二条河原落書

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「国がまず手をつけるべきは、親より教師では?」

『柔らかい 個人主義の誕生』を書いた山崎正和氏が、「教育」に関してどのような具体策を考えておられるのか、マスコミ情報ではいま一つ伝わってはこないのですが、今日の産経の「主張」は看過できませんね。

【主張】教育再生会議 親学と徳育は喫緊の課題
 〔産経新聞 2007/05/17〕
 道徳教育について、中央教育審議会会長の山崎正和氏は先月下旬の講演で「個人の意見」と断りつつ、「教科書を使い、試験をし、採点をするという教科の範囲の中では無理がある」「現在の道徳教育も要らない」などと述べた。さらに、「道徳は教師が身をもって教えることだ」とした。

 すべての教師が身をもって子供に道徳を教えられるような大人であれば、道徳教育は要らないかもしれないが、現実はそうではない

 現行の道徳の時間は昭和33年に設けられ、小中学校で週に1時間行わなければならないとされるが、日教組の反対闘争もあり、形骸(けいがい)化している。
国が、一つひとつの家庭に介入して、子育てについて「手取り足取り指導?」するなんて不可能だし、もし可能だとしても、やるべきではないんじゃないか? 中・朝みたいな共産主義独裁国家ならOKでしょうけど。

それよりは、学校の先生を「尊敬に値する人物」にすることが、国の仕事じゃないんでしょうか?
少なくとも、「国公立学校の教職員」の質の維持は、国が努力してやってもらわないと。

んでもって産経さん、本当に「親学」が必要な親は、新聞読んだり、テレビでニュースを見たりしてませんからね、たぶん。新聞が口角泡飛ばして「親学! 親学!」と叫んでも、DQN親の目や耳には届いてないと思いますよ。

 ※参照ブログ
山崎正和 on 道徳教育
 〔Living, Loving, Thinking 2007-04-27〕



【主張】「親学」 親の教育も緊急の課題だ
 〔産経新聞 2007/04/30〕
 子守歌など昔から引き継がれる子育ての知恵は、最新の脳科学などでも子供の心の成長に大きな影響があることが指摘されている。子供の問題行動などは学齢前の親のしつけや対応が鍵となっていることが多い。

 再生会議では、高校などで親学を充実することも検討している。家庭科などの教科書では、ジェンダーフリー(性差否定)を背景に、伝統的な父親、母親の役割や家族の絆(きずな)を軽くみるような記述や、女性の社会進出のなかで子育てを負担として描くような記述がある。命の重さや家庭の大切さを実感できる授業をしてほしい。
学校で「親学」を教えたら、生徒たちが「うちの親は、親として失格だ」なんて確信して、余計に親子関係がこじれるんじゃないのかな?(苦笑)

もう一つ、今朝(大阪市内版)の産経新聞の記事で笑っちゃったやつ・・・

栄養面から崩壊 小中生の4割「一人で朝食」
 〔産経新聞 2007/05/16〕
 小中学生の約4割は朝食を親と一緒にとらず、1人か、きょうだいだけで食べていることが16日、厚生労働省の「2005年国民健康・栄養調査」で分かった。
 このうち小学1~3年生は、同様の調査をした平成5年の27.4%から40.9%と約1.5倍になった。
 厚労省は「共働き家庭の増加などで、親に『食事は家族のだんらん』という意識が薄らいでいるためではないか。子供の栄養バランスが偏る恐れがある」と懸念を示している。
はぁ? 私は子供時代、家族はみんなバラバラに朝食食べてましたけど(苦笑)
だって、みんな出掛ける時間が違うし、専業主婦の母も、父と二人の娘を送り出してから、一人でゆっくりと食べてましたから。

いっしょには食べないけど、準備をしているのは母親でしょう?
母親が働いていようが家にいようが、朝は忙しいもんですし、日本人は、夕食重視だから、「朝は軽く」っていう人も、まだまだ多いと思いますけど?

もひとつ言えば、昔は、「家族団欒で楽しくお食事」なんてしてなかったでしょう?
御飯食べながらしゃべったりしたら、「黙って食べろ!」って、躾の厳しい父親に怒鳴られたり、箸の持ち方が違うとか、食べる順序が違うとか、いろいろとうるさいルールを教え込まれて、リラックスしての食事なんか「もってのほか」です。

もっもとも、うちは、父親が「テレビっ子」だったので、食事はテレビを見ながらの「ながら族」一家でありました。
テレビでも見てネタを提供してもらわないと、日本のオヤジたちは、子供とコミュニケーションができないのよねえ。



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by rabbitfootmh | 2007-05-17 12:05 | 子育て/教育
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