二条河原落書

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「いじめを理由に転校・・・簡単じゃないらしい」   

わが家の娘は、3月で小学校を卒業するのてすが、先日、住所地の役所(大阪市内)から、保護者宛に「ちゃんと中学に通わせてくださいよ」という、通知書が送られてきました。

公式発行の通知書には、B5裏表のワラ半紙(死語?)が添付されてまして、「就学校の変更に係る手続きについて(新入学)」という説明が書いてあります。

まあ、その通知書をもらった後で、引っ越しとか、家の改築などで一時転居する予定があれば、通知されている中学校とは別の学校に変われますよ、という説明が主なんですが、その中の一つに、「いじめ」が原因で、住所地の校区外の学校へ転校を希望する場合、という事項があります。
 <許可事項>
⑤ いじめにより心身の安全が脅かされるような深刻な悩みを持っている児童生徒の転校について、学校長が教育委員会と協議をする必要があると判断した場合
 <許可期限>
当該学年末まで
次年度以降も引き続き必要な場合は年度毎に申請を要する
 <必要な書類等>
教育センター・児童相談所・カウンセラー等の意見書
 <手続き場所>
・就学予定の小学校
・在籍する小学校

<許可事項>の文章の意味がよく分からないのですが・・・

「いじめ」の被害を受けている子供の悩みは、「今ここ」の問題なのに、「学校長が教育委員会と協議をする必要があると判断」するのを待たなければいけない?
校長の考え方に左右されるということ?
で、協議して、「転校はダメ」となったら、ダメなわけ?

そもそも、「いじめられている」子供がいるということは、「いじめている」子供がほかにいるはずですが、「いじめられている」子供だけが、カウンセラーなどの診断?を受けて、「問題あり」という意見書を出してもらって、しかも、1年毎に「こっちの学校に通いたいです」と申請しなければいけないなんて・・・めちゃくちゃ面倒くさいじゃないですか。

その下には、
なお、いじめによる就学校の変更については、
 小学校への就学については指定された就学予定の小学校、
 中学校への就学については現在在籍する小学校、
または、教育委員会中学校教育担当(生活指導)(電話***)にお問い合わせください。

とあります。

学校側が真摯に対応してくれる場合は、手続きがすんなりと進むのでしょうが・・・。

また、枠外に、「許可については当該児童生徒についてのみ認めるものとします。」と但し書きがあるので、もし、兄弟の中で、一人だけ「いじめ」で悩んでいて転校を考えたとしたら、その子だけはOKで、他の兄弟は、今通っている学校に行きなさい、ということですよね。

ちょっとネット検索してみたら、読売オンラインの「教育相談」のページに、ありました。

「いじめがつらく、転校したい」(2006年10月13日 読売新聞)
その回答に、
義務教育の場合(公立学校)、「学区制」が原則だから、転校はあくまでも特別・特殊の場合であるが、できるとのことです。

 まず父母と本人がその学校(担任、校長)にいじめを受けていることを訴え相談する、そして学校が「転校という方法がこのケースの場合一番必要なこと」と考えたら、学校は教育委員会に「転校させたい」と申し出るのだそうです。

 しかしもし学校がとりあってくれなければ、地域の教育委員会に直接に訴えてもいいとのことです。

 しかし「A校に転校したい」というように特定の学校を希望してこれがそのまま実現できるかどうかは微妙です。このことも含めてあなたと、お父さんお母さんとが一致して学校や教育委員会に対して主張できるか、が最も重要です。

とありますので、やはり、すんなりといくものではない・・・ということでしょうね。

大阪府知事に立候補した橋下徹氏が、「究極のいじめ対策は円滑な転校手続き」と言ったそうで、私は、転校が「究極のいじめ対策」だとは思いませんが、モタモタしていては、本当に、切羽詰まった子供たちを救えないのではないか、とも思います。

 ◇橋下氏、自公詣で7時間…大阪府知事選   〔2007年12月19日 スポーツ報知〕

これは私の「想像」ですが、手続きを簡単にして、何らかの理由付けをして転校を希望する子供が増えると面倒だ・・・という、役所側の都合じゃないんでしょうかね。
大阪市は、毎年、「越境入学は法律違反です」(住民票の虚偽申請などのことらしい)という警告文書を配布してます。

学校によって、人気・不人気の差ができて、入学希望者数にバラツキが出るのも、「学校間格差が進む」「差別が広がる」という理由で、学区制を廃止したくないという自治体(教育委員会?)がほとんどでしょうし。

小中学校ではありませんが、大阪府では、今年度から、府立高校の学区が、2つずつ合併されたのですが、うちの該当校区では、大阪市内の地域と、市の東側に隣接するいくつかの市とが一緒になったところ、大阪市外の生徒がドッと大阪市内の学校へ流れ込んできて、競争率がめちゃくちゃ上がってしまったそうです。
トップ校はもちろん、昨年度までは「定員割れ」を起こしていた学校までが、いっぱいになったとか・・・そんなもんなんですよ、人の心理って (^^;


まあ、もう少し、弾力性というか多様性を持たせてはくれまいか、と思う、日本の公教育の現状です。


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by rabbitfootmh | 2008-01-17 14:16 | 子育て/教育
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