二条河原落書

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「ブラック・マーケットが入りやすい臓器移植医療」


中国が「法律」を作るのは、自国内の治安や倫理問題を整備するためでなく、アメリカなどに「つけいるスキ」を与えないためだろう。まさか、「外貨獲得のため」に、本当は不必要な「死刑囚」を、“わざと”たくさん出しているとは考えたくはないけど・・・。

産経新聞は、政治や外交面では中国のことをあれこれ批判するくせに、こと臓器移植の問題となると、「移植をしないと助からない人にとっては、仕方がないこと」と擁護する。
擁護しているのは、移植を受ける患者の方で中国ではないが、それは例えば、家族を養うために泥棒する人間がいたとして、「家族が飢え死ぬのは可哀相だから」と、泥棒の罪を見て見ぬフリをすることと似てはいないだろうか?




中国:臓器移植で法律策定の方針 初の脳死基準導入へ
 〔毎日新聞 2006年3月13日〕
 中国では、日本人など外国人への臓器移植が増えているが、提供者(ドナー)の身分が不透明で、大半が死刑囚ともいわれている。国際社会から人権問題として懸念の声が上がる中、法策定によって透明性の向上と改善に向けた努力をアピールしたい狙いがあるようだ。
「脳死・臓器移植」は、移植を受ける人(レシピエント)の健康維持にも問題はあるが、それよりも、「脳死」状態のドナーをどうするか、ということが倫理面で微妙な問題が絡んでくるのだが、「宗教」も「哲学」も力を失った日本では、そのへんをきちんと議論できないままでいる。
脳死移植推進派の医療関係者は、「はじめに移植ありき」の論を展開しているし。

だが、それよりも何よりも、中国に限らず、東南アジアや東欧などで、臓器移植に関連する「ブラック・マーケット」が増えていることを考えると、やはり、そういう「闇」を呼び込むような行為は、たとえ「人助け」の意志が前提にあったとしても、一歩踏みとどまるべきではないかと思う。


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by rabbitfootmh | 2006-03-14 15:39 | 医療/生命倫理
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