二条河原落書

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「やっぱり出た(笑) 生体移植より脳死移植」+追記


昨日(7月25日)、 「生体肝移植ドナーに重い後遺症 レシピエントも・・・」という記事を書き、『「元気な人にドナーになってもらうのは、リスクが高いから」という理由で、「脳死と判定されて人に、もっとたくさんドナーになってもらおう」という方へ流れてゆくのも、倫理的にどうかと思うので、慎重にやっていただきたいですね。』と締めくくったのですが、さっそく産経新聞が「主張」で出してくれました(苦笑)

産経新聞【主張】生体移植 避けたい健康体へのメス
 〔2006年7月26日 朝刊〕
 群馬大病院で行われた生体肝移植手術で、夫に肝臓を提供した妻が、血液凝固阻止剤の過剰投与から下半身不随になった。気の毒なことに夫も手術から4カ月後に死亡した。これを機会に「生体移植」を考え直したい。
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 生体移植が家族に精神的負担を強いる問題も忘れてはならない。家族は自らの健康や将来の人生を考慮してドナーになるぎりぎりの決断をする。決断できなかった場合、周囲から非難されることに耐えなければならない。
 さまざまな問題を持つ生体移植は第2の選択肢であるべきだ。第1の選択肢は、脳死移植である。そうなるためにも、脳死ドナーを増やせるように臓器移植法を改正する必要がある。
臓器を提供できない家族への「プレッシャー」というのは、きわめて日本的な問題のような気がするのですが・・・確か、河野太郎議員もそうだったんですよね。「あんたしかいないだろう」と、親族からのプレッシャーが強かったそうです。



産経は「紙」の方でも、「社会部発」という署名付きコラム(安東義隆記者)で、『(生体肝移植は)邪道だからやらない』という、大阪大学の移植医の言葉を冒頭に掲げて、はっきりとは主張していないが、「倫理的にも問題の多い生体移植は止め、脳死移植を普及させるべきだ」と言っているように思われる(はっきり言わないで“情に訴える”という手段も、なんだか卑怯ですね)。
『しかし、移植医療の倫理上の問題をめぐり、国を挙げて侃々諤々の議論が交わされたのも今は昔。原点とも言える問題が、いつのまにやら軽んじられてはいないだろうか、心配だ。』という締めくくりのパラグラフにある「原点」というのは、「脳死移植」のことですよね?

なぜ、産経だけがそこまで臓器移植法改正に「こだわる」のか、その理由が知りたいです。

 ☆追記:産経のizaブログで、同じ意見の方を発見  「生体移植と脳死.」 by robby さん
生体移植は確かに後遺症が残ってしまう.
健康な身体を傷つけるわけですから.
そのことを十分承知,理解した上で行うべきです.

てかさ.
死んだ人には後遺症が残らないからかまわないのさっ!
っていっているように聞こえるぞ.この記事.
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あーだこーだとりとめなく書いてきましたが.
どちらにせよ.
移植によって全治はないらしいです.
異物を身体に取り込んでしまうわけですから,拒絶反応が起こってしまいます.
将来,移植に頼らない技術が発達することを祈ります.
・・・・
なんで,サンケイさんは脳死移植をこうもすすめるのか.
なにか理由があるのでしょうか?


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by rabbitfootmh | 2006-07-26 08:28 | 医療/生命倫理
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