二条河原落書

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「“心の教育”・・・掛け声倒れなの?」


去年(一昨年の再放送分だったかも)、江原啓之氏の『天国からの手紙』という番組で、自殺してしまった小学生の男の子の話があったのですが、お母さんに叱られて、「ちょっと驚かしてやろう」と思って、首を吊る“まねごと”をしていたら、過ってバランスを崩してしまい、結果的に亡くなってしまった・・・というのがありました。

母親はもう、ずっと悔やんでいたのですが、江原氏が亡くなった男の子の「霊」を呼び出して話を聞いたところ、「本当に死ぬつもりではなかった」と告白したのだそうです(こういう話を信じない人は、サラっと読み流してください)。

北九州で小5自殺 担任にしかられ?
 〔Sponichi Annex 2006年03月19日付 紙面記事〕
 北九州市若松区の市立小学校5年の男児(11)が、担任の教諭から注意を受けた直後に自宅で首をつって自殺していたことが18日、分かった。
・・・・
 午後3時すぎ、担任の女性教諭が男児に問いただしたが「分からん分からん」としか答えなかったため、「ちゃんと言わんね」と、男児の上着の襟をつかんで数度揺すった。男児はバランスを崩し、ペットボトルを床に投げつけて教室を出て行ったという。
 午後4時半ごろ、帰宅した家族が自室で首をつっている男児を見つけた。遺書はなかった。
「遺書はなかった」から自殺かどうか分からない・・・ってことはないでしょうが、たぶん、衝動的にやっちゃったんだろうし、子どもが遺書を残して心情をつらつら訴えるということもしないでしょう。



ずっと、担任と「折り合いが悪かった」らしいので、この日、1回注意されたことを悔やんでのことではないだろうということは分かるけど、ニュース記事だけでは、本当のところは何も分からない。

ただ、その男の子の体格がどんなものだったかは知らないけど(最近は5年生でもけっこうゴツイ子がいますからね)、女の先生が子どもの“胸ぐらつかんで”体を揺さぶった・・・ってのは、いくらその子が「反抗的な態度」をとったとしても、ちょっとなぁ・・・その子にしたら、いつも理不尽なことで怒られていると感じていたんだろうし、ちょっとふざけていたつもりが、その先生に突然「なんでそんなことしたの!」と詰問されたら、冷静に理由を説明できるわけはないと思うし、もしかしたら、「何を言っても先生は信用してくれない」と感じてたのかもしれない。

家族が、担任との関係が悪くなったことを「学校側に相談していた」ということは、直接、担任と話し合えない状態だったとも“邪推”できないこともない。(後日の報道では、「校長は知らなかった」というものがありました。担任は50歳ということで、“ベテラン先生”に忠告しにくい、という雰囲気があったのでしょうか?)


まあ、いくら考えても、事実関係が分からない状態では、ただの推測、邪推にしかならないので仕方がないのだけれど、こういうことが起きるとすぐに、「今の子どもはキレやすい。我慢が足りない。他人への思いやりを育てよう。我慢強い子に変えてゆこう」と、「心の教育」というスローガンが叫ばれるんだけれど、そもそも、学校の先生というのは「教科指導」の技術はあっても、「心」(臨床心理など)のお勉強をしているわけではないので、「いったい“心の教育”って、具体的にどんな内容なの?」と問われても、先生たち自身も分かってないでしょう。

何か起こってからカウンセラーを派遣するんじゃなくて、何か起こる前に予防対策に関われる人材が必要なのではないだろうか?


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by rabbitfootmh | 2006-03-19 10:26 | 子育て/教育
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