二条河原落書

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「産後うつ・・・女性の方が“うつ”が多い」


福井県の東尋坊は、「自殺の名所」の汚名を返上するために、ボランティアが見回りをしたり、監視カメラを取り付けるなどして、地域全体で「自殺防止」の取り組みをしていることで有名ですが、そのボランティアのせっかくの努力がその後きちんと活かされなかったということは、日本の社会全体に、自殺を予防するための知識や体制がまだまだ整っていないことを示しているようです。

東尋坊で保護翌日に母子3人自殺
 〔nikkan sports.com 2006年8月6日〕
 大阪市淀川区のマンションで5日午前4時すぎ、女性と乳幼児2人の3人が頭から血を流して死亡しているのが見つかった。3人は大阪府羽曳野市の女性(37)と長女(3)と生後1カ月の長男。女性は4日、福井県の東尋坊で子供2人と無理心中を図ろうとしたところを自殺防止ボランティアに保護され、親族が実家に連れて帰ったばかりだった。ボランティアは「残念でならない」とした上で、自殺防止体制の早急な整備を訴えた。
幼い子供二人・・・それも、生まれたばかりの命が失われたというのは、悲しいことですね。





母親のマンションに、「里帰り出産」で戻っていたということですが、他に家族がいなければ、3歳の子供さんにも手がかかりますし、そこで若い母親自身が体調を崩したとなると、なかなかたいへんだったろうと思いますが・・・自宅が同じ大阪府内の羽曳野市ならば、それほど離れていないので、なんとかできなかったのでしょうか。

というか、周囲は、若い母親が、それほど深刻な事態に精神的に追い込まれていることに、気付かなかったのかもしれませんが。

女性は、日常生活の中でさまざまなストレスを受けたり、ホルモン・バランスが崩れたりすることで体調を崩し、男性よりも「うつ(鬱)」状態になりやすいのだそうです。
更年期症状が発症する頃に、子供が思春期の難しい年頃になったり、受験の時期に重なったりすると、「子供のことは妻任せ」の夫が多い日本では、母親にかなりの精神的負担がかかってしまい、「うつ」的になることも少なくないのでは?

また、産前産後の時期は、不安も強くなりますし、子供が生まれれば、自分自身のことを考えるヒマもないほど、子供のことにかかりきりになってしまいます。完璧主義や責任感の強い人ほど、なんでも自分で抱え込んでしまって、不安と不能感に襲われて精神的にまいってしまうのかもしれません。

「子供をもっと産め」と号令をかける前に、こういう女性の問題にきちんと対処することの方が重要なのではないでしょうか? 少しでも不安要因が減ってゆけば、女性は安心して子供を産む気になると思います。

 ※ 「心に響く文集・編集局」 (代表・茂(しげ)幸雄さん)


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by rabbitfootmh | 2006-08-07 15:11 | 日本の社会問題
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