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二条河原落書

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「新聞 Vs ネット情報・・・匿名=諸悪の根源か?」

1月19日に、「ネット世界の“祭り”と匿名性」という記事を書いたのですが、CNET Japan Blogで、きちんと納得のゆく説明を読むことができましたので、ご紹介します。

この佐々木氏、元毎日新聞社会部の記者なのだそうで、「古巣」への批判ですが(^^;

◇CNET Japan Blog 佐々木俊尚 ジャーナリストの視点
「毎日新聞連載「ネット君臨」で考える取材の可視化問題」
 〔January 25, 2007 1:25 PM〕
 そしてがんだるふ氏は、実名の世界では属人性によって発言の価値が左右されるケースが多いのに対し、匿名では書いたことの中身だけで判断されるとし、実名の発言が優れているという論議は馬鹿げていると説いている。このあたりの彼の主張については私もまったくその通りだと思うし、日本社会がこれまで「誰が言ったか」ばかりを取りざたしてきたことへのアンチテーゼとして、「何を言ったか」というテーゼを今後は展開していくべきだと考えている。

取材は堂々めぐりで終わった

 だが毎日の二人の記者は、そのようには言論をとらえていないようだった。がんだるふ氏があれこれ説明したことに対し、記者らは「でも、実名に対して匿名で批判するのはおかしくないですか」と切り返した。「無限のループのような対話だった」とがんだるふ氏は振り返って言う。
「実名と匿名」については、私自身もブログという手段を用いて、2年半ほど時事問題などについて、継続的に「自分の意見」を発信しているので、がんだるふ氏と同じことを実感として持っています。

匿名(もしくはHN)で文章を書くと、その内容についてや文章の巧拙がそのまま読む側に伝わってきます。どこの誰かは分からないままであるけれど、その人の個性や人となり、価値観の違いは区別できますし、それによって自ずと、書き手に対しての「好き嫌い」ができてきます。

では、新聞記事は「匿名」ではないのか? 毎日新聞は、記事ごとに記者名が記されてはいるけれど、よほど有名な論説委員などでない限り、その記者の人となりは分からない。それはほとんど、ネット上の「ハンドルネーム」と機能的には違いはないのではないだろうか?

その他の大手新聞では、担当記者の署名は無い。
一応、「○○新聞社」の責任で書かれたものであるにせよ、記事の書き手の「顔」が見えない。
ネット上で、「大阪府・主婦」と書きこむのと大差はないだろう。


長い論文ですが、既成マスメディアの見解に対する「イライラ」が、かなり払拭されました。


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by rabbitfootmh | 2007-01-27 22:33 | メディア
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