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二条河原落書

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富野由悠季 「わたしの失敗」(産経新聞6/8~6/11)

 ※記事の<1>の画像が間違っていました。入れ替えましたので、改めてご覧ください。
  (6/13 13:00)

<1>ガンダムブームに「反抗」(05/06/08)
「二十年前はカミーユのよなの(キレる)少年描写はリアルじゃなかった。ところが現在はみんながカミーユになってしまった。そのカミーユを穏当に変えることで、もう一度時代に対するアンチテーゼを出せる」

<2>フリーになって自信が崩れる(05/06/09)
「富野君は虫プロにいたの? 君は映画のABCを何も知らないんだねえ」・・・「虫プロでの仕事は何だったんだ」アトムでやっていたのは「以前使った絵を使い回し、とりあえず話を作る」といいったその場しのぎの仕事が中心。

<3>スポンサーと局の狭間で・・・降板(05/06/10)
ライディーンは、ロボットがムー大陸の遺産であるという設定や、生物型の敵兵器が登場する--など、オカルト色の強い作品だった。・・・第一クールの物語が固まったころ、あとから決まったテレビ局のプロデューサーから指示が出た。「オカルト路線に便乗すくのはやめてくれ」

<4>(終)「ロボット物」と戦い続け(05/06/11)
「スポンサーの言うことを全部聞けば、おもちゃを売るために話の四分の一は戦闘シーン。これでは刺激が強すぎて、作品としては以上なんです。だから過剰な物語を入れることによって物語と戦闘シーンを五分五分にしたつもりだった」


『機動戦士ガンダム』を、高校生の時にリアルタイムで見ていた私は、他のアニメ好きの同級生たちと文化祭で同人誌を作り、コスプレまでやって(手持ちの綿シャツに、カラーフェルト布で装飾を施して連邦軍の軍服・・・らしき物を作った)、アニヲタの“はしり”のようなことをやっていた。

名古屋テレビで放映された第1シリーズは、視聴率の低迷から、最終回前の3話(だっけ?)分を突然削られてしまったという。
声優(VC)がアテる日になっても絵が完成しておらず、「線」だけのキャラを見ながらアテなければならなかったと、声優さんたちがどっかでボヤいてたような記憶がある。

しかし、「星飛雄馬」のイメージを払拭できなかった古谷徹さんが、アムロ役をアテた後、『聖闘士星矢』へ脱皮できたし、とにかく登場人物が多いので、若手の声優さんたちの「養成所」的な役割も果たしていたのではないだろうか?
ブライト役の鈴置洋孝さんなんて、まだ、「だれ、コイツ?」みたいな感じだったし(苦笑)
戸田恵子さんだって、お世辞にも「上手い」とは言えなかったよね? うちの母は、池田秀一さんの名前を見て、「えっ? あの天才子役の池田秀一?!」ってのたもーてました。

・・・って、なにをメモリアルな話をしてるんだらう(^_^;

10代の頃の“いらだつ気分”を、アムロやカイは、よく代弁してくれてたと思うし、作者(富野氏)の葛藤や思想を理解していたわけでも無かったから、今、こうして「裏」を語ってくれると、また深みもできてきます。

敵と味方、あるいは味方同士であっても、なかなか人間というものは「理解し合えない」。
逆に、同じ「生きるか死ぬかの戦場で闘う者同士」として、敵との共感が生まれたり。
しかし、お互いの気持ちが「はっきりと見え(聞こえ)」ても、問題を解決することには、直接つながらないんだ、ということは思い知らされたのかなあ。

私は、『勇者ライディーン』は好きでしたよ。今でも、どこかに当時の「サントラLP」が眠ってるはずだ(苦笑) 出てきても、レコード・プレーヤーが無いからなあ。ざんね~ん!
「巨大化シャーキン」は、ちょっと「?」でしたけどね(ウルトラマンじゃあるまいしさ)。

どなたかも言ってましたが、「人生で必要なことはすべてアニメ(マンガ)で学んだ」っていう世代は、特殊な世代なんでしょうか? それとも、希望の星?


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劇場版『機動戦士Zガンダム~星を継ぐ者』 公式サイト
「劇場版Zガンダム 星を継ぐ者」舞台挨拶レポート
by rabbitfootmh | 2005-06-13 01:18 | アニメ/芸能
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