二条河原落書

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「脳死臓器移植関連記事に訂正と補足」


下記のエントリーに対して、脳死判定を受けて臓器摘出された男性の知人と思われる方からコメントが入りましたので、記事内容の訂正と補足を・・・。
「脳死臓器移植、最多記録・・・www」(2005年11月28日)

産経の報道記事に対して、「自殺(縊死)はかったのでは?」と書いたところ、『「窒息による低酸素脳症」と「警察庁によると、脳死判定後に警察が実況見分を行った」だけで「自殺(縊死)」という推測はあまりに浅はかと思いますがね。』、『あいつのことを何も知らないやつが勝手な推論してんのが頭にきた』というコメントを、「 schnee 」と名乗る方からいただいた。

1997年の「臓器移植法」施行から8年余り経ったが、ドナー、レシピエント共に、そのプライバシーは厳重に守られていて、なかなか一般には知らされない。「すべて情報公開せよ」とは言わないが、情報が「見えない」と、議論もできない。なので、「脳死臓器移植」関連のニュースに、普段とは変わった内容があると「これは何?」と、詮索するクセがついているのかもしれない。
また、ブログに「?」を出せば、どこかから自分では入手できない情報が入ってくるかもしれないことを期待して記事を出すことも少なくない。

今回は、たまたま(?)、脳死判定を受けた方を知る人(と信じますが)からコメントが入ったので、「自殺との勝手な推測」については、お詫びして訂正させていただく



ただ、言い訳がましいかもしれないが、これを取り上げたのは脳死ドナーの方の死因に興味があったからではなくて、「脳死臓器移植大賛成」の産経新聞だけが、「なぜこんな内容を報道したのか? する必要があったのか?」に関心があったからだ。
高知赤十字病院での「1例目の脳死判定」から、いろいろと情報は飛び交っているのに、なぜマスコミは「脳死・臓器移植」に関する報道を、「深く掘り下げようとしない」のか? 「推進」の声ばかりに発表の場を与えるのには、なにかワケがあるのか? ないのか?
「必死で取ってくる一次情報を“つまみ喰い”してブログを書き散らしている輩」の一人としては、マスコミ情報が頼りなんだが・・・見えない。
凄惨な殺人事件の「再現」は、読みたくもないのに事細かく報道されている。これでいいのか、日本のマスコミ?

日本では「臓器移植法」が施行されて以降、「脳死」状態になった人から、「脳死判定」の手続きを踏めば、移植のための臓器を摘出しても良いということになったのだが、なかなか脳死ドナーは現れない。「ドナーカード」も1億枚以上配布されている(らしい)が効果が現れないので、臓器移植ネットワークもあの手この手でPRに必死だ。
「AC(公共広告機構)」を使って流すCMもたくさんある。ここの広告は「善意」を広めるためという大義名分を基底にして作られている。(そのわりに、「コワイ」という声は多いが・苦笑)
かなりの広告料が投入されていると思うのだが・・・? 「善意」を拡げるためだから、マスコミ側がボランティアで広告枠を提供している? まさか?


「脳死」は、「もはや蘇生できる可能性が無い、限りなく死に近い状態」ではあってもまだ死んではいない。しかし、「脳死判定」や「臓器摘出」すれば、その時点で本当に死んでしまう。「ドナーカード」を持っていることが分かったら、その人は「救命すべき患者」ではなく「移植のための臓器を有するドナー」となる。生命維持のための処置は止められてしまい、「臓器を新鮮に保つ処置」が始まる。「人為的に」死を早められるこの行為が、「医療」の中に入れられて良いのだろうか?

私は、「本当の話」がマスコミの報道から出ることを願っている。

これまで「脳死ドナー」となられた40名の方々には、心よりの「ご冥福」と、「死後の魂の安寧」を一日も早く得られることを祈っている。また、そのご遺族の方々の悲しみが癒され、心のやすらぎを得られることを祈っている。


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by rabbitfootmh | 2005-12-21 22:04 | 医療/生命倫理
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