「お金儲けは、正々堂々とやりなさい」
お金があるのはいい。生活を便利にする品物を手に入れられるし、時間や労力を節約するサービスを利用することができる。経済的に豊かなのは良いことだ。
なのに、日本では「金儲けは“汚い”こと」というタテマエ論の方が受け入れられやすい。ホンネでは「お金が欲しい」と思いつつ、お金持ちを「成り金」と呼んで蔑む。その人がどんなプロセスでお金持ちになったかを詳しく調べることをせずに。
万引き漫画本販売:中3の6人を逮捕 東京・三鷹
〔毎日新聞 2006年3月2日〕
盗んだ本は、校内で1冊約200円で売っており、これまでに21冊約4000円を売り上げたという。校内の植え込みに隠していた本が教諭に見つかり発覚した。校内で売りさばくなよ・・・って問題じゃないか(^^;
生徒らは「人気の漫画本が読みたくて盗んだ。小遣いがほしくて友達に売った」などと供述しているという。
「金儲けは汚い・悪」というタテマエ論が横行するから、「どうせ汚いものなら、どんな手段で儲けても、カネはカネだ」という発想になるんじゃないだろうか?
「お金にもキレイなカネ、キタナイカネ」の二種類があることを、子どもたちに(大人にも)教えてやらなければならないと思う。
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