二条河原落書

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「親子の問題が“家”からはみ出してきた」


最初にこのニュースをテレビで聞いた時は、「中2と2カ月の兄妹?」 「親や赤ん坊の妹を殺そうとしたり、自宅に火をつけたりしたら、自分が頼るところが無くなるのになぜ?」ということを考えたのだが、続報で複雑な「家庭の事情」があったことを知って、「なるほど」と(納得したわけではないが)感じた。

中2放火:野球部でのトラブルで学校休みがちに
 〔毎日新聞 2006年3月11日〕
「父と実母が困る」放火の中2少年が供述
 〔読売新聞 2006年3月11日〕

実父母が離婚後、母親と同居をしていたが、家庭内暴力が断えなかったようで、父親の元へ行ったものの、父には実母とは別の「妻」(まだ身重だったか)がいて、やがて赤ん坊が生まれたとなると、思春期の男の子には“キビシイ”環境だっただろうな、と思う。
突然「継母」となった女性だって(初婚だったのかな?)、鬱屈した心を抱えた少年に対して、どうすることもできなかっただろうし。



「家庭内の問題」は、ずっと家の中に押し込められてきたのだけれど、最近、外に向かって「暴発」する事例がふえている・・・というか、体は大きくなって、心も昔の子どもたちよりは複雑なストレスを抱えて暴れて、家や家族の枠から“はみ出し”そうな今どきの子どもたちは、家の外に出ても“まっとうな”仕事で自立できないし、学校で疎外感を感じれば、もう行き場がなくなってしまう。

奈良県では「非行少年・少女」を引っぱてゆくことができる条例ができたり、大阪でも未成年の深夜徘徊を防止するような条例もできたけれど、「夜の街」にしかとりあえずの居場所(避難場所)を見いだせなくなっている子どもたちに、「救いの手」を差し伸べる対策は考えられていない。

不登校の問題にしたって、昼間に学校に行けないと、学校以外の場所に外出することも憚られて家の中に閉じ籠もるしかなくなる。「後ろめたさ」もあって、朝、起きてこられなくなる。
フリースクールのような施設は徐々に増えてきてはいるけれど、自宅から徒歩○分で行ける場所には無い。
夜だけでなく、明るい時間にも、行き場の無い子どもたちが堂々と受け入れてもらえる場所作りも必要なのではないかと(例えば、午前中に授業をやってくれる塾とかカルチャー・スクールなど)思い始めている。


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by rabbitfootmh | 2006-03-11 12:29 | 日本の社会問題
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