二条河原落書

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「話者の意志を表す“shall” 英語の話」


もう数回見ているのですが、なんとはなしに昨夜、テレビで放映されていた『ロード・オブ・ザ・リング~旅の仲間』を見てしまいました(“ながら”ですけど)

最後の方で、坑道を進む旅の一行に「バルログ」が襲いかかるシーンで、ガンダルフが最後尾で立ちはだかって祈るように叫びます。
「You shall not pass !」(ここは通さんぞ!) 

これを聞くたびに、中学の時に習った英文法を思い出します。



未来の出来事を表すだけでなく、話している本人の「意志」が意味に含まれているという「shall」の用法を。

その時、先生が教えてくれた例文は、確か、「You shall die !」というぶっそうなものでした(苦笑) 「あなたが死ぬのは、私の意志である。殺してやるぞ。生かしておくものか。」

もう一つ有名な?例文は、「I shall return !」(私は必ず戻ってくるぞ!)です。
これは、占領後の日本から本国へ呼び戻された、マッカーサーが旅立つ際の“捨てぜりふ”らしいです。

6/26追記:
 ※すみません。
  「事実誤認」がありましたので、下記の“haruhicoさん”のコメントを参照してください。

  Wikipediaの「ダグラス・マッカーサー」の項の解説より
1941年12月8日に開戦した太平洋戦争(大日本帝国の呼称大東亜戦争)中、南西太平洋方面の連合国軍総司令官として東南アジアで日本軍と戦った。大日本帝国陸軍のマニラ侵攻によりフィリピンより撤退を余儀なくされた際「I shall return 私は(天の意思により)必ず戻って来る(助動詞に意思を表す will ではなく自然の摂理である shall をマッカーサーは選んだとされる。)」と言い残して、コレヒドール島から家族や幕僚達と共に魚雷艇でミンダナオ島に脱出、パイナップル畑の秘密飛行場からB-17 (爆撃機)でオーストラリアに飛び立った。この敵前逃亡は彼の軍歴の数少ない失態となった。
この説明では、「shall」が「天の意思、自然の摂理」を示すとなっていますが、ジーニアス英和辞典で調べてみたところ、文の主語が二人称の場合には、「神の意志などが反映される場合には、おごそかな予告・禁止となる」、主語が三人称の場合には、「神・自然の法則の意志などが反映される場合には、おごそかな予告・運命の宣告となる」とあり、主語が一人称の場合には「決意を強く表すとき」とあり、例文にマッカーサーの言葉が示されています。

 Mr.Hoshino said,“Mr.Murakami shall take the Heaven's judgement”.
  (この英作文、あってます?)


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by rabbitfootmh | 2006-06-25 19:12 | その他もろもろ
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