「ネットマナーについて、文科省が教員をネットでサポート」
ただでさえ忙しい先生たちに、これ以上負担をかけるべきではない、というのが、このニュースを読んでまず感じたことだ。
「ネットマナー」以前の問題として、PCやインターネット情報を使いこなせている教員の割合がどの程度いるのかがまず、問題なのではないだろうか?
PCを使いこなすために必要なことは、よほど“機械アレルギー”というか「苦手感」がなければ、ある程度の時間をかけて慣れるしかないと個人的には思う。PCの働きやインターネットの仕組みについて、ぼんやりとでも全体的なイメージが描けるならば、時間さえかければ使いこなせるようになるだろう。
しかし、「周囲に相談できる相手がいない教員を対象に」、ネット上に専用の「相談窓口」のサイトを設けて、メールで相談できる体制を作るということだが、はたして、PC(インターネット)の初心者が、メールでの回答で理解できるものなのだろうか?
もう一つ思ったことは、「モラルやマナー」というものは、インターネット上だけで通じるものなどではなく、ナマ身で生きている、この「現実世界におけるモラルやマナー」を土台として形成されるものではないのか、ということである。
現実世界において精神的に成熟した人間ならば、ネット上でも紳士・淑女としてふるまえるはずである。
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◆小6同級生殺害:ネットマナー 文科省が教員サポート
〔毎日新聞 2004年8月21日 03時00分〕
長崎県佐世保市の小6同級生殺害事件を受け、文部科学省は、イ
ンターネット上のモラルやマナーを子どもにどう指導するか悩んで
いる教員を支援するサポート事業に、来年度から本格的に乗り出す
方針を固めた。問い合わせ専用窓口をネット上に常設し、熟練した
教員や研究者が相談に応じる態勢を整える。マニュアルとして役立
つ標準的な指導法もまとめて、全国数十の小中高校で実践するモデ
ル事業も初めて実施する方針だ。
(以下略)