二条河原落書

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「中教審、百害あって一利なし」


あちこちで何度も書いてるから、もういい加減嫌になってきてるんですが・・・。
いいですよ、小学校で英語をやってもらっても。ただし、きちんと教えられる教員がいて、きちんと「目標設定」したカリキュラムが組まれていて、時間的に余裕があるなら・・・って条件の下で。
でも、どれもあと2年では実現不可能でしょう(苦笑)

中教審:小学校高学年で平均週1回の英語教育を提言
 〔毎日新聞 2006年3月27日〕
 中央教育審議会の外国語専門部会は27日、小学校で英語の必修化を求めた報告をまとめた。アジア各国で小学校段階の必修化が相次ぐ中、英語コミュニケーション能力の育成が不可欠として高学年(5~6年)で平均週1回(年間35単位時間)の英語教育を行うよう提言した。実施時期や授業時間数などは今後、中教審教育課程部会が検討し、早ければ06年度にも行われる学習指導要領改訂で盛り込まれ、08年度にも実施の見通し。
週1回、2年間でいったい何ができるっていうの? 小学校の授業はたいてい45分間でしょ? 正味の学習時間って、30分くらいじゃないの? それで何をするおつもりなんでしょうか? 中教審は、そこまで考えて提言してもらいたいし、文科省もホイホイと言うこときいてんじゃないよ、ってカンジ?



私の世代なら、ほとんどの子どもが、「英語は中学になって初めて耳にするもの、目にするもの」だったけど、今はテレビでいくらでも英語が流れてるし、子ども向けの教材だっていろいろあるし、ラジオの語学放送だってあるんだから、なにも義務教育でやらなくても、「必要だと思う人」は自分で好きなだけ学べるでしょう。
ゲームやったり童謡を歌わせたりするくらいなら、子どもたちがお話の内容を知っているディズニー・アニメかなにかを原語で視聴させといた方がマシじゃなかろうか?

それから、「幼いうちから英語の発音に慣れさせないとダメ」と言いますが、私自身は本当に中学入って初めて習ったし、母が持ってるパット・ブーンさんのアルバムをチラっと聴いたことがあるくらいでしょうかねぇ。それでも、そこそこ聞き取りできますよ。
英語が好きで、カーペンターズの歌をよく聴いたり、ラジオの英会話(来春から無くなっちゃうみたいですね(T_T) )を聴いたりはしましたけれど。

結局、こういう議論というのは、「英語コンプレックス」に染まったオジサンたちの発想ではないかと思うんですけど(苦笑) それから、韓国や中国、タイですでにやってる、というのが“気に入らない”とかね(苦笑) 確たる根拠があって決めてるわけじゃないと思いますね。

学校でやらずに、それに使われる税金(ところで、英語授業用に、小学校に新しく予算はつくの?)を、対象となる子どもの数で割って、一人ずつに「英語教育バウチャー」で配って欲しいです。

それからもう一つ。「子どもの英語教育」は、庶民の間でもすでにかなり普及しているので、5年生になるまでに、子どもたちの「英語力」にけっこう埋めがたい「格差」が存在しているだろう・・・という心配があります。
もう、そこそこ文章単位で聴き取りができたり、文章が自分で書けたりする子と、まったく初めて、という子が混在している状態で、どうやって授業を進めようと考えてらっしゃるのでしょうか?
それこそ、「習熟度別クラス編成」が必要だと思いますが、なんか、「成績はつけない」とか言ってるらしいし、どっからどう考えても、「机上の空論」「絵にも描けない餅」企画のような気がします。
いい加減なことでお茶を濁して遊ばせることになるんなら、その分、算数でも国語でもやらせてくれ!

そうそう。こないだ、うちの小学生の娘が某塾で中学校3年生の教科書をもらってきたのですけど、一読して愕然(◎_◎)  なんて文字が少ないのだ?! ほとんど会話体だし。三十数年前の教科書はもっと読み物がいっぱいあったぞ。


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by rabbitfootmh | 2006-03-28 21:33 | 子育て/教育
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