二条河原落書

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「なんでもかんでも“精神論”では解決しない」


まあ、産経さんが好きそうな分析ではありますね。

小学校はもはや「お勉強付きの保育所」と化しておりますので、「さもありなん」と思いますが、私たちが小学生だった頃(35年前後の昔)の学校で、なぜ「学級崩壊」が無かったかと言うと、お勉強が好きで成績も良い優等生たちが、「私たちの大切な勉強の邪魔をしないでくれ」と、先生の代わりに“引き締め”をやってたからだろうと思いますよ。

だって、昔は小学生で塾なんて、5~6年生くらいになって、クラス(40余人)に2~3人が行ってればいいとこでしたから、学校の授業で一生懸命に先生の話を聞いて、しっかり勉強しておかないといけなかったからです。

でも、今は、よくできる子たちは塾で学校以上の難しい勉強をこなしていて、別に学校の授業に身を入れなくてもいいんです。誰が騒ごうが、「どうせ塾でやるから、いっしょに遊んでおこう」と、優等生が“率先して”崩壊させてるんではないですか?



そんなことを言ったら、「親の躾けがなっとらん!」というご批判が飛んでくると思いますが、そんな「精神論」ではなくて、「授業テクニック」というか、「学校全体での組織的な体制作り」で、かなり防げるんじゃないでしょうか?

先生は友達感覚「なれ合い型」学級崩壊が急増
 〔産経iza 2006/10/13〕
 子供の教師への反発が広がって学級運営が立ち行かなくなる「反抗型」の学級崩壊が影を潜める一方で、友達感覚の優しい先生とのなれ合いの末に秩序が崩れる「なれ合い型」の学級崩壊が都市部の小中学校を中心に急増していることが、都留文科大学の河村茂雄教授(心理学)の調査研究で分かった。
・・・・
 「最近の学校は個性重視が説かれ、個に寄り添える教師が増えた。その半面で教師も子供も集団形成や統制が苦手で、学級は集団というより群衆に近い状態になっている」と語っている。
最近、ある先生から漏れ聞いたグチですが、中学受験目指して進学塾に通ってる男子生徒が、塾でやってる問題を持ってきて「先生、この問題解ける?」と、ときどき試しにくるんだ・・・と。

もはや学校の先生は、小学生ごときに学力のレベルを「試されている」状態なんですよね。

安倍新首相は、『美しい国へ』で、教育改革のための具体的な方策を細かに示しておられますが、どれもこれも、日教組が「Yes」と言って協力してくれなければ、「画に描いた餅」で終わってしまうなものばかりです。とても期待できそうにありません。

おまけに、「あるべき家族(家庭)」の理想像が、『三丁目の夕日』と『大草原の小さな家』ですから、時代錯誤もここまできたら“ご立派”という感じ。

もちろん、子供たちの親世代の大人の「モラル復活」も重要なポイントでしょうが、まずは、公立小中学校を「親がどうであれ、きちんと学力をつけてくれる場所」にする工夫をすることを優先してはどうでしょうか?

ということで、まずは、「学力別クラス編成」にする。
はっきりと、「できる子」と「できない子」の学級を分ける。
できる方のクラスは、どんどん難しい勉強をさせてやる。塾で十分な知識は身についているはずなので、それこそ、「調べ学習」などを中心にした「総合学習」的な授業が思う存分やれるだろうし。
できない方のクラスは、それぞれの子供たちの習熟度や理解度に合わせて、ていねいな授業をやる。こっちは、20~30人というクラスではなく、数人~10人程度のクラス分け、あるは、グループ分けをしてもいいんじゃないだろうか。

「学力別クラス編成」も、日教組から反発をくらいそうですけどね(苦笑)
でも、「学級崩壊で心身共にクタクタになるのと、ほとんどの生徒たちが先生の話を熱心に聞き、活き活き授業を受けてくれるのと、どっちがいいですか?」と尋ねればいいと思う。

「差別だ、人権無視だ」とかおっしゃるのかもしれませんが、難しいことをたくさん勉強して覚えたい子供たちかち、必要十分な勉学の機会を奪うことの方が、よほど人権侵害だと思いますけども? 勉強の理解が遅い子だって、他の生徒たちに気兼ねせずに、じっくり時間をかけて教えてもらえる方が、親切でしょうし。それに、そのままずっと「できない」状態でいるわけじゃなくて、どこかでグンと能力が伸びる時期もあるはずです。

「地獄への道は善意で舗装されている」という言葉は、切磋琢磨さえ認めない、今の日本の「悪平等教育体制」の行き着く先を教えてくれてますよね。


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by rabbitfootmh | 2006-10-13 23:55 | 日本の社会問題
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