二条河原落書

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「マスコミは国民の判断を誤らせるな」


たしかに、マスコミ(マスメディア)は、国民が個々人で入手できないような情報を与え、不幸なことが起きないように注意を喚起したり、善い行いを奨めたりするのが仕事であるとは思いますが、意図的に(マスコミ自身は意識していないのかもしれないが、サヨク的根性が染みついてしまっているので、情報の選択や解釈の仕方が偏っていないとは断言できないので)国民の判断を誤らせるような情報の与え方は、慎んでいただかなければならないと思う。

奈良で、分娩中の妊婦が脳出血を起こして死亡した「事件」で、担当の医師や、その妊婦の緊急搬送を拒否した病院が多数に上ったことで、「たらい回し」の結果、「助かるはずの命が断たれた」という内容の報道がなされていました。



出産で意識不明、18病院が受け入れず…1週間後死亡
 〔読売新聞 2006年10月17日〕
 奈良県大淀町の町立大淀病院で8月、出産の際に意識不明になった同県五條市の女性について、受け入れを打診された18の病院が断り、約6時間後、60キロ離れた大阪府吹田市内の病院に搬送されていたことが、明らかになった。

 女性は脳内出血で緊急手術を受け、同時に帝王切開で男児を出産したが、約1週間後に死亡した。
この「事件」を、お医者様の立場で見ると、ぜんぜん違った解釈になってくるようです。

「奈良事件に誤診はあるか」 〔新小児科医のつぶやき 2006-10-19 より〕
physician先生の情報が真相であるなら、痛ましいことですが、この産婦の死は脳出血が起こった時点で不可避に近かった事になります。最良の結果でも脳出血の影響により重い後遺症が残っていたと考えられます。むしろこれだけ最悪の状況であるのに、子供だけでも無事助かったのは奇跡に近いかと思います。

これだけの事をして刑事罰として起訴されるのなら、もはや医療が日本で成立しなくなると考えるのは私だけでしょうか。寒気がして鳥肌を立てている産科医が無数にいるはずです。他科医も似たようなものですし、もちろん私もそうです。それでももっと怖い事に、これが先例となって、こういう事件がもっと続出する素地が確実に出来上がっています。

医療をどうしたいのかもっと真剣に考えて欲しいと思います。これはこの悲劇に残された家族の願いでもあるからです。
■[医療報道]奈良の件真相 〔へなちょこ医者の日記 2006-10-18 より〕
えー、他所のコピペです。

報道とは全然違います。

マスゴミは暴力装置になりうるというのがよくわかります。
「医療過誤」に対して、厳しい刑事罰が与えられることになると、ますます「たらい回し」は増えるだろうという意見も少なくないようです。使命感に燃えて引き受けたところが、不幸な結果によって「殺人犯」とされるかもしれないというリスクが、どんどん高くなってくるからです。

国民にとっては、「命」を預けるお医者様(病院)を信頼するしかないわけですし、万全を期して治療・処置していただきたいたい、治してもらえる、と信じないと医者にかかれなくなります。
だから、「知識や技術」などの面で未熟であることは、「許せない」ことになります。

けれども、医者であっても人間である限り、毎回、どの患者であっても「100%治療できる」ということは、不可能なわけで、いったい、どれくらいのパーセンテージであれば「許容範囲」と考えられるのか、その判断は難しいと思います。

一つひとつの病院や特定の医師の問題ではなく、地域の医療機関のネットワークや協力態勢作りなど、マクロの視点と手法で根本的に解決すべき問題である、と提言されている方もいらっしゃいます。
「転送拒否続き妊婦が死亡 分娩中に意識不明」
「奈良県警が業務上過失致死容疑で捜査へ 妊婦死亡問題」
 〔ある産婦人科医のひとりごと 2006/10/18~19 より〕
「「放置」は無いだろうと思うので」
 〔こどものおいしゃさん日記 おおきくなりたいね 2006-10-17 より〕
「朝日と毎日は今度は何を煽るのか」
 〔こどものおいしゃさん日記 おおきくなりたいね 2006-10-24 より〕


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by rabbitfootmh | 2006-10-20 22:20 | メディア
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