二条河原落書

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「給料は高くても良い、レベルの高い先生なら・・・」


教職員の給与引き下げ要請 一般行政職より11%高
 〔産経Web(共同) 2005年10月20 20:31〕
 財政制度等審議会(財務相の諮問機関)は20日、財政制度分科会合同会議を開き文教予算などについて議論、小中学校教職員の給与(本俸)の水準が一般行政職員より約11%高く、校長経験者の年金額が事務次官経験者を上回るなどの優遇措置をなくし、給与水準を引き下げる必要があるとの意見で一致した。
いや、それは発想が間違ってるでしょ? 「中央官庁の上級職員より高いから」って、なんでそれが「減給の理由」になるわけ?
国庫負担金は減らせないということで、「直接の減給」という手段を取ろうというのか?

政治家も同じなんだけど、「いい仕事」をしてくださるなら、優遇して高い給料を払っても構わないと思う。ただ、実態はどんなものかは知らないけれど、「高い給料(報酬)に見合わない低水準の仕事をしている政治家や役人や教職員が多いような気がする」・・・ってのが問題なんでしょう。


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ここで出てきた「人材確保法」(ほんとは「学校教育の水準の維持向上のための義務教育諸学校の教育職員の人材確保に関する特別措置法」という実に長いタイトル)というのは、昭和49年(1974年)に施行された法律で、つまりは、当時の日本は高度成長期真っ只中にあって、優秀な人材は、理系なら自動車や家電メーカーなど、あるいは医者に、文系なら金融機関や総合商社などにこぞって就職してしまい、そういう「成長株の優良企業」に採用されなかった人たちが、「ガッコの先生」になったりしたわけで・・・だから、民間企業に負けない「高い給料」で、優秀な人材を呼び込もうとしたんでしょう。

高い給料払ってもいい。でも、その給料の分だけ、きちっと仕事をしてくれるセンセイを採用してくださればいいのではないの? 「人材確保」ってのは、そういうことでしょう? 高い給料を払う、ということは本来の目的ではないはず。

小中学校の「統廃合」というのも難しいですよ。今のような厳格な学区制を廃止するとか、自転車通学を許可してくれるならいいけど、片道徒歩30~40分も歩いて、小さな小学生などを通学させる事態も起こりかねないし・・・そんな杓子定規な「合理性」でキッタハッタできるもんではないと思う。

それから、アメリカの小中学校では、音楽や図工などの「副教科」はカリキュラムに入っていないし、運動会やら遠足やら文化祭やらも無いそうで、
 米国と比べると日本のカリキュラム実情は、まるでギュウギュウ詰めの、色取り豊富な、「3段重ね幕の内弁当」のように見えますが、これを子ども達が毎日全て食べたのでは、消化不良をおこしてもおかしくありません。「3段重ね幕の内弁当」を提供しろと定めた文部科学省が、学力低下を言うのであれば、現場の先生方がたまったものではありません。
斎藤陽子のカリフォルニア便り「141.学力低下(2005.3.1)」より抜粋〕
というような話を読むと、先生にも同情したいですけど、音楽や図工が不得意で“苦労”している子どもたちも可哀相です。

数学の「方程式」は、文系頭の人間にとっても、思考訓練に役立ちますが、生来の才能を持っていない人間が、週に2~3時間、縦笛を吹いたり、粘土細工をしたりしても、社会人になってから活かせるチャンスは、ほとんど無いと予想されるんですよね・・・。

それに、そういう副教科を教えてくれる先生が、その才能を持ってる人ならいいですけどね、不得意な人に習っても、効果は薄いと思うんですよ。やらせるなら、できるだけ才能の高い先生に習わせたいと思うのが、親心です。
映画で、『ミュージック・オブ・ハート(1999年作品)』というのがあって、バイオリンの才能豊かな女性が、NYのハーレムの小学校に臨時教員で派遣されて・・・という実話だそうで、ああいうのが個人的には理想ですね。

先生の給料のことより、もっと他に、緊急に対策を考えて実施しなければならない改革は、いくらでもあるでしょうに。ね、文科省のお役人さんたち?

◎上記の元記事が期限切れの場合は、下記へ跳んでください m(_ _)m
 ■産経Webより
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by rabbitfootmh | 2005-10-20 20:31 | 子育て/教育
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