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二条河原落書

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「もしかしたらウチの子が・・・と考えた方がいいかもしれない」


「いじめ~自殺」の連鎖が止まりません。
マスコミが大騒ぎしてくれることで、行政や役所が動く可能性はありますが、ここまで深刻になってくると、「ちょっと黙ってて!」と思います。

文科相宛の第一の「遺書」について、あのヒトはこんなことを言ってました。

自殺予告:大人によるいたずらの可能性?石原知事が見解
 〔毎日新聞 2006年11月10日〕
 東京都の石原慎太郎知事は10日の定例会見で、いじめ自殺を予告する手紙について、文章能力から「あんなものは大人の文章だ。理路整然としていて、私は違うと思う」と述べ、大人によるいたずらの可能性が高いとの見方を示した。

 石原知事は手紙を受けた文部科学省など関係機関の対応については「届けられた方は迷惑千万でね、放てきするわけにはいかないだろうから、防ぎようもない」と同情。

 また、「とにかく親が関与すべきではないか。私なんか、子どもにけんかの仕方を教えた。非常に効果があって、たちまち相手を倒したら小学校で番長になっちゃった」と自身の子育て経験に触れた。そのうえで、「自分で戦ったらいい。ファイティングスピリットがなければ、一生どこへ行ってもいじめられるのではないか」と語った。【木村健二】
「いたずらだろ? ほんとに死ねるもんなら死んでみろよ」って聞こえますが・・・。




 続報:自殺予告:石原知事発言で追い詰められた 高2からはがき
  〔毎日新聞 2006年11月14日〕
 はがきは98年の年賀はがきで、12日付の新宿郵便局消印。内容は知事の発言に触れたうえで、「一生どこへ行ってもいじめられるのはつらいので『死にます』」などと書かれていた。
こんな他人の痛みの分からないオッサンに反発して命を落とすのも悔しいから、止めておきましょうね。いじめた相手をぶん殴ると、今の時代は殴った方が罪に問われますから、それもやめておきましょうね。

都知事のクールさを一蹴するかのように、手紙の消印から類推された「豊島区」では、予告の先週土曜日に、24時間体制でパトロールを続けたとか。その「豊島区」では何事もなかったものの、他の地方での子供の自殺が相次ぎました。

マスコミには「バカ騒ぎ」を止めてもらって、その代わりに、子を持つ親の一人ひとりが、自分の子供の通う学校や教育委員会、文科省、安倍首相などに「危機感」を直訴することが必要ではないでしょうか。

いくらマスコミが騒いだって、「いじめがあったかどうか調査中」とか、小学生の子が十数万円をカツアゲされてるのを「金銭トラブルだから(大したことないと放置した)」とか、ホントに、この国の公教育の現場の人たちのアタマは腐ってると思います。

もう、全部、民間に払い下げて、予算だけつけて民間人に運営させたらいかがです?

「愛国心を教える場所が無くなる」?!
そんなもん、場所を残したって、心ある親はみんな子供を私学に行かせてるし、今後、その流れが加速していったら、「教える相手(子供)」がいなくなるかもしれないのに、「アホちゃうかー」って感じですよね。

「愛国心」よりも先に、キリスト教や仏教を教育理念に据えた私立学校で、「隣人愛」や「すべての命に感謝しよう」「善行を積もう」ということを、コンコンと教えてもらった方が、なんぼかマシだと思いますよ。


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  毎年3万人が死んでいる!!
  「大切な人の自殺を防ぐためにあなたができること」

このレポートの著者の一人である樺沢紫苑氏が、11月13日発行のメルマガでこう訴えています。
 「いじめ自殺」について

■ マスコミ報道の影響の側面

 日本では、「いじめ自殺」がすごい社会問題となっています。

 現在私は「自殺予防の本」を執筆しており、自殺の専門家として、この問題に関しては何かコメントしないといけないでしょう。


 去年の北海道滝川の「いじめ自殺」。そして、教師もいじめに関わっていた福岡の「いじめ自殺」。

 それに触発されるように、ここのところ、いじめが原因と思われる中学生の自殺が続いたり、あるいは自殺を予告する手紙が文部科学省に送られたり・・・と、「いじめ自殺」に関して、いろんな波紋が起こっています。

 ここ最近、毎日のように続いている自殺ですが、これはマスコミの報道と深く関連していると言えるでしょう。

 自殺について大々的に、そして繰り返し報道することは、非常に危険であることは知られています。

 アイドル歌手の岡田有希子さんが自殺した後、後追い自殺が多発したことは有名です。

 
 自殺を考える人は、非常にたくさんいます。

 日本で自殺で死ぬ人は、1年間で約3万人です。
 
 自殺未遂を起こした人、自殺しようと何らかの行動をおこした人というのは、その10~20倍はいます。つまり、30~60万人もいます。
 
 そして、自殺を行動にはうつさないが、漠然と死にたいと思っている人は、そのさらに数倍以上。

 つまり100万人以上はいるのです。

 ザックリ言えば、日本人の100人に一人は、自殺したいと思っているのです。
 

 詳しいデータはありませんが、子供たちの世界でも、おそらくそれは同様ではないでしょうか。

 文部科学省の統計では、99~05年において児童・生徒のいじめによる自殺者はゼロという統計を出しています。
 
 そんなバカなはずがないのですが、あるジャーナリストが新聞記事を元に調べた「いじめ自殺」の件数は、最低でも30人はいるということです。

 その50~100倍くらいは、自殺を考えている子供たちがいるはずです。
 
 つまり、1500~3000人くらいの子供たちが、自殺を考えている可能性があります。
 ひょっとするともっと多いかもしれません。

 そうした、いじめでつらい思いをして「死にたい」と思っている子供たちがテレビの報道を見る。

 そこで、いじめから逃れるために「自殺する」という方法があるということを知ります。

 それまでは、「自殺」というものが漠然としたイメージでしかなかったものが、実際に「いじめ自殺」の話を聞くことで、自殺した被害者に共感してしまい、「自殺」が現実の話としてありありと迫ってくるでしょう。
 (続く)
なんとしても止めてしまいましょう。
他人事ではなく、自分の問題として、「自殺はいけない」「死んでも苦しみは終わらない」と訴えたいと思います。


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by rabbitfootmh | 2006-11-13 19:38 | 子育て/教育
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