二条河原落書

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「日本の少子化議論が不毛なワケ」

NHK 【日本の、これから】人口減少社会

見てしまった(^^; 見るつもりはなかったし、遥洋子さんが画面の中央に陣取って座ってるのを見て、「あちゃー・・・!」と思いつつ、第一夜の討論を見て(聞いて)しまいました。

スタジオ参加者は、けっこう、今の日本で出ている論点をほぼ満遍なく意見として出していたのではないかと感じました。

ま、一つひとつの考え方の是非を判断するのは難しいと思うのですが、スウェーデンの「親の収入の額に関係なく、子供一人当りの育児手当は1万5千円。18歳までの医療費タダ、教育費(学校の月謝)タダ。育休中の親に、就業中の給与額の80%を給付」という話と、日本での「少子化」問題の話を比べて聞いて、個人的に“発見”できたことが一つありました。

スウェーデンの高福祉社会を支えているのは、もちろん、30数パーセントにも及ぶ高い所得税率と高い消費税ですが、税金として国が吸い上げた「社会資本」を、惜しみなく「子育て関連」へ再配分しています。こういう「発想」は、日本にはまったく無い。つまりは、政治家や役人は、本気で「国を上げての少子化対策」なんて考えていないに等しいのでは? マスコミを利用して「女たちよ、もっと子供を産みなさい。非行に走ったり、ニートでブラブラしないような、しっかりした子供を育て上げなさい」と、虚しいキャンペーンを繰り返しているだけです。

だから、税金が高くなっても、もし、それらの多くが「少子化対策」に配分されるなら、私は文句を言う理由はないと思いました。自分自身が子供を何人育てようが、結婚せずに働いて社会貢献していようが、「国の子供一人ひとり」が税金の恩恵を受けられるなら、不公平感は少なくて済むんではないかと感じたからです。〔実際、スウェーデンの人たちがどう感じてるかは知りませんけれども〕
たくさん子供を産んで育てれば、その子供の数だけ国から「援助」が受けられるわけですからね。

それに比べて、日本での少子化対策の議論が不毛になってしまうのは、「いったい誰がこの“貧乏クジ”を引かされるのか?」と、戦々恐々としているからではないのでしょうか? 逆に言えば、「誰がラクしてトクをするか?」に汲々としている・・・。

お金に余裕のある人は経済的な支援を、体が元気な人は実際の子育ての支援を、組織(企業)力を生かせる人はその組織運営を一生懸命することによる支援・・・発展して税金をたくさん収めるとか、直接、育児に関連する事業を行うとか、いろいろな道があるでしょう・・・を。
それらがうまく絡み合えば、「社会全体で国の子供を育てる」ことになるのではないのか、と。

政治家の先生方には、「形」だけではなく、「我が事」として本気になって考えてもらいたいです。「少子化、日本の人口減少は、局所的、一時的な傾向性では無い」のですから、もしその傾向性が本当にマズイと思っているならば、「賢い政策」によって“歯止め”をかけなければならないと思いますが・・・?


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by rabbitfootmh | 2005-06-24 22:39 | 子育て/教育
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