二条河原落書

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「個々人の倫理観くらいではシロクロ付けられないこと」

日本では、「営利目的の代理出産」は、処罰の対象とするというガイドラインが決められたけれど()、実際はどうなるかというと・・・。

代理母志願の「軍人の妻」急増=半数を占める州も-米誌
 〔時事ドットコム 2008/04/01〕
【ニューヨーク1日時事】3月31日発売の米誌ニューズウィーク最新号は、第三者の子供を産む代理母に、軍人を夫に持つ女性が志願するケースが急増していると報じた。夫が戦地に赴いている間を利用できることなどが理由。テキサス州やカリフォルニア州では、代理母の半数を「軍人の妻」が占めるという。

 同誌によれば、不妊に悩む夫婦らに代わって妊娠・出産に臨む代理母への報酬は、2万-2万5000ドル(約200万-250万円)。これに対し、新兵の年間基本給は最高で約2万9000ドル(約290万円)だ。転勤が多い米兵の妻が定職に就いてキャリアを築くのは困難だが、代理出産であれば家計に大きく寄与できる。

 代理出産:原則禁止、公的機関試行は容認 学術会議報告案、国に立法化要請
  〔毎日新聞 2008年3月8日 西部朝刊〕
 不妊夫婦の受精卵で他の女性に妊娠、出産してもらう代理出産について検討してきた日本学術会議の検討委員会(鴨下重彦委員長)は7日、「生殖補助医療法(仮称)」で原則禁止し、公的機関の管理下で試行(臨床試験)の実施を容認する報告書案をまとめた。営利目的の代理出産は処罰し、実施した医師、あっせん者、依頼者を処罰対象とした。
代理母を受ける女性の「本心」なんて、ほとんど分からないでしょう。
でも、生活が経済的にも精神的にも満たされている女性が、わざわざ高いリスクを覚悟で、「代理母」を引き受ける例は、めったにないと思いますけどね。

在日米軍の若い兵士たちが、日本人を巻き込んだ犯罪を起こしていますが、アメリカの「軍隊」には、普通の日本人には想像できない複雑な問題が、いろいろとあるようで・・・。

『ルポ 貧困大国アメリカ』 堤 未果著(岩波新書)
  評:栗原裕一郎〔NBOnline 2008年3月28日
 イラク戦争は初の「民営化された戦争」といわれる。1990年代後半以降急成長した、民間軍事会社(PMC)や民営軍(PMF)に依存しているためだ。大雑把には、PMFはいわゆる「傭兵」の現代版、PMCのほうは非戦闘業務一般を請け負う業者である。

 このPMCが、高額なペイをエサにワーキングプアを続々と戦地へ“派遣”しているのだ。しかし、勤務の実態は悲惨で、丸腰で戦場に立つにちかい状況も珍しくなく、米軍が使用した劣化ウラン弾の影響で放射能に汚染された現地の水を飲むことを実質的に強要されるため身体も壊す。当然ヘタしたら死ぬわけだが、派遣社員は民間人扱いになるので戦死者には数えられない。

 戦地に“派遣”されるのはアメリカ人とはかぎらない。途上国からの出稼ぎ社員も少なくなく、賃金のダンピングが起きている。民間軍事会社はいまや全世界に500社以上あるそうだ。
 (評者の栗原氏によると、この本自体は、かなり強引なサヨク的内容らしいですがw)

横須賀で、タクシー運転手を殺害したらしい米兵が、「ナイジェリア国籍(あるいはナイジェリア系)」と報じられるのが、ずっと引っかかっていたんだけど、「そういうこと(↑)」なのでしょうか?

わりと最近、NHKのドキュメンタリー番組だったか、アメリカのドキュメンタリー番組だったか、「定職に就けないので、志願して軍に入り、イラクへ派遣され、数年してアメリカに帰国したが、やはり職に就けず、ホームレスに・・・」という若者たちの姿が浮き彫りにされていた。

「戦争の理由」というのは、外交問題ではなく、「内政問題」であることが少なくない、のかもしれません。


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by rabbitfootmh | 2008-04-03 11:05 | 医療/生命倫理
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