二条河原落書

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「脳死判定----現場医師が懐疑的?」       

小学校の運動会も終わり、「あ~やれやれ・・・」と気をゆるめた途端に、カゼを引いてしまいました。
主婦に「休み」は無いので、半日、半日と分けて寝込んで(?)なんとか「峠」は乗り越えましたが、まだ、セキと鼻水が・・・(T_T)
猛暑のバテが一気に襲ってくる頃かと思いますので、皆さんも、お気をつけくださいませー。


さて、8月末9月半ばに、「脳死判定による臓器提供」が行われた臓器移植が行われましたが、「臓器移植法」が施行されてから、今年で丸10年。どんどん臓器移植を実施したい人たちには、苛立たしい状況のようですが・・・。

また、子供の「臓器移植」への期待も大きいのですが、「脳死」と診断されながら、1カ月以上も「心停止」にならない子供たちが、日本全国にいることが分かったとの報道がありました。

臓器移植推進派の考え方では、「普通は」脳死状態になると、1週間以内に心停止する、ということのようですが、今回の調査では、もっとも長いもので、10年半近くも「脳死状態」の患者さんもいるとか。

アメリカでは、アラン・シューモン博士の研究で、20年間、身体も成長しながら「生き続けた」(としか言いようがない)少年の事例が公表されています。
 ※拙ブログ 「私憤を国会に持ち込む議員」(2005年05月23日)参照

日本では、「臓器移植でしか助からない」幼い子供たちが、莫大な費用を募金などで集めて、海外へ移植手術を受けに行くということを、マスコミが大々的に(感動的に)取り上げることが多いですが、臓器移植で救われる命の陰で、亡くなってゆく命もあるという視点を、忘れないでもらいたいものです。


・・・というか、
「脳死は本当に“死”なのか?」
ということを、もう一度、最初からきちんと考える必要があると、個人的には思うのですが。

「脳死」状態でも、身体は血色もあって温かく、汗もかくのだそうです。
「眠っている」ようにしか思えないのだそうです。

長期脳死児:診断後1カ月以上60人 全国病院調査
 〔毎日新聞 2007年10月12日〕
 脳死状態と診断された後、1カ月以上心停止に至らない「長期脳死」の子どもが全国に少なくとも60人いることが、全国約500病院を対象にした毎日新聞の調査で分かった。長期脳死児がこれほど多数に上ることが明らかになるのは初めて。臓器移植法は15歳未満の子どもからの臓器提供を認めていないが、年齢制限を撤廃する法改正案も国会に提出されており、議論を呼びそうだ。
 (中略)
 臓器提供を前提に、小児脳死判定基準が妥当だと思うかとの問いには、回答した医師270人のうち42%が「分からない」とした。理由は「長期脳死児を『死者』として受け入れることは、家族だけでなく医療者側も難しい。移植の道を閉ざすことはできないが、一定の配慮が必要」など。「妥当でない」は17%、「妥当」は12%だった。

脳死判定 病院側は消極的
 〔読売新聞 2007年10月12日〕
 臓器移植法施行後ほぼ10年が経過しても脳死下の臓器提供が増えない背景には、臓器提供を前提とした脳死判定に消極的など、病院側の姿勢に問題があることが、有賀徹・昭和大医学部教授(救急医学)らの調査で分かった。
 (中略)
 脳死移植が進まない理由として、回答した施設は〈1〉(法的な)脳死判定に消極的〈2〉脳死判定のための人員、設備など体制の未整備〈3〉家族の申し出がない――などを挙げた。脳死判定に消極的な理由として、「脳死判定は時間がかかり、面倒な仕事になる」「マニュアルの不備」が上位を占めた。

臓器移植法の早期改正求め、決起集会…患者団体
 〔読売新聞 2007年10月8日〕
 臓器移植を受けた患者などで作る日本移植者協議会は7日、今月16日で臓器移植法が施行10年を迎えるのを機に、脳死下の臓器提供を増やすための法改正を求める決起大会を東京都中央区で開いた。

 移植医や患者家族が法改正の必要性を訴えた。参加者は「書面による本人同意を義務づける日本の法律は特異」とし、早期の法改正を要求した。一方、東京都港区では7日、弁護士や医師、倫理学者が脳死や終末期医療をテーマにしたシンポジウムを開き、脳死移植の拡大に否定的な見方も交えて意見交換した。

 

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by rabbitfootmh | 2007-10-13 12:51 | 医療/生命倫理
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