二条河原落書

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「突出して良い小学校ができると、困るんですよ・・・?」


ewoman win-win対談 第62回「陰山英男さん」(前半)

「百マス計算」で日本全国にその名を知られ、現在は、広島市立土堂小学校校長を務めておられる陰山英男先生に、佐々木かをりさんがインタビューしています。

個人的には「?」という部分もあるのですが、下記のような「告白」には、はっきり言って「ゲッ?!」ですね。
言いにくいんだけどね、実は、良い実践を潰したのは意外と教育委員会だったりするんですよ。突出して良い小学校ができることは非常に困るんです、教育委員会とすれば
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「この学校がこんなに良くなったら、隣も良くしなきゃいけない」ってなるじゃないですか。それは厳しいですよね。「やれ」って言って、やれたらいいんだけど、やれない。なぜなら、そんないい先生はなかなかいない。難しいんです。
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これは、日本の構造的な問題なんだけど、本当に教師としての実践力のある人間は管理職にならないということがあるのです。本当に教育という仕事を好きな教師は、ヒラでいいと言います。逆に、授業ができない人間は、そこから逃れたくて早く管理職になりたがるということもあるのです。
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そうですか、企業も同じですか。だから管理職の立場の人間や教育委員会の利害が一致してしまって、結果的に優秀な学校っていうのはなかなか育ってこないのです。それに、管理職っていうのは非常に魅力のない職業だったから。
なんで魅力がないのかって言うと、1つは、教育の世界ってあまりにも五十五年体制の影響が強く、子どものことより、政治的なことを議論する時間の方が長かったりしたのです。子どもの学力を伸ばしても評価されないのです。
(12/15P「突出して良い小学校ができると、困るんですよ」)
「ええーっ?!」と思いつつ、「そういえば思い当たるフシが・・・(;^_^A 」ってカンジもしますよね。

つまりは、「出る杭は打たれる」の「悪平等」思想が蔓延しているわけで、教育行政に直接携わる大人たちの頭の構造がそんな状態なら、「子どもの個性や才能を伸ばそう!」なんて、しょせんはタテマエかと思ってしまいます(たとえ悪意は無いにしても、“個々の子どもの才能を伸ばす”ことが、いったいどういうことなのか、理解できないし、イメージもできないのでしょうね)。

陰山先生のインタビューは、「次回(10/28)につづく・・・」でして、その最後に、おまけとして「…追伸… 公立小学校校長から、私学立命館へ? 」というお話しが聞ける(読める)ようです。
また、管理職って3年か4年経ったら変わっていくし、一般職員は5、6年で変わっていく。ということは、3、4年経ったらもう、別の学校になっちゃったりしてるわけでしょ。
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だから基本的に、管理職が自分なりのポリシーを持って1つの学校作りをするっていうような状況にないんですよ。そのために特色のない学校ばかりになってしまうのです。
と嘆いてらっしゃるので、きっと私学で何年もかけて、ご自分のやりたい教育をやりたいように実践されたいのでしょうね。


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by rabbitfootmh | 2005-10-21 21:41 | 子育て/教育
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