「教育再生会議 設置とメンバー決定」
「なんだかんだと言われても~」・・・決まっちゃったんですね(^_^)
天海祐希さんの名前が出たときは、「正気か?(藁)」と思いましたけども。
◇教育再生会議:政府が設置決定
〔毎日新聞 2006年10月10日〕
政府は10日午前の閣議で、安倍晋三首相の私的諮問機関「教育再生会議」の設置を決定した。ノーベル賞受賞者の野依良治・理化学研究所理事長が座長に就任する。座長の野依良治氏の3年前の発言は下記、文部科学省のサイトで読めます。(大臣がまだ小坂憲次氏のままですよ(^^; )
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改革は(1)学習指導要領の見直し(2)教員免許の更新制度(3)学校評価制度(4)全国的な学力調査の実施--などが中心になる見通しで、中間報告を来年の通常国会に提出する関連法の改正案に反映させる。教育バウチャー(利用券)などの議論は来年春以降に行う。
■野依良治氏(名古屋大学教授)の意見陳述の概要
(中央教育審議会第21回基本問題部会(平成15年1月15日)より)
メンバーは・・・
浅利慶太(劇団四季代表)
池田守男(資生堂相談役)
海老名香葉子(エッセイスト
小野元之(日本学術振興会理事長)
陰山英男(立命館小学校副校長)
葛西敬之(JR東海会長)
門川大作(京都市教委教育長)
川勝平太(国際日本文化研究センター教授)
小谷実可子(スポーツコメンテーター)
小宮山宏(東大総長)
品川裕香(教育ジャーナリスト)
白石真澄(東洋大教授)
張富士夫(トヨタ自動車会長)
中嶋嶺雄(国際教養大理事長)
義家弘介(横浜市教委教育委員)
渡辺美樹(ワタミ社長)
「劇団四季」は、『李香蘭』、『異国の丘』、『南十字星』などの、「戦争もの」(と呼ばせていただいてよろしいのでしょうか?)がありますよね。
海老名香葉子さんは、「家庭の躾け」とかでがんばりそうですねー。
陰山英男先生は、立命館小学校の立ち上げで、かなりお忙しいのではないでしょうか?
中嶋嶺雄先生がおられるということは、「小学校英語授業義務化」が実現しそうですね。
ワタミ社長は、いったいどのような発言を期待されているのでしょうか?
品川裕香さんというのは、「学習障害児」の研究・支援活動をしてらっしゃる方なんですね。
最近、「LD」とか「学習障害」の話をよく見聞きするようになって、まだよく理解はできていないのだけれど、KUMON教室で出会う子供たちの中にも、ひょっとして軽い「学習障害」を抱えている子がいるのではないか・・・と思い始めている。
ただ、「特殊な障害」に関しては、教室(先生)が深入りしないことになっているらしいのだけど・・・規定の公文式学習法で「できることはやる」という感じでしょうかね。
でも、ひょっとして、「目に見えない学習障害」を抱えている子に、「どうしてこんな簡単な計算ができないの?」とか、「漢字をきれいに書きなさい」とか、やりたくてもできない「無理難題」を押しつけているんじゃないかと考え始めると、ちょっとマズイなあ・・・と。
公立学校でも、「ADHD」とか「知的障害児」と分類されると、一応「普通学級」の名簿には入れてもらえるけれど、それぞれの子供に特有の障害に合わせた教育を、学校の中で施してくれるわけではない。
結局は、それぞれの親がお金と手間をかけて、カウンセリングや特殊な教育を受けられる施設を探し回って奔走し、疲れ果てていることも多いのではないかと思う。
さて、高度成長期の頃とは、働き方や仕事内容がずいぶん変化してしまった今、公教育のあり方も、変化せざるを得なくなってきているのではないだろうか?
「みーんなおんなじ」では、教育する側も教育を受ける側も、納得できないことが増えてきている。
「日の丸」「君が代」で、全児童・生徒を国が一括管理・指導すること(それが可能になるように、家庭で親が我が子を、大人の言うことに素直に従うように躾けること)が「教育」だ、という結論が 出されないよう、願います。
※参照ブログ記事 メンパーの経歴についての情報があります
◆「どうなる教育再生会議」 〔教育ニュース観察日記 2006/10/11〕
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