二条河原落書

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「『忠臣蔵』と『総長賭博』と・・・日本人のメンタリティー」  

少し前、 『14歳の子を持つ親たちへ』 (内田樹・名越康文の対談/新潮新書)という本を読んで、個人的にツボにハマって笑い転げたんですが、その中で、内田先生が、『日本人って、とにかく極限まで突っ走ってから、いきなり違う方向に急転換、というところがありますよね。』『僕はこれを『総長賭博』的メンタリティーと呼んでいるんですけどね。』というところがあって、納得してしまいました。
『忠臣蔵』でも、我慢して我慢して我慢して・・・最後にワーッとキレて爆発して散ってゆく、みたいな感じ。

恨みつらみが、サラーッと水に流してしまえる問題はいいんだけど、流してしまえないものは、本当は関係ないところまで巻き込んでブッ壊してしまう。

確かに、伊勢神宮の周期的な遷宮とか、古いものを壊してもう一度ゼロから建て直すというのは、ある意味で“合理的”なのかもしれません。
年月を経るうちに緩んだり、歪みが生じたりしたものを、「修正」をかけて維持するのではなく、最初から組立て直す・・・でも、その方法が有効に働くのは、「最初の形」をずっと保全する場合だけ。

建物や組織の形そのものを変えてしまわなければならない場合は、「ガラガラポン」は無駄が多過ぎるような気がする。




さて、久間前防衛相の辞任については、ただもう「空気読め」の一言で片づけてしまいたい感じなんですけど(笑)・・・つまり、個人としてどんな思想や信条を持っていようが、「自分の今の立ち位置」でやっちゃいけないことは知っておいて欲しい、ということ。

ただ、マスコミの騒ぎ方も偏っているので、久間氏一人の「責任」に帰するのも、ちょっと違うと思うし・・・。

a0037706_11561995.jpg久間防衛相:原爆投下「しょうがない」を撤回 地元長崎で
 〔毎日新聞 2007年7月1日〕


政治家の失言・暴言・なんちゃって発言・・・こういうことがマスコミで騒がれるときに戸惑うのは、
日常的に、政治や歴史の問題を勉強していない人間には、その「問題人物」の普段の“人となり”や、“ものの見方・考え方”が、どういう色彩を帯びたものであるのかを知るための情報が、ほとんど知らされないことだ。

選挙のときもそうだけど、「○○党の△△です! 当選したら□□問題に取り組みます!」の連呼だけでは、その候補者の言動を永続的に信じていいのかどうか、ぜんぜん判断ができない。
知名度だけば抜群のタレント候補なんて、タレントとしての資質はある程度分かるが、その人の「政治家として」の能力・可能性に関しての情報なんか、ゼロである。

最近の若いタレントは、自分自身でブログを開設していて、普段から「自分」に関する情報を発信しているので、テレビで見かける姿とは「別の顔」も公開され始めているようだが・・・。

今現在、政治界の表舞台で活躍している政治家でも、その“人となり”について知ろうとすれば、少し専門的な書籍や雑誌など、紙媒体で調べるしかない。
ネット上で検索しても、有益な情報はほとんど引っかかってこないし、たまに本人のHPが公開されているのが見つかっても、開設されたままほとんど更新されていない、「選挙用ポスター・チラシ」程度のものがほとんどだと思う。

若い世代が政治に関心を持つように仕向けるためにも、やはり、政治家はHPなりブログなりを作って、常日頃から「自分の考え方・活動内容」を、継続的に発信しておく必要があるのではないだろうか?
そして、ネット情報の更新を、法的に禁止するのも止めた方が良いと思う。

ネット情報に頼れないままでいくなら、国会議員の皆さんは、「政治家として考えていること・実現したこと」を、少なくとも新書1冊分くらいにまとめて本を出し、国民に提示してもらいたいもんです。

数百年前の、動物的本能?で「天下取り」ができた時代ならまだしも、今の時代に1冊の本をまとめる思考能力も無い人が、国民の将来を左右する立場にあるのは、とってもコワイことだと思うんですが、もし、それがお出来にならないのだとしたら、マスコミががんばって、閣僚や党の幹部あたりの人たちにインタビューしてまとめてもらいたい。

でもなぁ、最近のマスコミ業界は、インタビューの能力の無い記者ばっかりだもんねぇ・・・。
あんまり期待できないか・・・(T_T)



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by rabbitfootmh | 2007-07-05 12:04 | 日本の社会問題
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