二条河原落書

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「Y染色体さえ“正統”ならば、皇族の資格あり・・・?!」


「歴史は“時の勝者”によって書かれる」+補足資料(2005-11-27 17:30)

皇室典範改正勉強会 「Y染色体」の重要性指摘 男子皇族、代々受け継ぐ
 〔産経新聞 2005年11月30日朝刊〕
 専門家はどう見ているのか。同志社大ITEC(技術・企業・国際競争力研究センター)の蔵琢也研究員(進化生物学)によると、女子のXX型は遺伝子が混じり合うため、世代ごとに祖先の遺伝子が薄まっていくが、男子のXY型はY染色体が親から子へと完全な形で伝わる。
 このため、蔵氏は「血のつながりとは、科学的に言えば遺伝子の共有率だ。男子皇族だけに代々受け継がれてきたY染色体は姓や家紋に似ているといえる。しかし、体の細胞に刻印されているという意味で、はるかに強い実体をもつ」と説明。さらに「皇室には、(初代)神武天皇以来、Y染色体という刻印が連綿と受け継がれてきた。国民や世界の人々はそれでこそ皇室の中に二千年の歴史の重みを感じる。女系相続は、過去と現在の遺伝的なつながりを断ち切るという意味で間違いだ」と話している。
 ※蔵琢也「女帝は日本の象徴たれるか(生物学からの論考)」(PHP研究所 月刊誌『Voice』2005年5月号pp.166-171.掲載)
染色体 <マネックス・ビーンズ社長 松本大のつぶやき>2005年11月04日
・・・・
 と、ここで、バイオ専攻の社員Tから指摘が入りました。アッサリ間違えていました。XYはあくまでも性染色体であって、その他の常染色体(22対)も同様に、且つ独立してシャッフルが行われているので、上に書いたことはあくまでも23分の1の世界だけのことのようです。あ~、ホッとした。三球さんもこれで熟睡ですネ。
どちらが真実なんでしょうか?

というか、もし仮に、「産経の説」が真実だとしても、「皇室の伝統がY染色体によってしか継承できない」という主張は、むしろ「皇室の精神的伝統の継承」を蔑ろにした、非常に唯物論的なものではないのだろうか?
そもそも、「日本人の血統にある神武天皇の実在」ありきの論が認められるのかどうかも、私には疑問だ。タイムマシンでもあれば、2660年前の日本へ跳んで行って「確認」もできようが(苦笑)

そんなことを言ってしまえば、「青い目」をした人は、絶対に「日本人」としては認められないことになるし、青い目でなくても、お隣の国からやって来て数世代にわたって日本で暮らしてきた人たちも、たとえ日本国籍を取って帰化したとしても、「在日○○人」と永遠に区別(差別)されることになるのではないのだろうか?
四方を海に囲まれ、人種が比較的純粋に保たれてきた日本でしかあり得ない議論だろう。

「国家」とは何か、あるいは「国民」とは何か・・・今の時代に合った(迎合するという意味ではなく)発想に切り換えてゆかないと、また「八紘一宇、大東亜共栄圏を実現しようと一億総軍国主義に走るファシズム・ニッポン」というレッテルを、他国から貼られ兼ねない。
そんな全体主義的な流れの議論の道具に、「皇室」を利用することは間違っているのではないだろうか。

◎上記の元記事が期限切れの場合は、下記へ跳んでください m(_ _)m
 ■Web産経より


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by rabbitfootmh | 2005-11-30 10:57 | 医療/生命倫理
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