思うけど、「金儲けは悪」が行き過ぎると、こうなるんでしょうかねえ?

この「49人」の素性を、マスコミはつっこんで取材してきて欲しいな。
和田中をお手本にしたいと思っている他の公立学校のためにも(笑)

杉並区・和田中の「夜スペ」、差し止め求め区民が仮処分申請
 〔読売新聞 2008年3月24日〕
 東京都杉並区の区立和田中学校(藤原和博校長)が、大手進学塾と連携して今年1月からスタートさせた有料授業「夜スペシャル(夜スペ)」を巡り、区民49人が24日、「校舎の目的外使用にあたる」として、区教委などに、夜スペの実施の差し止めを求める仮処分を東京地裁に申し立てた。

 和田中の夜スペは、2年生の希望者を対象に、大手進学塾「SAPIX(サピックス)」の講師が週3~4回、有料で国語、数学、英語を教えている。

 区民らは「税金で建てられた学校施設が、一部企業の営利のために利用されるのは認めがたい。同様の目的外使用が全国の公立学校に広がる恐れがある」と主張している。



IE7.0は、Japanistと相性が悪いのか、それとも、エキブロと相性が悪いのか・・・投稿がスムースに進まない(T_T)



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by rabbitfootmh | 2008-03-24 22:57 | 子育て/教育

「戦前教育の反省・・・いつまでやれば気が済むのか?」

へこたれずに、がんばってもらいたいです、橋本知事 (p^-^)p

教育委員会って、出世コース走ってるセンセーたちの「寄り合い」でしょ?
「子供や保護者の利益のために働いてくれないなら、ジャマだし、要らない」という感じです。
「いじめ事件」が起きたって、学校とツルんで隠蔽工作してます・・・という話も少なくないし。

 ※参照 「教育委員会制度について」(文部科学省サイト)
      「行政委員会」(ウィキペディア)

橋下知事が府教委に謝罪 「命じる」発言で
 〔MSN産経ニュース 2008.3.10〕
 大阪府の橋下徹知事は10日、先週の府議会代表質問で「教員の評価をきちんとするように教育委員会に命じる」との趣旨の発言をしたことについて、「教育委員会に対して『命じる』という言葉を使ったことは知事として完全に間違っていた」と謝罪し、議事録からの発言削除も検討する意向を示した。この日の一般質問で答えた。戦前教育の反省から教育委員会は、地方自治法などにより政治的に中立な独立行政委員会と位置づけられている。

「戦前教育の反省」っていうのは、「お上のことを信じてはダメだ」というGHQのご意向のことでしょう?
・・・ってことは、今現在の社会状況においての教育委員会の存在意義や、「独立性」が妥当かどうか、という前提部分から、議論し直す必要があるんじゃないのでしょうか?

もう、ホントに、大阪市も大阪府も、数十年積もり積もったホコリを払うだけで、たいへんです。
舞い上がったホコリに“目くらまし”されずに、根本的な問題の解決に取り組んでもらいたい。
市民、府民も、問題の本質を、賢く見極めないとね。

 
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by rabbitfootmh | 2008-03-11 11:38 | 子育て/教育

「道徳や生きる力を学ばせる『ゆとり教育』・・・そうだっけ??」

「知識詰め込み式教育」をやめ、詰め込みに使っていた時間を「生きる力」を育むための、総合的な学習授業に転換させようと目論んだのが、いわゆる「ゆとり教育」で、そこに「道徳」は入れられていなかったと理解しているのですが・・・。

「ゆとり」という言葉を使いながら、公教育をあれこれ論じる人たちは、それぞれにぜんぜん違うことを考えているのだということを理解しておかないと、「“ゆとり”是か否か?」の議論は、ますます不毛になってゆくのでしょうね。

「呉越同舟」でも、発展的な方向へ進んでいけるのか、「同床異夢」で妥協して混乱を招くだけとなるのか・・・ええ加減にせぇよ! ほんまに! エライさん方がうじゃうじゃゆーとる間に、うちの子は小学校6年間、終わってもーたやないか!(T_T)

米長邦雄・日本将棋連盟会長が講演 群馬「正論懇話会」
 〔MSN産経ニュース 2008.3.7 20:07〕
 7日、前橋市内のホテル(撮影・大竹直樹) 群馬「正論」懇話会の第15回講演会が7日、前橋市のマーキュリーホテルで開かれ、日本将棋連盟会長で永世棋聖の米長邦雄氏が「美しい日本人を育てよう」と題して講演した。

 米長氏は、文部科学省が進める「ゆとり教育」路線を盛り込んだ小中学校の学習指導要領の見直しについて「道徳や生きる力を学ばせる『ゆとり教育』がどれだけ大事かを、強く訴えていくべきだ」と述べて、同省の動きを批判した。

 その教育内容に関しては「日本がどれほどすばらしく、美しい国であるかを教え、誇りを持たせること」と強調した。



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by rabbitfootmh | 2008-03-08 09:50 | 子育て/教育

「できれば、お安い公立にしたいのですが・・・」  

「当事者」として、私立中学受験を実体験しました。

朝早くから、大手塾の先生やスタッフが、受験会場の門前に陣取り、「常在戦場!」(H学園)とか、「がんばれ!」(N能研)などと染め抜いた、塾の大きな旗を掲げ、塾生たちと保護者を励まし、試験直前まで注意事項を語りかける様子には、やはり、「ちょっとヘンだよなー・・・」と苦笑してしまいました。(うちはこぢんまりした塾だったもので、旗は無かったです・笑)

今年の受験生(小学6年生)は、小学校入学時に、「ゆとり教育」が一段と進み、うすーーーい、絵と写真ばかりの教科書で勉強してきた子供たちです。

チラチラと、「お受験仲間」から漏れ聞いただけでも、同じ小学校から7~8名の同級生が受験しているということでした(1割ですね)。
公立の小中学校は、それほど荒れているでもなく、比較的のんびりとした地域だと思うのですが、小3~4年生くらいから、子供たちが自主的に受験塾へ通うことも珍しくありません。
ニュースを聞いたり、親の話を聞いたり、ネットで「ゆとり」が差別用語になっているのを見たりして、本人たちも、危機感を持っているのです。
受験直前の1週間は、担任の許可を取って、堂々と学校を休んで塾に行ってますしね。
「こんな時に、学校なんか行ってられるか!」と。

「詰め込み教育=悪」なんてぬるい発想は、「なあにを言ってんだか?」というのが、未来ある子供たちの親の本音です。

国・私立中受験、最多更新へ 大手進学塾、首都圏の推計 公立一貫校は人気
 〔産経新聞 2008年1月23日〕
 (略)・・・・
 独自推計のため数値は異なるが、いずれも前年を上回って数、率ともに過去最多と予想する。

 中学受験事情に詳しい森上教育研究所の森上展安所長は、例年「ゆとり教育」への不安から公立中を敬遠する層の私立駆け込み受験が、今年は景気の先行き不安からほとんどないため、上乗せが少ないとみている。

 早稲田アカデミーの古田信也教務部長は、数年前から公立不信は広まっており、すでに準備を進めていて駆け込み受験が少ないのではないか、という。

大阪は、まだ、公立の上位高校はしっかりしていると思うのですが、中学で「ゆとり」のまま過ごしてしまうと、今年度からの学区の統合で、上位層と下位層の二極化がグンと進んで、上位校に食い込めなくなる恐れも出てきているようです。

それなら、思春期のややこしい頃にキツイ受験をやらせるよりは、親への反抗心もほとんど無く、まだ「春に目覚めてないお年頃」の時に、ちょっとがんばらせて、中高一貫の学校へ入れた方がラクかも・・・と考えるわけです。

うちの子が受験した某中高一貫校は、3回、受験ができるのですが、2日目は、約1000人が受験していました。ダブっている子もいますが、延べで1500人くらい・・・募集枠は200人ですよ(^^; 少子化なんて、ウソでしょう(笑)

それにしても、試験問題が発表されると、熱心にメモを取ったり、カメラやケータイやビデオ(!)で問題を撮ってる親御さんたち・・・帰って、答え合わせでもしてるんでしょうか? なぞです。



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by rabbitfootmh | 2008-01-24 22:43 | 子育て/教育

「いじめを理由に転校・・・簡単じゃないらしい」   

わが家の娘は、3月で小学校を卒業するのてすが、先日、住所地の役所(大阪市内)から、保護者宛に「ちゃんと中学に通わせてくださいよ」という、通知書が送られてきました。

公式発行の通知書には、B5裏表のワラ半紙(死語?)が添付されてまして、「就学校の変更に係る手続きについて(新入学)」という説明が書いてあります。

まあ、その通知書をもらった後で、引っ越しとか、家の改築などで一時転居する予定があれば、通知されている中学校とは別の学校に変われますよ、という説明が主なんですが、その中の一つに、「いじめ」が原因で、住所地の校区外の学校へ転校を希望する場合、という事項があります。
 <許可事項>
⑤ いじめにより心身の安全が脅かされるような深刻な悩みを持っている児童生徒の転校について、学校長が教育委員会と協議をする必要があると判断した場合
 <許可期限>
当該学年末まで
次年度以降も引き続き必要な場合は年度毎に申請を要する
 <必要な書類等>
教育センター・児童相談所・カウンセラー等の意見書
 <手続き場所>
・就学予定の小学校
・在籍する小学校

<許可事項>の文章の意味がよく分からないのですが・・・

「いじめ」の被害を受けている子供の悩みは、「今ここ」の問題なのに、「学校長が教育委員会と協議をする必要があると判断」するのを待たなければいけない?
校長の考え方に左右されるということ?
で、協議して、「転校はダメ」となったら、ダメなわけ?

そもそも、「いじめられている」子供がいるということは、「いじめている」子供がほかにいるはずですが、「いじめられている」子供だけが、カウンセラーなどの診断?を受けて、「問題あり」という意見書を出してもらって、しかも、1年毎に「こっちの学校に通いたいです」と申請しなければいけないなんて・・・めちゃくちゃ面倒くさいじゃないですか。

その下には、
なお、いじめによる就学校の変更については、
 小学校への就学については指定された就学予定の小学校、
 中学校への就学については現在在籍する小学校、
または、教育委員会中学校教育担当(生活指導)(電話***)にお問い合わせください。

とあります。

学校側が真摯に対応してくれる場合は、手続きがすんなりと進むのでしょうが・・・。

また、枠外に、「許可については当該児童生徒についてのみ認めるものとします。」と但し書きがあるので、もし、兄弟の中で、一人だけ「いじめ」で悩んでいて転校を考えたとしたら、その子だけはOKで、他の兄弟は、今通っている学校に行きなさい、ということですよね。

ちょっとネット検索してみたら、読売オンラインの「教育相談」のページに、ありました。

「いじめがつらく、転校したい」(2006年10月13日 読売新聞)
その回答に、
義務教育の場合(公立学校)、「学区制」が原則だから、転校はあくまでも特別・特殊の場合であるが、できるとのことです。

 まず父母と本人がその学校(担任、校長)にいじめを受けていることを訴え相談する、そして学校が「転校という方法がこのケースの場合一番必要なこと」と考えたら、学校は教育委員会に「転校させたい」と申し出るのだそうです。

 しかしもし学校がとりあってくれなければ、地域の教育委員会に直接に訴えてもいいとのことです。

 しかし「A校に転校したい」というように特定の学校を希望してこれがそのまま実現できるかどうかは微妙です。このことも含めてあなたと、お父さんお母さんとが一致して学校や教育委員会に対して主張できるか、が最も重要です。

とありますので、やはり、すんなりといくものではない・・・ということでしょうね。

大阪府知事に立候補した橋下徹氏が、「究極のいじめ対策は円滑な転校手続き」と言ったそうで、私は、転校が「究極のいじめ対策」だとは思いませんが、モタモタしていては、本当に、切羽詰まった子供たちを救えないのではないか、とも思います。

 ◇橋下氏、自公詣で7時間…大阪府知事選   〔2007年12月19日 スポーツ報知〕

これは私の「想像」ですが、手続きを簡単にして、何らかの理由付けをして転校を希望する子供が増えると面倒だ・・・という、役所側の都合じゃないんでしょうかね。
大阪市は、毎年、「越境入学は法律違反です」(住民票の虚偽申請などのことらしい)という警告文書を配布してます。

学校によって、人気・不人気の差ができて、入学希望者数にバラツキが出るのも、「学校間格差が進む」「差別が広がる」という理由で、学区制を廃止したくないという自治体(教育委員会?)がほとんどでしょうし。

小中学校ではありませんが、大阪府では、今年度から、府立高校の学区が、2つずつ合併されたのですが、うちの該当校区では、大阪市内の地域と、市の東側に隣接するいくつかの市とが一緒になったところ、大阪市外の生徒がドッと大阪市内の学校へ流れ込んできて、競争率がめちゃくちゃ上がってしまったそうです。
トップ校はもちろん、昨年度までは「定員割れ」を起こしていた学校までが、いっぱいになったとか・・・そんなもんなんですよ、人の心理って (^^;


まあ、もう少し、弾力性というか多様性を持たせてはくれまいか、と思う、日本の公教育の現状です。


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by rabbitfootmh | 2008-01-17 14:16 | 子育て/教育

「“鈍感力”発揮のマスコミ・・・KY」

学校教育の問題については、「グーグル アラート」を利用してニュースのチェックをしているのですが、「いじめ」のキーワードで引っかかってくる記事の中に、ときどき入ってくるんですよね・・・プロ野球関連の「いじめ」が。

上位いじめ評価で土肥現状維持
 〔スポニチAnnex 2007年12月05日付 紙面記事〕
 横浜の土肥が現状維持の年俸5400万円でサインした。今季は首痛や背筋痛の影響で3度の出場選手登録抹消。しかし7勝(8敗)のうち5勝を巨人、中日から挙げたとあって「上位の強いチームに苦しいところで勝ったのは評価してもらった」と納得顔だ。来季は1年間ローテーションを守ることを誓い「2ケタという数字を明らかにしてやっていきたい」と05年以来の10勝を狙っていた。

子供たちの「いじめ」の問題が深刻に語られているそばで、「上位チームをいじめた。エライ!」という表現が、常套句として使われるというのは、鈍感過ぎじゃありませんか・・・と。

こういう本()も出てるようですし、テレビや新聞から発信されてくる「情報」は、ぼんやりと受け取っていてはいけませんね。
 ※『スポーツニュースは恐い』 ~刷り込まれる〈日本人〉
   (森田 浩之著/日本放送出版協会)

テレビのニュースを聞いていて、最近、個人的に気になっているのは、記者・アナウンサー・芸能レポーターなどが「現場リポート」でしゃべる日本語のデタラメさです。
耳から「刷り込まれる」言い回しは、けっこう記憶に残るので、教育上、悪い影響があるのでは、と心配ですね。


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by rabbitfootmh | 2007-12-10 12:53 | 子育て/教育

「こりゃあ珍回答ですな・・・悪いのは学校側だと思うけど」     

最近の「いじめ・自殺」のニュースなどを見聞きしていても、幼稚な高校生が増えてきているような感じてしまうのですが、それが「普通」なんだと言い切ってしまうこの回答者も、「大丈夫か?」と思ってしまいます。

長いですが、全文を引用しておきます。

読売オンライン:教育相談

2007年11月23日
質問:私立男子高に通っている高校1年です。
今春の受験で県立高校に落ちてしまい、滑り止めで受けた高校に通っています。入りたかった県立高より偏差値や進学実績は低いですが、僕には「将来、大手の自動車メーカーで開発がしたい」という夢があります。そのために少しでも多く勉強をし、少しでもいい成績をとろうと頑張っています。
しかし現在、僕の学校では授業崩壊が黙認されています。怒らない教師の授業では立ち歩く、大声でしゃべる、携帯ゲーム機で通信対戦をする、など。担任に相談をしましたが、クラスの生徒たちは担任を怖がっており、担任の授業はまじめに受けるため「そんなことはない、お前の勘違いだ」と言われました。
そこで、母に授業環境を改善するよう電話をしてもらいました。すると、僕が欠席をした日、担任や学年主任が「嫌なら辞めればいい」と、各クラスの授業で言いふらす有様です。まじめに勉強をしたい者ほど苦しむ環境にあるのです。高い授業料を納めているのですから、最低限の授業環境を提供することは当然だと思うのですが。
転校も検討しましたが、偏差値が今の学校より低いところにしか転校はできない、転居などの理由がないと認められにくいなど、さまざまな問題があり難しそうです。僕はどうすればいいのでしょうか。

回答:大阪学院大学助教授 加茂 英司

 相談内容を見る限り、学校の教育方針や授業崩壊の悩みに見えますが、それは表面的な悩みだと私は読みました。というのも、「怒らない教師の授業では立ち歩く、大声でしゃべる、携帯ゲーム機で通信対戦」という授業崩壊は、多かれ少なかれ、どこの高校でも見られるからです。一方で、「クラスの生徒は担任を恐がっており」と一定の歯止めがかかっているわけですから、きわめて普通の高校と言ってもいいでしょう。

 もちろん相談者を含めて全国のまじめで優秀な高校生にとっては、現在の高校が抱える問題は憂慮すべき環境ですが、それでも担任の先生との間に信頼関係があり、さらに親しい友人がいれば、それなりにみなさん楽しく高校生活を送っているようです。授業崩壊は全国的な現象ですが、退学うんぬんという話にまでに発展するケースが決して多くないのは、友人が救ってくれるからでしょう。したがって相談者の本当の悩みは担任の先生も信じられない、親しい友人もいない。つまり孤独に悩んでいると私は読みましたが、深読みし過ぎでしょうか。

 実際、人間関係でつまずいた高校生が頼る方法に通信制高校があります。通信制高校といっても、すべてを通信制で行う方法から、ほとんど通学制に近い状態で近隣のキャンパスに通学し、クラブ活動まで行う高校もあります。その中でも大手のクラーク記念国際高等学校は全国にキャンパスを用意して、通学方法も、週1日から毎日通う方法まで選択できるようです。岡山にもキャンパスがありますので、相談者も通学が可能です。同様の通信制高校が全国に存在し、転校したい高校生を積極的に受け入れているようです。文面の限りでは今の高校に通っていても道は開けないようですから、こうした新しいタイプの通信制高校へ転校をしてはどうでしょうか。

 その他にも通信制高校とサポート校との併用、あるいは大検を受けて大学へ進学する方法も、決して珍しい方法ではありません。高校から大学への道はこのように多様になっていますから、勉強したい気持ちがあるのなら道は必ず開けます。がんばって、目指す大学に入ってください。

回答者略歴
かも・えいじ 松下電器産業国際部門、神戸大非常勤講師などを経て、現職。社会人として大学院で学んだ経験を生かし、社会人の進学相談や留学相談も。マーケティングの研究に携わりながら教育、ボランティアなどについて執筆、講演活動に取り組む。主な著書に「社会人大学院入学・活用ガイド」(日本実業出版社)。

私立学校なんですから、校長に直談判したらどうなんでしょうかね?
それで改善されぽなら、入学金や授業料を返してもらって、他の学校を探すことを考えるとか。
「一浪」することになるかもしれないけど、質問者は、「親しい友だちを作ること」よりも「しっかり勉強したい」と思っているんですから、この回答者のアドバイスは、独り善がりのトンチンカンですよね。
 

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by rabbitfootmh | 2007-11-24 22:47 | 子育て/教育

「脱ゆとり・・・でも、実行は4年後?(T_T)」    

返却されてきましたよ。
春に実施された、全国学力テスト(本当の名称は「全国学力・学習状況調査」)の結果が。

うちの小学6年生は、その「成績表」を見てひと言・・・
「え゛ーっ? 偏差値が書いてない!? これやったら、自分の実力が分からんやんかー?!」

a0037706_23293948.jpg写真のような代物ですが、B4サイズの用紙に、「国語A/国語B」と「算数A/算数B」が裏表になってます。
右上のグラフは、全国の受験者の「正答数ごとの児童の割合」で、下の表は、各問ごとの「ねらい」と本人の正誤と「全国の正答率」です。

ちなみに、うちの子の小学校の「成績」が、全国的にどの程度のものかは、ぜんぜん発表が無いようです。

この成績表といっしょに、B5サイズの校長署名の「お便り」が添付されておりまして、その内容は下記の通り。
1.この調査結果は、お子様個人の大切なデータです。他の人に見せたり、渡したりすることなく、各ご家庭で大切に取り扱ってください。
2.この調査で測定できるのは、お子様の学力の、特定の一部分です。これによって、他の子どもとお子様を比べたり、順序づけたりできるものではありません。
3.個人表には、核問題についての、出題のねらいと全国の正答率、各個人の正答状況、合計正答数、合計正答数の分布状況などが示されています。
いくつ正答したかなど、数値で結果をみて、他と比べるのではなく、例にあるように個々の課題をみつける資料として活用してください。
 (例)
 ◇漢字の読み書きはよくできた。
  ・・・以下略
4.この結果は、通知表等の評定とは、結びつけて取り扱いません。また、進学等の資料にもいたしません。

でも、なんですなぁ・・・国語B(発展問題)は、記述式の問題でも、「部分点」は無くて、バッサリと「○か×か」ですよ。

ちなみに、国語A(基礎問題)の漢字を書かせる問題では、「みんなできょうりょくする」が正答率94.4%、「先生にそうだんする」が同58.3%、「魚をやく」が同70.9%です。
え? 「相談」が書けない?

算数A(基礎問題)では、「12÷0.6」の正答率が73.0%、「0.5,7/10,4/5のうち、一番大きい数の位置を選ぶ」が同55.9%、「210×0.6の式で求められる問題を選ぶ」が同54.3%となってます。

新学習指導要領 「ゆとり教育」の反省を生かせ
 〔2007年11月6日付・読売社説〕
 「理念は間違っていないが、やり方に問題があった」。中央教育審議会の“反省の弁”を、一言で言うならこうだろう。

これは、「ゆるみ教育の元凶」である、寺脇研サンもよくおっしゃってたような (^^ゞ

つまりは、「理念は完璧。実現しないのは、現場がバカだから」ってことですよね?
総合学習も、「理想的な学問システムなのに、教師が力量不足だからうまくいかない」と責任転嫁。

で、「ゆとり撤廃で授業時間数増」が決まると、「現場(教師)に負担しわ寄せ」という声が、どこからか出てきます。

あのさあ・・・教育現場の主役というか、受益者は、子供たちだと思うんですけど、彼らが基礎的な学習能力を、学校だけで身につけられるかどうかは、ぜんぜん話題に上らないっていうのが、オカシイのではないですか、マスコミの皆さん?

全国学力テスト:失敗繰り返さず、有効に活用できるか
 〔毎日新聞 2007年4月24日〕
全国学力調査の問題と解答(その他関連記事)
 〔アサヒコム 教育〕
 


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by rabbitfootmh | 2007-11-08 23:26 | 子育て/教育

「もう、この顔見るのイヤ・・・(T_T) 」

「元文部科学省審議官」の肩書きで、「ミスター偏差値」「ゆとり教育の旗振り役」の寺脇研氏が、大阪日日新聞で連載を始めました...orz

文化庁もいつの間にやら辞めてる?みたいだし、今は「京都造形芸術大学教授」ってのが、公式の肩書きなんだろうか?

なんか、最近、やたらと露出度が高くないですか?
河合隼雄・前文化庁長官がお亡くなりになってから、やたらと・・・という気がするのは、私の錯覚でしょうか?

マスコミも、こんなヘンなオジさんを担ぎ出すのは、いい加減にやめようよ。
子供たちの「学力低下」の元凶なんだからね。そこんとこ、分かってますかぁ?

「それでもやっぱり ゆとり教育」 1
 〔大阪日日新聞2007年8月12日〕
 ただ、ゆとり教育というマスコミの命名は嫌いでした。イメージ先行で内容に関心が向かないのです。教育再生会議の方を含め、ゆとり教育をたたく人の多くは、その経緯や理念に誤解も多く、議論がかみ合いません。授業時間を増やし、詰め込み教育に戻っても時代錯誤でしかないのに…。
この人が、「詰め込み教育」を目の敵にするのは、お父上に「詰め込みスパルタ教育」を施され、自殺未遂するまでに、追い詰められた経験が元になっているというのは、有名な話だし。

 ◆ゆとり教育の元凶”ミスター偏差値”寺脇研がやっと消える件
 〔Here There and Everywhere 2006 / 10 / 17〕
 彼は大学の医学部教授の父を持ち、エリート教育を受け、東京大学法学部を卒業している。しかしそのことを全く感謝していない。そして自分を東大法学部にまで行かせてくれた父親に対して、40歳を過ぎた今日までその生きざまを否定し続けている。そして未だに、父親さえいなければ自分は違う人生を送れたのにと「怨んで」いるようだ。
 (中略)
 寺脇の個人的な考え方の根底には、自分の父親に対する激しい「怨み」が渦巻いているということであった。「怨み」は「教育」とは対極にあるものである。彼は自分の父親に対する「怨み」を学校への「怨み」へと拡大させ、さらに日本の教育への「怨み」へと拡大させている。もしかすると日本という国への「怨み」へと転嫁させているのかも知れない。この教育改革の不健全性はまずそこにある。

マスコミとしては、「アンチ安倍」の刺客的存在として使ってるつもりなのかなあ・・・(^^;

この寺脇氏、対談なんかやらせると、議論の相手の話に「それはその通りです。いちいちごもっとも」と、絶対に自分が「反対の意見である」とは明言せずに、なんとなくのらりくらりとしゃべっている間に、「ゆとりバンザイ」をしっかりと盛り込んでるんですよねぇ・・・ぼやーっと聞いてる(読んでる)と、うまいこと乗せられてしまう。
「うなぎ論者」というか、なんというか(笑)

 ◆「ミスター文部省 寺脇氏の降格に思う」
  〔女子リベ  安原宏美--編集者のブログ 2006-04-12〕
 寺脇さんのロジックは何で壊されたかというと、苅谷剛彦氏にはじまる『学力低下論争』と呼ばれる論争だ。

 寺脇さんのロジックというのは、かなり影響を受けていた宮台真司氏のロジックである。ある意味、寺脇さんは宮台さんの犠牲者のように思える。

 で、当然であるが、寺脇さんが宮台さんとよくおしゃべりしてたときの教育界っていうのは旧左翼的「自由人権派」がほとんどである。格差問題というのはタブーであった。つまり麗しき「人間」を数字に換算するなんてーと思っている人が多かったからだ(今でもけっこういると思うが)。

 苅谷さんが壊しにいったのは「受験戦争が悪で、学校の先生が悪で、子どもを抑圧していて、それが教育問題、少年問題の引き金である」といった常識である。

寺脇氏がイメージとして持っている理想の教育のイメージというのは・・・
「ミスターゆとり」とも呼ばれた元文科省官房審議官の寺脇研・京都造形芸術大教授は「ゆとり教育の目的は週5日制、個性に応じた教育、総合学習の3点だ。外野の要求でゆとり見直しの見出しが立ったようだが、ゆとりの理念はいずれも変わっていない。むしろ賛成といっても良い」と話す。
 〔産経WEB 2007/01/25 「【教育再生 安倍改革】第1次報告 授業1割増」より〕
自分自身が「詰め込み教育」がイヤだったから、週休2日にしよう。
父親が自分の好きなことをさせてくれなかったから、個性に応じた教育バンザイ。
教科書の丸暗記がイヤだったから、総合学習(これもいまだに実体のよく分からないモノだが)。

ところで、今回取り上げた「大阪日日」の連載モノ、これから、どんな論を展開するのか知らないけど、第1回目を読んだだけでも、「なーんか、うまくダマされそうだよね」って気がする。

80年代、ちょうど教育実習に行きましたけど、あの頃の「校内暴力」とか「いじめ」というのは、まだまだ「ごく一部の生徒の問題」という感じでしたし、「戦後教育のゆがみの表れ」なんて、言われてましたっけ?
それに、「詰め込み教育でストレス」なんて、そんなになかったでしょ? マンガの世界では、よく、分厚いレンズのメガネをかけた「ガリ勉」クンは、主人公に敵対するような存在として描かれてましたけどね。
学校の先生だって、「しっかりお勉強しなさい!」と言ってましたし、サヨクバリバリの先生だって、マメに小テストとかやって、暗記させたりしてましたよ。

「ぬれ落ち葉」って言葉は、89年の流行語大賞ですから、「80年代の象徴」と呼べるかどうかわからないし、「少子化」なんて、まだ騒がれてなかったんじゃないの?

寺脇さーん、もう、教育からは手を引いていただいてけっこうですよ。「韓流映画マンセー!」でもやっててくださいな(^^;



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by rabbitfootmh | 2007-08-12 23:57 | 子育て/教育
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