二条河原落書

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「14才の母? Dr.北村の意見に同感」


「金八先生」の第一シリーズで、杉田かおる&鶴見辰吾の「15歳の妊娠」の“洗礼”を受けた世代としては、「日本の社会は進歩してないな」という感じですが、当の新ドラマは見てない(そんなものをやっているのを知りませんでした)ので、さて、どうなんでしょうか。

ところで、たまたま見つけた、毎日インタラクティブのサイトの「Dr.北村」の論は、こうした「未成年者のセックス、妊娠、出産 or 中絶」について、「現場の人間」の立場での見識を示しておられると思うので、ご紹介します。





第115話 「14才の母」
 〔毎日新聞 2006年10月19日 暮らし > 女と男 > Dr.北村 診察室
 日本テレビではじまったばかりのドラマ「14才の母」が話題になっています。志田未来さん(13)が演じる未希ちゃんが産むのか、産まないのか、ドラマがどう展開されていくのかは知る由もありませんが、婦人科医として若年妊娠を見続けてきた僕としては何か心が晴れません。

 中学2年生の未希ちゃんが15歳の恋人との間で妊娠してしまうという衝撃的なドラマ。このような作品の影響力の大きさは計りしれません。たった一度であっても、セックスが行われれば妊娠や性感染症を引き受けるという教育はおざなりでありながら、結果として起こった妊娠に対しては、突如として「愛」だの「命の大切さ」だのと強調するメディア。これが怖いのです。
実はこの「Dr.北村」というのは、22日の「これは明らかに“見殺し”でしょう・・・」のエントリー中の引用記事に登場した、「社団法人・日本家族計画協会常務理事の北村邦夫さん」でして、自民党の「過激な性教育・ジェンダーフリー教育実態調査プロジェクトチーム」に“苦言”を呈したこともあるそうなのですが、「低年齢で人工中絶をするくらいなら、避妊用ピルを服用した方が良い」という立場の方のようです。

TBSだったか、妻に逃げられた「子だくさん父」の家族の追っかけドキュメントをやってましたが、あの家族も長女が16歳くらいで妊娠・出産したのを、「家族愛」で感動ものとしてまとめていたと思いますが、「いいの、それで?」という感じですよね。

日本では、なんとなく、「結婚」と「セックス」と「妊娠・出産」が、うまく噛み合っていないような気がしてなりません。
もちろん、正式に「結婚」したら、もれなく「妊娠・出産」ということが期待されるし、それが裏目に出ると、子供のできない夫婦や、子供を作りたくない夫婦(カップル)へのプレッシャーになってしまうし・・・。

うーん・・・それとも、これまで「うまく噛み合っている」という幻想をみんなが抱いていただけなのかも(苦笑)

少し前、『徹子の部屋』に、テニスの伊達公子さんが出ていて、3年前に結婚していたと知って今頃ビックリしたのですが(どうして記憶がないんでしょ?)、ドイツ人の男性と結婚する時、義理のお姉さんに「どうしてわざわざ役所に結婚届けなんか出すの?」と、ものすごく不思議がられた、という話をしていました。公的な結婚届けを出すカップルの方が、ヨーロッパでは珍しいんだと。

何でも「米欧方式がいい」とは思いませんが、「好きでいっしょに居たいから、いっしょに暮らす。好きだからセックスも真剣にやる。それで子供ができれば、“愛の結晶”。でも、うまくいかなくなったら、すっきり別れる」という考え方は、明解といえば明解ですよね。
そういう「夫婦中心」の家族では、子供が“いい迷惑”を被ることになるんですけどね。
日本式の「子はカスガイ(鎹)」というのも、良いことばかりではないですが(^^;

日本で「結婚届け」(芸能人などがよく「入籍しました」と発表しているけど、今の民法では本当は「入籍」じゃないのだそうですね)が、きっちり届け出られるのは、正式に結婚したカップルとその子供には、社会や企業からいろいろと厚い福祉が与えられるからだと思う。
逆に言えば、「正式じゃない夫婦」は、社会の福祉から「はじき出されても文句を言うな」ということかもしれないけど(苦笑)

でも、これから、女性もどんどん働くようになってきたら、「専業主婦のウマミ」が意味をなさなくなってきて、「事実婚」夫婦が増えてきたりするのかなあ。「リセット(離婚)」がずいぶんと簡単になるし?

「少子化」が問題になっているという一方で、人工妊娠中絶は多い。
上記の22日のエントリーで、厚労省の「人工妊娠中絶」に関するデータのサイトを教えてくださった方があったのですが、それだけじゃ、日本の社会がいったいどんな問題を抱えているか、ぜんぜん見えてこないんですよねえ・・・。
 ●「平成16年度 人工妊娠中絶件数・実施率,都道府県別」
 この表、上下2段になっていて見づらいので、つなげてみました(つないだら、デカ過ぎて見づらくなっちゃったんですけどね・藁)。

中絶件数の3分の2が、「20~34歳」の出産適齢期の女性たちなんですよね。
でも、「分母」が不明なんですよ。いったい、全部で何件の「妊娠」があった内の「中絶」件数なのかが分からないから、中絶1件当たりの「重み」も分からない。
女性が既婚なのか未婚なのかも不明。ただ、40代でも、2万件以上あるんですよ。ほとんど既婚の女性ですよね、たぶん。

首都圏と京阪神の地域では、確かに、中絶の割合は少ないのですが、もともと「妊娠」してる件数も少ないから、中絶しないだけなのかもしれないし。

それと、ニュースでは(そちらは平成17年度のデータでしたが)、鳥取県の人工妊娠中絶率が高いと出てましたが、その他にも、北海道、岩手、福島、高知、福岡、佐賀、長崎、熊本、大分といった地方も、1000人当たり「14~15件」と高いのです。
日本の北と南の端で、どうして多いんでしょうか? それも謎です。

データを取るなら、もっと「使える」ものを作っていただきたいものです。
「学校でのいじめの実態報告」みたいなウソ報告などは、言語道断ですが。

いったい、何が言いたいのか分からない文章になってしまいました m(_ _)m


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by rabbitfootmh | 2006-10-27 00:43 | 日本の社会問題
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