二条河原落書

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「42例目の脳死判定→41例目の脳死臓器移植」


「脳死ドナーからの臓器移植」を普及させたいなら、世論の支持を広く得なければならないはずだと思うのだが、新聞・テレビの扱いはいつも小さい。ドナー(臓器提供者)やレシピエント(移植を受ける側)の「プライバシーを守るため」として、最低限の情報しか公開されない。

しかし、「やましい」ことが無いのならば、もっと臓器移植手術についての情報を国民に公開し、移植を受けた患者さんたちが、本当に元気になって“普通の暮らし”ができている姿を知らせるべきではないのか?
あまりにも得られる情報が少ないと、やはり「疑心暗鬼」になってしまうのだ。



41例目の臓器移植実施 大阪から心臓、肺など
 国立病院機構大阪医療センター(大阪市)にくも膜下出血のため入院していた40代男性が25日、臓器移植法に基づき国内42例目の脳死と判定され、41例目の脳死移植が行われた。
 心臓は東京女子医大で拡張型心筋症の30代男性に、片方の肺は岡山大で閉塞(へいそく)性細気管支炎の20代男性に、膵臓(すいぞう)と片方の腎臓は京都府立医大で1型糖尿病の40代男性に、残る腎臓は近畿大で巣状糸球体硬化症の10代男性に、それぞれ移植手術を実施。手術は26日午前中には、すべて終わる見通し。
 日本臓器移植ネットワークによると、男性は小腸も提供するとしていたが待機患者がいなかった。肝臓ともう一方の肺は、医学的理由で提供が見送られた。(共同)
 〔産経Web 2006年1月25日〕
41例目の臓器移植が終了
 国立病院機構大阪医療センター(大阪市)で脳死と判定された40代男性から臓器提供を受けて行われた国内41例目の脳死移植は、26日朝までに、すべて終了した。(以下略)
 〔神戸新聞Web News 2006年1月26日〕
こうした「地味」な記事の代わりに、「15歳未満で、日本では臓器移植が受けられない幼い患者さん」のことは、新聞も大きく取り上げるし、テレビも特集でドキュメンタリー番組を作ったりして、「移植医療の普及」「ドナーカードの普及」を訴える。

今回の「脳死・臓器移植」が行われたその日、中医協が「脳死臓器移植などの保険適用を決定した」と発表した。
 同省によると、手術前の検査費や移植後の投薬費なども合わせ、心臓移植は1000万円以上、肺移植は1000万円近く、肝臓移植は数百万円が必要となる。
 高度先進医療が認められる心臓移植でも、患者の自己負担は手術費だけで約300万円。〔産経Web記事より〕
これには、臓器搬送用のヘリの費用とかは含まれていないんですよね?

国内での「保険適用」が実現したら、かえって「海外で移植する人」との扱いの格差が広がって、不公平感が強くなるんではないでしょうか?

 ※補足 「倫理なき医療費改定」〔あんつぁんの風の吹くまま blog〕


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by rabbitfootmh | 2006-01-27 11:52 | 医療/生命倫理
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