二条河原落書

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カテゴリ:医療/生命倫理( 114 )

「科学の進歩に抑止力を持たない日本の社会」


向井・高田夫妻の「代理出産騒動」に便乗する形で、やっぱり出てきましたね。
「なんでもあり」で、なし崩し的にいろんな事例が出てくる前に、法の整備(もしくは、国としての見解を出すこと)を検討すべきだと思います。

根津院長『高齢不妊問題にどう対応』
 〔東京新聞 2006年10月17日〕
 院長が今回、新たな公表に踏み切った理由に、タレントの向井亜紀さんをめぐる事態への怒りがある。
・・・・
 「新しい取り組みに、柔軟に対応できるシステムをつくっていかなくてはいけない。法務大臣が『前例がないから』と言うのは、けしからん。前例のないことをやるから科学は進歩してきた」。そして、現在の不妊医療の問題点を、こう指摘する。


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by rabbitfootmh | 2006-10-19 12:17 | 医療/生命倫理

「すでに、臓器はモノ扱いなのか・・・?」


ひとつ前のエントリーにも書きましたが、「日々の仕事」としてやっていると、ほんとに「人の生命を扱っている」という緊張感が無くなってしまうんですね。

提供の腎臓を誤廃棄 名古屋の中京病院
 〔中日新聞 2006年10月14日〕
 名古屋市南区の社会保険中京病院(渋谷正人院長)は13日、心臓が停止した人から移植用に提供されてクーラーボックスに保存していた腎臓2個を誤って捨ててしまうミスがあったと発表した。その後、腎臓は回収されたが、汚染されており、患者に移植することはできなくなった。

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by rabbitfootmh | 2006-10-14 23:55 | 医療/生命倫理

「臓器移植で意識不明・・・手術体制不備が原因」


今年3月に行われた「脳死者からの臓器移植手術」を受けたレシピエントが、意識不明の状態に陥ったことが発表されたのが「5月」の初め。
その原因が明らかになったと発表されたのが、手術から半年以上も経った今ごろ・・・しかも、「移植の合併症」などではなく、病院の手術体制の不備が原因の「人為的ミス」であったとは。

脳死肺移植:京大病院「手術に重大な過誤」…患者意識不明
 〔毎日新聞 2006年10月12日〕
 京都大病院(京都市、内山卓院長)で今年3月、脳死肺移植手術を受けた30代の女性患者が脳障害を起こし意識不明となっている問題で、同病院は12日、「手術に重大な過誤があった」と認め、調査結果を公表した。人工呼吸器を止めるタイミングを誤ったほか、医師が手術室から長時間離れるなど、担当した3診療科の指揮系統や意思疎通にも問題があった。患者の家族にも説明して謝罪し、京都府警にも届け出たという。自粛中の肺移植は再発防止を徹底するまで再開しないとした。


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by rabbitfootmh | 2006-10-14 00:09 | 医療/生命倫理

「宇和島徳洲会病院 臓器売買事件について」


各メディアが、いろいろと報じてはいますが、まとまった情報がなかなかありません。
「臓器移植」問題については、読売オンラインが、比較的古い情報も残しておいてくれているし、何か起きた場合には、継続的に報道しているように思います。

腎臓提供者に金品、移植患者ら逮捕…愛媛県警
 〔読売オンライン 関西発 2006年10月02日〕
 愛媛県宇和島市の「宇和島徳洲会病院」(貞島博通院長)で昨年9月に行われた生体腎移植手術をめぐり、患者らが臓器提供の見返りに現金30万円と乗用車(150万円相当)を女性ドナー(臓器提供者)に渡したとして、県警は1日、患者で水産会社役員山下鈴夫(59)(同市中沢町1)と、内縁関係で、臓器売買を仲介した同社社長松下知子(59)(同)の両容疑者を臓器移植法違反(売買の禁止)の疑いで逮捕。同病院や両容疑者の自宅など関係先計3か所を捜索、カルテなどを押収した。県警は同日、特別捜査本部を宇和島署に設置し、松山市内で貸しビル業を営むドナーの女性(59)(入院中)からも立件を視野に同法違反容疑で事情を聞くとともに、病院側が臓器売買について認識していたかなどを調べる。1997年の同法施行以来、臓器売買での摘発は全国で初めて。

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by rabbitfootmh | 2006-10-06 23:58 | 医療/生命倫理

「向井さんちだけ、なぜOKなの?!」


「海外での代理出産」による「実子認知」は、「受理されない」方が珍しい事例だったのを、今回の報道で知りました。区市町村によって、判断がまちまちなんですか?

それにしても、「公序良俗に反する」という理由で、認められていなかったってのも、とっても不可解(苦笑) まあ、「我も我も」とたくさんの人が同じことをすると、親子や家族の関係がヤヤコシクなるということでしょうが・・・。

高田・向井夫妻の事例が認められたのなら、関西で「妻の年齢が50代だから」(出産は不可能な年齢と判断されたのか)という理由で認めないというのは、おかしいんじゃないだろうか? 別に「公序良俗に反する」わけではないし、60歳過ぎたって、自分で出産する女性がいないわけでもないし。

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by rabbitfootmh | 2006-10-01 12:38 | 医療/生命倫理

「臓器移植募金で“祭り”・・・?」


「臓器移植」問題がからんでいるので、気にはなりつつ、“遠巻きに”様子をうかがっていたのですが、この「祭り」の発端は、「臓器移植」でも「多額の募金」でもなさそうです。

だって、これまでだって、外国で臓器移植を受けるための費用を捻出するための募金というのは少なからずあったのに、こういう「事件」が起きたという話は聞かなかったんですから。
・・・というわけで、下記の記事の『善意も大金が絡むと・・・』という解釈は、「見当違い」ということになります。おたくの“得意分野”なのに、しっかりお調べあそばせ(^_^)

ちなみに、この記事には4日間で「104」ものトラックバック記事がつきました(9/30 午後4時半現在)。

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by rabbitfootmh | 2006-09-30 17:23 | 医療/生命倫理

「メンバーが足りません・・・本気の人望む」


「(まめ)たぬきの雑記」さん、いつも考える材料を与えてくださって、ありがとうございます(^^)
 ※「45例目肺移植で、レシピエントが重篤な状態に」(2006/5/27)

「世界の中心で、愛をさけぶ」や「半落ち」のドラマ・映画のヒット、公共広告機構(AC)のCMなどで、若い人たちに「ドナー登録」を呼びかける戦略を進めておいて、「軽い気持ちで登録してほしくない」というのは、わがまま勝手な言いぐさではなかろうか。

「臓器ドナー」と違って、2~3日の入院だけで済むとか、ドナーの健康に影響は無いとか、まるで献血と同じような軽いノリで、「ドナーになって欲しい」と呼びかけているのは、骨髄バンクの方だろうに。

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by rabbitfootmh | 2006-09-25 00:33 | 医療/生命倫理

「有限な数字から“奇跡”は感じ取れない」


2時間もかけて3億粒の米を数えて・・・ご苦労さまというしかないけど。
たった1個の精子が卵子に到達する確率は3億分の1だろうけど、排卵のタイミングとか、その前に、一組の男女がこの世で出会って深い仲になる確率まで考えると、とうてい有限な数字で考えられるようなものではない。

たかが「3億」に奇跡を感じ取れと押しつけるのは、無茶な話ではないんだろうか?

【命を考える】なぜ人を殺してはいけないか(中)「自分を大切に」から
 〔産経iza 2006.9.2〕(産経新聞8/29第1面
 生徒たちは机の上に散らばる米を1粒1粒、真剣に数えていた。大阪府東大阪市の市立長栄中学校。山下文夫教諭(63)のねらいは、米粒を男性の精子に見立て、その中から「自分」を探させることだ。
 「3億の精子のうち卵子に達するのはたった1個や。3億という数がどれくらい大きなものか、君らの命がどれほどすごい確率で生まれたのか体感してほしい」
 40人近い生徒が2時間かけて数えたのは3億にはほど遠い10万粒。それでも男子生徒が「自分がこの世にいることが奇跡だと思った」と感想文を読み上げると、山下教諭はこう付け加えた。
 「みんな自分の命の尊さは分かったと思うけど、隣におる子もそうなんや。自分の前後も、斜め横の友達も、みんな3億分の1やいうことを考えてや」
それよりも私が違和感を抱いたのは、
 ある日の授業では、教室にセーラー服や詰め襟服が持ち込まれ、自殺した中学生の新聞記事のコピーが配られた。死後、何年たっても勉強部屋がそのまま残り、制服がかけられ、かばんと運動靴が置かれている様子を想像させるためだ。生徒らの表情が見る見るうちに変わったそのとき、山下教諭はつぶやいた。
 「君らは死んだら終わりやけど、残された親の悲しみはずっと続いていく。君らはな、生きているだけで親孝行なんや」
という部分。

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by rabbitfootmh | 2006-09-02 14:55 | 医療/生命倫理

「どこでもやってるんじゃないでしょうか」


私は大阪府下の某公立病院で出産しましたが、看護師さんが「内診」してましたね(^^;

あの時は、ものすごい出産ラッシュで、新生児室に赤ちゃんが20人以上並んでました。
私が出産した日も、3台ある分娩台に、朝から1~2時間おきに次々と妊婦さんが上がりまして、医師は、あちこちから「先生、早く来てください!」と呼ばれて、「最後の縫合」をするだけで精一杯・・・みたいな状態でした(苦笑)

私のカルテには、ほとんど関わってない医師の名前が「担当医」として書かれてあったりして、「よく何事も起こらなかったよねー」という感じでしたよ。

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by rabbitfootmh | 2006-08-25 23:03 | 医療/生命倫理

「政府が規制強化・・・ご立派なパフォーマンスですこと」


「プラスティネーション」ってやつですよね。
最初っから中国で造っていたとは知りませんでした。

人体展人気の陰に人体売買疑惑~中国政府は規制を強化
 〔U.S.Frontline 2006年08月09日〕
 人体解剖展の世界的人気で、中国で博物館の展示や解剖用の人体標本を海外輸出する事業が盛んになっている。

 1999年に中国大連に初めての人体標本工場を開設したのは、体液とプラスチック樹脂を入れ換えることで死体を腐敗させず室温で維持する保存方法をあみ出したドイツの解剖学者グンター・フォン・ハーゲンス博士。ハーゲンス博士が主催する「Body Worlds(人体の不思議展)」は、世界中を巡り、過去10年間に2000万人の集客と2億ドル以上の収益を記録している。

 現在も大連の工場で、月給200~400ドルで働く約260人の労働者が年に約30体を加工している。
この「儲け」は、ハーゲンス博士が独り占め?


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by rabbitfootmh | 2006-08-13 11:29 | 医療/生命倫理
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