二条河原落書

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「まだ分かってない・・・と思う」


放火・殺人を犯した少年の父親(47)は、自身も仕事を辞めてカウンセリングを受けているそうですが、「頭のいい人」だけに、理論的にもきっちりとまとまってますし、書いてあることは正論なのですが・・・本当のところは、問題の本質がまだよく掴めていないのでしょう。

少年が「広汎性発達障害」を抱えているとなると、「常識的」なコミュニケーションが成り立たないわけですし・・・もしかしたら、父親自身も、多かれ少なかれ、普通一般の人とは違う「認識の仕方」をする人なのかもしれません。

 ※参照サイト 芦屋大学 アスペルガー研究所




奈良3人焼死:長男追い詰めた罪私に…父親がコメント
 〔毎日新聞 2006年10月26日〕
 長男のしてしまった事は、取り返しのつかないことで、決して許されることではありませんが、その原因を作り、そこまで追い詰めたのは、紛れもなく父親の私であります。大人の都合で、長男を幼少時より複雑な家庭環境におき、さらに、長男の考えを聴こうともせず、とにかく、いい成績をとり、いい大学に入って、医者になることこそが長男の幸せにつながるという私の価値観を、無理やり、暴力に訴えてまで押し付け、知らず知らずのうちに、精神的な極限状態に追い込んでしまいました。そして、そのことで、何の罪もない妻や二男、長女は、命を失うことになり、長男も、今後長きにわたって罪を償うことになってしまい、結局、今までの人生で築き上げてきた何もかも失ってしまいました
・・・・
 長男が罪を償うまでの間、父子関係の本来の在り方につき、一生懸命に学ぶとともに、罪を償う長男の更生に今後の人生をささげ、長男と2人で、死ぬまで、罪を背負って生きていくことが、亡くなった妻や二男、長女に対し、私ができる唯一の償いだと思っています。
「今までの人生で築き上げてきたもの」というのも、父親がそう思っていただけだろうし、「長男と2人で、死ぬまで、罪を背負って生きていく」という表現も、自分と息子を「一体化」して見ているように思われるし・・・自分に責任の一端があるとしても、自分の人生と、息子の人生は分けて考えないと、苦しいと思いますよ。親の方が、先に人生が終わってしまうのだろうし。

もちろん、「いっしょに背負われる」息子の方が、父親よりもっと「しんどい」わけで、父親の方は、息子の罪の重さを分かち合ってやろう、というつもりなんでしょうが、息子にしたら、自分自身の罪の重さに、父親からのプレッシャーがプラスされるだけのことでしょう。

そのことを、父親が理解して、息子を切り離してやらない限り、うまくいかないと思います。たぶん・・・。


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by rabbitfootmh | 2006-10-26 23:57 | 子育て/教育
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