二条河原落書

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「勉強時間 増えた? 減った?」

同じデータについての記事なのに、見出しの意味が正反対です。
評価の対象が違うからなんですけどね。

家庭学習時間:小中学生で増加「学習離れ」に歯止めか
 〔毎日新聞 2006年12月11日〕
 社会観に関する問いでは、「いい友達がいると幸せになれる」とした小中学生はいずれも9割を超え、高校生は96.3%に達した。子どもたちが友人関係を重んじ、生活の中心にしていることがうかがわれる。「いい大学を卒業すると将来幸せになれる」と答えた小学生は61.2%だったが、高校生は38.1%に減少。学年が上がると「高学歴が有利」とは考えない傾向を示した。




学習意欲の格差拡大 高校生4割「家で勉強しない」
 〔産経新聞 2006/12/11〕
 「家庭での学習頻度」を見ると、週に6~7日勉強すると答えた中学生が前回(13年)の18.7%から28.5%と急増。ところが、高校生では「家ではほとんど勉強しない」が前回の23.1%から27.9%に、「週に1日くらい」も8.8%から9.9%になっており、全体の4割近くが家庭でほとんど勉強しなかった。1日の平均学習時間は小学生が前回の71.5分から81.5分と延び、中学生も80.3分から87分に延びたが、高校生は70.5分でほぼ横ばい。「ほとんど勉強しない」は前回22.8%から24.3%に増え、「約30分」と答えたのも14.3%から15.2%に増えた。
高校生が勉強しないで、いったい何をしてるんでしょうか?
1日に30分とか、週に1回の自宅学習で、盛り沢山の高校のお勉強についてゆけるわけないでしょう。

それから、この調査には、親の学歴・職業や所得のデータが入ってないのですが、「格差社会」とか「階層化(格差の固定化)」との関連も、無いとは言えないのでしょうね。


昔のように、中卒者を「金の卵」と呼んで就職させて、ビシビシ鍛えながら仕事をさせるのもいいかもしれないですね。
たぶん、どこかで「知識が足りない」ことがボトルネックになるだろうから、そういう明確な動機が生まれた時に、もう一度勉強する機会を与えてやってもいいと思うし。

こういう「輪切り調査」のデータを見ると、今がんばってる小学生まで、中・高校と上がってゆくと、勉強しなくなるような印象を与えられるけれども、たぶん、今の高校生よりはマシになるんじゃないかと思います・・・違うのかな?

今の高校生って、84年当時の首相だった中曽根さんが、臨教審を立ち上げて、小・中学校が「知識の詰め込み教育よりも、心の教育を」という方向へ進み始めた後に生まれた人たちだから、どっぷりと無批判に「ゆとり教育」の中で育ってるんですよね。
 ※私はこう考える【教育問題について】
  2002/07/28 朝日新聞朝刊(日本財団図書館サイトより)
  「心の教育」強調 臨教審からの改革路線、中曽根元首相に聞く

「これではいけない」と、多くの親が焦り始めた後に生まれた子供たちは、一生懸命勉強してるんじゃないでしょうか?


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by rabbitfootmh | 2006-12-12 00:13 | 子育て/教育
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