「信教の自由の無いところに言論の自由もない」
中国で、キリスト教が激しい弾圧を受けているそうです。
「言論の自由」というのは、日本のマスコミが主張するような安っぽいものではなく、「命懸け」で自らの信仰を告白するという「信教の自由」から生まれたものなのだとか。
キリスト教は、「貧しき者」「病める者」など、弱者に勇気を与える宗教ですから、中国にはかなりの需要があるのでしょうね。
◇“邪教”キリスト教弾圧激化 中国全土で教会300撤去
〔産経新聞 2006年9月15日〕
中国当局が非公認キリスト教徒に対する弾圧を強めている。この1年で拘束されたキリスト教徒は全国で約2000人にのぼり、浙江省ではこの3年に300の教会が強制撤去された。共産党政権への不信感を埋める形で信仰が広がっているといった事情が背景にあるとみられ、全国7000万人ともいわれる「隠れキリシタン」への迫害は、求心力を失いつつある共産党政権の不安とあせりを浮き彫りにしている。「共産党指導を受けた宗教」は宗教じゃないでしょ(苦笑) 詭弁を弄したところで、結局、ホンネは「ホンモノの宗教はダメ」ってことですよね。「儒教」もダメらしいし。
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中国憲法は宗教の自由を認めているが、共産党の指導を受けない非公認宗教は「邪教」とされ、弾圧が正当化されている。
◇上海で儒教ブーム? 経営者、伝統回帰か
〔アサヒコム 2006年 9月 2日〕(gooニュース)
◇上海の「論語」私塾、閉鎖迫られる 市教委、「違法」と
〔アサヒコム 2006年09月13日〕
4歳から10歳までの子ども11人に合宿生活をさせて儒教(儒学)を中心とした中国の伝統思想を教えている上海の私塾が、市当局から閉鎖を迫られている。当局は義務教育法違反などの疑いが強いとしている。「学校」か、「家庭教育」か――。最近、中国では「論語」塾など私塾がはやっており、「草の根教育」の行方が注目されている。こういう国ですから、やっぱり「靖国参拝ケシカラン」というのは、宗教心も慰霊・追悼の心も理解して言ってることじゃないので、アメリカさんといっしょになって、「中国や北朝鮮が信教の自由を認めたら、靖国問題についての話し合いのテーブルについてやってもいいよ」って、条件を出したらいいと思います。
閉鎖を求められているのは「孟母堂」。
それにしても、日本じゃ刑務所が満杯状態だと言ってますが、中国は「思想犯・政治犯」を押し込めておく収容所が、いくらでもあるんですかね(ほんとに“押し込めておく”だけの場所だとは思いますが)
アメリカが、中国や北朝鮮を「宗教弾圧で、特に懸念のある国」に指定するようですが、そのアメリカでは、特定の宗派に所属はしていなくても、何らかの「崇拝対象」を持っている人の割合が増えているらしい。
他国からの移民の増加にともなって信仰の形が多様化してきているのでは、ということです。
◇北朝鮮、中国に懸念か 米が信教の自由報告書
〔産経新聞 2006年9月15日〕
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