二条河原落書

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「文部科学省の漢字の扱いと、日本語の文字文化」


a0037706_20255336.gif中世キリスト教の普及による「文字の文化」の発展は、テレビや電話などが発明され、庶民の生活に浸透してきた頃から徐々に衰退を始め、今やそれにPCやケータイなどが加わって、中世以前の「声の文化」になりつつあるのだという。
つまり、「(文字の)読む・書く」の能力にそれほど熟達しなくとも、「(音声言語を)聞く・話す」能力があれば、お互いの意思を通じ合わせたり、情報を得ることができる社会になっているということらしい。
 
*参照 『世間の目』


情報が「声」によって伝達されるようになると、子どもは「聞き・話す」能力がだいたい備わる7~8歳で、「小さな大人」になれる。また、テレビは子どもも大人も同時に視聴対象としているので、そ
の内容が幼稚化するという。
〔『世間の目』で著者・佐藤直樹が紹介している、N.ポストマン とW.J.オングの説。佐藤によれば、日本のケータイ・メールも、文字ではなく“音声”伝達に分類されるという〕

小学校の国語の教科書が「絵本化」しようとも、子どもたちの生活空間には漢字があふれている。テレビなどの映像メディアから流れ出す「声」情報もあふれている。子どもの知識獲得力は、侮れないものだ。たとえ自分では書けなくても、「聞く・話す・読む」能力はみるみる上がってゆく。

文科省の仕事に、意味があると言える人は居るだろうか・・・?

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◆漢字どこまで使える? 教科書会社が小学校国語で模索
 〔アサヒコム 2004年7月26日〕

 小学生の国語教科書でシェア6割を超える光村図書(東京都品川
区)は、来春から使われる小学5年生用の国語教科書の119カ所
に、学年で習わない漢字をルビ付きで使った。
(中略)
 昨年9月。文化審議会が、「心配」を「心ぱい」と漢字かな交じ
りで記す「交ぜ書き」をやめるよう答申する方向だと聞き(実際の
答申は今年2月)、「追い風」と感じていた。

 しかし、文部科学省は「習っていない漢字を使いすぎ。減らして
ほしい」と検定意見をつけた。「どれぐらい減らせばいいのか」と
聞くと、文科省の担当者は「未習漢字の数は5年生で習う漢字数の
3割ぐらいまでに抑えてほしい」と答えた。
 (以下略)
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◆難しい漢字への抵抗感薄れる、PCなどの情報機器普及で
 〔アサヒコム 2004年7月29日 20時24分〕

 「愕然(がくぜん)」や「刺繍(ししゅう)」など難しい漢字を
使うことに抵抗感が少なくなっていることが、文化庁が29日発表
した「国語に関する世論調査」から明らかになった。パソコンや電
子メールなど、かなを簡単に漢字変換できる情報機器の普及がもた
らした傾向と同庁国語課は見ている。その一方、「檄(げき)を飛
ばす」といった語句を本来の意味で理解している人は2割以下で、
慣用句の中には誤用の方が普及しているものがあることも分かった。
 (以下略)
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by rabbitfootmh | 2004-07-31 20:38 | 子育て/教育
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