二条河原落書

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「向井さんちだけ、なぜOKなの?!」


「海外での代理出産」による「実子認知」は、「受理されない」方が珍しい事例だったのを、今回の報道で知りました。区市町村によって、判断がまちまちなんですか?

それにしても、「公序良俗に反する」という理由で、認められていなかったってのも、とっても不可解(苦笑) まあ、「我も我も」とたくさんの人が同じことをすると、親子や家族の関係がヤヤコシクなるということでしょうが・・・。

高田・向井夫妻の事例が認められたのなら、関西で「妻の年齢が50代だから」(出産は不可能な年齢と判断されたのか)という理由で認めないというのは、おかしいんじゃないだろうか? 別に「公序良俗に反する」わけではないし、60歳過ぎたって、自分で出産する女性がいないわけでもないし。




向井亜紀が涙、代理母出産認められた
 〔nikkansports.com 2006年9月30日〕
 タレント向井亜紀(41)と元プロレスラー高田延彦氏(44=PRIDE統括部長)夫妻が、米国女性に代理母出産を依頼して生まれた双子の出生届受理を求めていた裁判で、東京高裁は29日、東京都品川区の不受理処分を適法とした東京家裁決定を取り消し、出生届受理を命じる決定をした。高裁は「公序良俗に反しない」と判断した。向井はブログで「涙が止まらなくなってしまいました」と喜びを語った。
 (中略)
 卵子提供・代理母出産情報センターによると、海外で代理出産をした夫婦の50組以上が実子として出生届を出して受理されており、不受理となるケースは向井夫妻で2例目。1例目の関西の50代夫婦は、妻が高齢だったため代理出産が判明。この夫婦は出生届が受理されないのは不当だとして、処分取り消しを求めた。しかし、家裁、高裁とも棄却され、最高裁も昨年11月に特別抗告を棄却する決定を下し、不受理が確定した。品川区長が最高裁に上告するかどうかは未定。
こうなると、つい最近、「亡くなった夫の凍結精子で受精し、自ら出産した女性」の子供を、「夫(内縁関係)の子として法的に認知しない」という判決についても、きちんとした「理由」を説明する必要があるんじゃないだろうか?
「(親子関係を認めるための)法律が存在しないから認めない」では、納得できないでしょう。
凍結精子訴訟:「父子関係認めず」判決が確定 最高裁
 〔毎日新聞 2006年9月9日〕
 ※もちろん、戸籍上「死亡」扱いになった人を、事務的な書類の上で「親」と明確に
  証明することができるかどうか、難しいとは思いますが・・・。

向井ブログで喜び 代理出産で“勝訴”
 〔スポニチAnnex 2006年09月29日〕
 決定理由で南裁判長はネバダ州の裁判内容や厚生科学審議会生殖補助医療部会が代理懐胎を一般的に禁じる理由などについて検討。(1)夫妻が子を持つ方法がほかにない(2)人工授精による出産が当事者の意思を十分尊重する条件下で容認されている(3)代理母の女性はボランティアで協力した―などから「このケースでは、代理母を認めることが子の福祉を害さず、ネバダ州の裁判結果は承認できる」と結論付けた。
高田・向井夫妻の事例は、代理出産をしたアメリカの「母親」をまず実母とし、それから「養子縁組」の手続きを経て、自分たちの子供として届ける方法もあるわけでしょう?(まあ、ネバダ州で早々に、代理母に「実母と主張しないこと」を、裁判によって言い渡してあるのですが)
ただ、お二人は、「書類(戸籍)の上に“養子”の痕跡を残したくない」がために、3年も頑張ってきていて、その間、双子の子供たちは、法的に「宙ぶらりん」だったわけで・・・。

なんでも「アメリカ方式が一番」というつもりはありませんが、こと「養子」に関しては、日本人ももう少し、アメリカ人の寛容さに見倣った方が良いのでは、と思います。肌の色や民族の違いもなんのその、という“太っ腹”には、脱帽です。

「イエの存続のため」とはいえ、日本でもわりと最近まで、「養子」は珍しいことではなかったはずなんですがねえ・・・。
さまざまな事情で、実の親に育ててもらえなくなった子に、愛情を注いであげられる人が現れるのは、素敵なことだと思いますよ。

なんというかなあ・・・「血のつながり」「結婚という制度の法的後ろ盾」をあまりにも重視することは、たとえなんの障害も無い親子であっても、「親と子の出会いの物語り」を失わせることになるんじゃないかと心配なんですが?

こういう表現はイヤですが、「お父さんとやっちゃったら、お母さんはぜんぜんそんなつもりはなかったのに、アンタができちゃったのよ」とか「戸籍を見れば、親子だって書いてあるでしょ?」みたいな、無味乾燥な親子関係になってしまいませんかね?

それよりは、どこまで本当かウソか分からなくても、「ずーっと前から、天国でしっかりと、親子になろうね、って約束してきたのよ。それで、あなたとこうして出会えたのよ。ほんとにちゃんと会えてよかったわぁ~(^o^)」って、子供に「物語り」することの方が、親にとっても子どもにとっても、幸福なことじゃありませんか?

 ・・・なんだか今日は、メルヘンチックな発想にひたってしまいました(^^;

「霧が晴れました」〔向井亜紀ブログ 2006年9月30日〕

※参照記事
【コラム・断】不妊治療の現場で養子の勧めを(井口優子氏)
 〔産経iza 2006/09/01〕
向井亜紀さんの代理出産を認定した画期的判決
 〔800字コラム【僕の伝言板 】 2006-10-01〕


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by rabbitfootmh | 2006-10-01 12:38 | 医療/生命倫理
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