二条河原落書

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「ドナー不足、臓器不足、死体不足・・・」

臓器移植をして助かった命は、「プラス1」ではなくて、その裏でレシピエントに臓器を提供した人の命の「マイナス1」があることを、サンケイ新聞は伝えようとしません(※注1)

もっとも、一人のドナーから摘出された心臓・肺×2、肝臓(分割できれば×2~3?)・腎臓×2、膵臓・・・で、数名のレシピエントが移植を受けられるので、「マイナス1」プラス「数名」なら、助かる命は増える、という考え方なのでしょうけれど・・・。

【主張】臓器移植法改正 先送りはもう許されない
 〔産経新聞 2007年5月22日〕
 世界的なドナー(臓器提供者)不足のなか、移植する臓器がなく、命を落とす患者は後を絶たない。一刻も早く審議入りして改正案を成立させ、ドナーを増やす手立てとしたい。
 ・・・・
 宇和島徳洲会病院の病腎移植やフィリピンの臓器売買、中国の死刑囚ドナーの背景に、深刻なドナー不足があることはもはや言うまでもない。

 欧米の移植先進国はドナー不足を解消するため、努力を続けている。日本はまず、ドナーを増やせるように法律を改正すべきである。
「臓器の闇マーケット」があるのは、フィリピンだけではありません。インドや東欧の貧しい地域では、日々の生活のために、自ら腎臓を闇商人に売っている人たちがたくさんいます。

政治リーダーの都合で捕まえては「死刑」を言い渡すような国で、どれほどの臓器ドナーが「生産」されているのか知りませんが、それだけやっても「世界的な臓器不足」は解消しないのですから、どんなに緩い法律であっても「合法的」なシステムの下で、移植用の臓器数が充足するとは考えられません。
 

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「臓器不足解消? 臓器は充足するものなのか?」
 〔2006年 11月 28日〕

(※注1)
2007年5月20日産経新聞・大阪市内版(社会面)
 「15歳息子の臓器提供 患者の今 つかめず戸惑い」

※画像をクリックすると拡大されます
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by rabbitfootmh | 2007-05-22 11:52 | 医療/生命倫理
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