二条河原落書

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「放火殺人・・・少年の祖母は“教育ママゴン”だった?」


短期的な戦術としては正しくても、長期的な戦略としては、見通しを謝って失敗した・・・ということなのでしょうか。

奈良の放火殺人事件の少年のスパルタ父は、母親から厳しい教育を受けてたそうです。親族に医者が多いとか。

医学部進学を目指しての受験勉強・・・それだけでも高いレベルが求められるでしょうが、何もトップの成績で試験に合格しなくても、「そこそこ」の点数で“もぐりこむ”こともできるでしょうし、「医学部」の合格偏差値だって、大学によっていろいろだし。まあ、その後の進路(出世)に影響はするでしょうが。
トップの成績で入学しても、そのあとの学業をこなしてゆけるかどうかは、また別問題だし。



そういう、将来の道筋をあれこれ考えて、自分の子供にいちばんあったシナリオを提供してやることに関しては、この父親は「無知」であったということなんでしょうね。自分自身が、母のいう通りに頑張って「成功」してしまったことが、「失敗(予定変更)の可能性」を考える知恵をつける余裕を失わせてしまったのでしょう。

ところで、産経新聞が25日の「産経抄」26日の「主張」で、この事件を取り上げています。
ところが、「産経抄」の方では、広島の「保険金殺人」と並べ、『2つの事件の根底には、命をないがしろにし、金がすべてであるとする物質至上主義が横たわっている。』と断じています。
関係ないじゃん? 父親の方が、「医者になったら金持ちになれる」という思想の持ち主だったかどうか、それが事件の要因であったかどうかも、今のところは分からないのだし。家出していた少年の方は、食べるものを買えるだけのお金も持ってなかったらしいし。

また、26日の「主張」では、昨年6月の「板橋の放火殺人事件」といっしょに論じているのですが、父親に抑圧されていた、という点では同じでも、板橋の一件は父親が「仕事よりもホーホケキョー」で、息子に自分がやるべき管理人の仕事をさせ、それほど“アタマがイイ”とは思われないのに、息子に「おまえはオレより頭が悪い」と罵倒していたとかいうことだったので、いっしょにしてはいけないと思うんですが・・・?

 ※池内ひろ美の考察の日々
  「奈良・母子放火殺人」(June 24, 2006)
なぜ彼は義母子を殺したのか?

彼は、ちゃんと自分の言葉で語っている。

「リセットしたかった」

成績も家族もいろいろなことを消し去りたい、リセットしたいと考えた。
     

 ※奈良母子放火殺人  まとめ&個人的見解
   〔ローラの日記 2006年 06月 26日〕
この事件、他人事とは思えず、 ずっと目で追っていました。

私の出身高校も 一応進学校で

医者の息子や娘がいっぱい居たわけです。(私もだけど)


今回の事件、これは必然性が大いにあると思う。
いくつかの不幸が重なり、最悪の結果として吐き出された感はあるけど、

勝ち組社会のひずみ とも形容できるこの手の事件は
これから増えるかも知れない。
  (略)
今回の事件で痛感するのは、
レールの上を歩んでいくのも大変なんだってこと。

世間では あそこの家は親が医者だから 子供も医者になったのね的な話が展開されることって多いけど、 レールを踏み外さずに歩むのも 結構大変なのだ。
  (略)
少年の父親は、前妻と離婚してからわずか5カ月で再婚してたんだそうで・・・。


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by rabbitfootmh | 2006-06-26 11:38 | 日本の社会問題
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