二条河原落書

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「子供は宝ではなかった・・・かも?」

親子の「美しい絆」の話になると、よく山上憶良の歌が引き合いに出されますけども、憶良の本心がどこにあったかは、想像するしかありません。

それに、日本でも、わりと「最近」まで、子供は「労働力」だったんじゃないですか?
大切に育てられていたという意味の「宝」ではなく、生活を維持するに必要だという意味の「宝」あるいは「財産」ということかもしれないし。



『おしん』を例に挙げるまでもなく、子供は家業を担う立派な労働力で、“余剰”分の子供は奉公に出された(売られた)のでは?

【主張】将来人口推計 子供は宝ではなかったか
 〔産経新聞 2006年12月22日〕
 安政6(1859)年、英国の初代駐日総領事として日本を訪れたラザフォード・オールコックは自著『大君の都』のなかで、当時の日本を「子供の楽園」と書いている。
 かつて日本は子供が宝物だった。そのことを国民一人一人が自覚することで、少しでも少子高齢化に歯止めをかけたい。
19世紀頃でも、ヨーロッパでは「子供は人間以下」の扱いをされていたそうですから、日本の子供は幸福そうに見えたのでしょう。

同じ「主張」の中で、
 例えば、少なくとも(1)女性が働きながら出産と育児を可能とする環境を整える(2)子育ての楽しみを実感する機会を増やす(3)家計に過度な負担がかからない公教育を充実する-といった方策や政策を実行していきたい。
 十分ではないかもしれないが、これらを一つ一つ確実に実行していくことこそ、大切なのである。
と挙げて下さってますが、ホンネではできる限り「専業主婦」でいたいと思ってる女性は、まだまだ多いと思いますよ。そんなに、みんながみんな、「仕事に生き甲斐を持ちたい」と思ってるとは考えられない。

産経はいつも、「家庭での躾をしっかりと」と主張するとき、その躾をする主体は「母親」を指していると感じるのですが、それは、上記の(1)と矛盾することでは?
まずは、「ゆとり教育」を撤廃して、公教育を建て直すことを優先させれば、多くの母親は働かなくてすむようになると思います。

企業は、「ホワイトカラー・エグゼンプション」なんぞ導入せずに、景気回復によって得られた利益を、社員の給与へ配分してくれれば、お父さんたちが無理に残業で稼ぐ必要がなくなって、早く家に帰り、子供と触れ合う時間が増えて、かつ躾けができるようになるわけだし。→(2)

女性が、「結婚=永久就職」という幻想(?)を抱かなくなったことが、未婚率を上げてるのかも・・・。


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by rabbitfootmh | 2006-12-22 12:00 | 日本の社会問題
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