二条河原落書

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カテゴリ:医療/生命倫理( 114 )

中国「赤ちゃん売買&一人っ子政策“ムチ”から“アメ”へ」


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日本では、子どもがたくさん生まれて欲しいのに生まれない「少子化」が問題になっているという
のに、中国では、「一人っ子政策」で出生数を抑えようとしても効果がなく、総人口は13億人ほどに膨れ上がっている。

国の能力を超える数の人間は養えないので、切って捨てようという政策をためらいなく実施できるのは、共産主義国ゆえだろうか。宗教や神仏の存在を認めない国では、「人の値段」も安い。

中国では、避妊も人工中絶も少ないのだろうが、労働力にも家の後継ぎにもならない女の子は、ヤミからヤミへと売買され続けている。下記のニュースで摘発された数など、氷山の一角で、実際は1ケタも2ケタも大きいのではないかと勘繰ってしまいたくなる。

女の赤ちゃんのほとんどは、約15000円(1200元)以下で“取引き”されているとか。最低では500円程度という価格もあるようだ。
そうして売られた赤ちゃんたちが、いったい「どこへ」消えてゆくのかについては、まったく報じられていない。

「人の生命」の値段が安い国は、戦争で国民の数が減ることなど、痛くも痒くもないだろう。中国が“暴走”しないことを祈るばかりである。
 (み)

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◆中国:赤ちゃん118人売買、主犯6人に死刑

 〔毎日新聞 2004年7月26日 19時50分〕

 【北京・大谷麻由美】中国広西チワン族自治区や安徽省、河南省
などで赤ちゃん118人を売買していたグループが摘発され、26
日までに、事件に関与した被告52人のうち主犯格6人に死刑、
45人に無期懲役などの判決が言い渡された。25日付の中国紙
「北京晨報」が伝えた。また、中国中央テレビによると、内モンゴ
ル自治区フフホト市でも5月、赤ちゃん76人を売買していた別の
グループが摘発され、102人が逮捕された。
(以下略)
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◆中国:一人っ子政策“ムチ”から“アメ”へ

 少産夫婦の老後に年1万5000円

 〔毎日新聞 2004年7月25日 東京朝刊〕

 【北京・大谷麻由美】中国が70年代末から始めた一人っ子政策
を農村部でも浸透させるため、政策の転換が図られている。これま
では「多生(たくさん産む)」を処罰してきたが、「少生(少なく
産む)」の家庭に補助金支給を始めた。中国政府は一人っ子政策の
推進以外に、極端な男女比のアンバランス解消も狙っているようだ。
(以下略)
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by rabbitfootmh | 2004-07-26 22:28 | 医療/生命倫理

「中絶胎児利用 公正な組織で徹底議論を」


a0037706_039949.gifこういう話を聞くと、どうしても、現代の西洋医学の「唯物論」的な発想に危惧を感じてしまう。

「脳死者からの臓器移植医療」においても同様であるのだが、まずは、「やがて“捨てられる”胎児の肉体をいかに有効に利用できるのか?」という発想が先に立っているのは、問題ではないだろうか。

「脳死・臓器移植」においては、「助かる確率の高い、臓器移植手術を待つ患者に、もはや蘇生の見込みのほとんど無い、やがて死にゆく脳死者(脳死体)の臓器を有効利用したい」という発想が推進派の論理の前提になっている。

もう一つ付け加えるならば、こうした“危うい医療”に反対する側の論理として、胎児の母親であり、人工中絶手術を受ける女性個人の「自己決定(権)」という概念が持ち出されてくることに対する疑問も出てくる。

「死の自己決定権」が持つ“危うさ”に関しては、最近、で、臓器移植医療の是非について、医療界に一石を投じた小松美彦・東京海洋大学教授の、に、詳しく論じられているので、ご一読いただきたい。
(み)
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◆毎日新聞社説:中絶胎児利用 公正な組織で徹底議論を 
 〔毎日新聞 2004年7月20日 0時23分〕

ヒトクローン胚(はい)を容認した政府の総合科学技術会議生命倫
理専門調査会は意思決定のあり方に問題を残した。ところが、それ
以上に釈然としないやり方で政府が容認しようとしている関連の生
命技術がある。

 中絶や流産した胎児の細胞を患者に移植する臨床研究だ。厚生科
学審議会の専門委員会は「厳しい条件の下で認めうる」との方向を
示し、指針作りを始めた。
(以下略)
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by rabbitfootmh | 2004-07-21 23:05 | 医療/生命倫理

「中絶場面再現…生徒ら動揺、保護者抗議」


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略した部分の記事はあまりにもショッキングなので、勇気のある人だけ読んだ方がいいと思います・・・。

昨日は、横浜市内の産婦人科で「胎児をゴミ扱いで処理」などというニュースがあったが、いったいどんな神経をしているのだろう? 人を「モノ扱い」して平気という神経の持ち主が、尊い生命の誕生に関わる仕事をしていることも、私には信じられない。

しかし、それと同時に、この事件が「廃棄物処理法違反」として扱われるという事実にも耳を疑った。そうなると、中絶された胎児に対する、信じられないような行為さえ、法律では「器物損壊」程度の扱いになってしまうのだろうか?

「中絶天国日本」・・・買売春(エンコー)の蔓延で、ローティーンの少女たちの中絶数も増加の一途なのだろう。また、以前から、既婚者であっても「たくさんの子供はいらない」という夫婦による
中絶も多いという話はよく聞く。
一方で、堕胎した生命への罪悪感などから、密かに「水子供養」を行っている女性も多いのではないだろうか。

中絶は、母体に与えるリスク(不妊など)が大きいからという説明だけでは、日本での人工中絶は減らないだろう。
もっともっと、「この世に生命を授かる」ということに対する厳粛な態度や、心身ともに健全な人材を育て上げる責任を感じ、自覚的な子育てをする覚悟がなければ、安易な肉体的交渉を持つべ
きではない、というような「禁欲」の必要性と美徳を、日本の国民は身につけなければならないのではないだろうか。
 (み)
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◆中絶場面再現…学年集会で説明 生徒ら動揺、保護者抗議
 〔産経新聞 2004年7月21日〕

 東京都内の私立中学の男性教諭が、生徒指導の一環として三年生
全員に人工妊娠中絶の具体的手法などを説明していたことが二十日、
分かった。学校側は「内容が不適切だった」と認めており、文部科
学省も「生徒の気持ちを考えておらず、教師としての資質に問題が
ある」としている。  (以下略)
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by rabbitfootmh | 2004-07-21 14:07 | 医療/生命倫理

「体外受精訴訟:死後の凍結精子でも父子認知」


a0037706_13201698.gif「医療の進歩」がもたらした現実と実利益を優先して、法律を改正する方向へ向かうのか? それとも、あくまでも現行法に忠実な“解釈”による判断を貫き通すことが良いのか?

この判決の事例は、原告の実利的な訴えを認めながらも、法解釈的には「父親の死後3年以内の死後認知」という現行法に従っており、「前例」は作ったものの、将来的な展望も生殖医療の進むべき方向性も示し得なかった、ということで、人類全体が直面するであろう深刻な問題を先送りしたに過ぎないように思う。 (み)

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◆体外受精訴訟:死後の凍結精子でも父子認知~原告逆転勝訴
 〔毎日新聞 2004年7月16日 13時21分〕


<事の経過~論点整理>

夫は白血病で、骨髄移植手術に際し無精子症になる恐れから、98年に
医療機関で精子を凍結保存。

しかし、夫は、99年9月に死亡。

その後、死亡した夫の妻が医療機関から凍結精子を受け取り、別の医療
機関で体外受精して、01年5月に男児を出産。
〔体外受精が成功したのは00年6~7月頃?〕

男児を嫡出子として役所に届け出たが、父親の死後300日を経過してい
たため民法の規定で認められなかった。
妻が男児の法定代理人として、02年6月に松山地裁に、民法上の父子
関係の確認(死後認知)を国側に求めて提訴した。

1審・松山地裁判決は『社会通念上、今回のようなケースで父子関係を
認める認識は乏しい。亡父が死後の出産に同意していたとは言えない』
などとして03年11月に請求を棄却していた。

原告側(男児と法廷代理人の妻)は、『夫は死後の妊娠・出産を望んで
おり、憲法13条の「幸福追求権」などを基に「戸籍に父の名が記載され
ること」が子どもの福祉にかなう』などと主張高松高裁に控訴。

松本信弘裁判長は、請求を棄却した1審の松山地裁判決(03年11月)
を取り消し、父子関係を認める判決を下した。

<問題点>

この事例は、精子提供者の死後体外受精に関する初の父子認知で、
生殖補助医療に大きな影響を与えるのは必至。

民法は、父親の死後3年以内なら死後認知を提起できると規定して
いるが、死後の妊娠・出産については規定がない。
想定外の事例であり、国は法整備も含めた対応を迫られることにな
るであろう。

<補足情報>

1審・松山地裁で国側は『夫は凍結保存の際に「死後は精子を廃棄
する」と記載した依頼書に署名押印しており、認知によって子どもに
養育などの具体的実益もない』と反論していた。

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by rabbitfootmh | 2004-07-20 13:14 | 医療/生命倫理
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