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二条河原落書

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「脳死状態で4年3カ月生存・・・?」


脳死・臓器移植を推進しようとしているお医者さんたちは、「脳死になれば、結局は1週間程度で死ぬ」という仮説を前提にして、「死ぬことは確実だから、無駄に死なせるよりは、移植を待っている患者さん(レシピエント)に臓器を提供してもらった方がおトク」と考えているわけですが、今回、発表された事例だけをみても、「脳死判定」というのが、危ういものだということが分かるのではないでしょうか?



「脳死」の乳児、判定6日後呼吸戻る 近畿大病院
 〔アサヒコム 2006年06月03日〕
 近畿大病院救命救急センター(大阪府大阪狭山市)で、厚生労働省研究班の小児脳死判定基準で脳死と診断された5カ月の男児が、診断6日後に自発呼吸が一時的に戻り、その後4年3カ月間生存していたことがわかった。回復力の強い乳児では、正確な脳死判定が難しく、「現在の基準では不十分」との声も出ていた。この基準見直しの動きや、子どもの脳死移植を実現しようと国会に提案された臓器移植法改正案にも影響を与えそうだ。富山市で開催中の日本脳死・脳蘇生学会で3日、発表される。
有名なところでは、アメリカのアラン・シューモン博士の報告にある、「脳死状態で21年近く生存した少年」の事例がありますが、脳死状態のまま「成長」を続けていたとのことです。
 ※参照 「「脳死」・臓器移植に反対する関西市民の会』ホームページ

「脳死=ヒトの死」ならば、「成長」なんてあり得ません。やはり、「脳死」の考え方には、無理があるのではないかと考える方が、普通だと思いますが。


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by rabbitfootmh | 2006-06-04 20:48 | 医療/生命倫理
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