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二条河原落書

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「やっぱり やりたいの・・・?」


「臓器移植法改正案を提出へ 自民党議員ら、今国会に」
Excite エキサイト : 政治ニュース
  [ 共同通信 02月04日 11時59分 ]

 今のところ、15歳未満の脳死での臓器提供は認められていないので、子供の臓器移植希望者は、海外へ渡航するなどしている。また、提供者(臓器ドナー)は、希望者の数に対して決定的に足りない。
 そうした「問題」を解決するために、臓器移植法の改正案が作られているのだが、「本人が事前に書面で拒否していなければ、年齢に関係なく家族の同意で臓器を提供できる」との内容になっている。

 前にも書いたかもしれないが、本人がピンピンしている間に、「私は万が一脳死状態になっても、臓器の提供はしません」という意思を、ドナーカードに記入して携帯しておくか、遺書にでも示して家族に伝えておかないと、いざ、突然の事故や病気で「脳死」になった時に、家族が「この人の臓器を提供します」と了解さえすれば、どこの誰かも知らされない他人の臓器移植のために、心臓や肺や肝臓やらが、必要なだけ切り取られてしまうことになる・・・・ということだ。

 この「改正案」が通らない場合でも、現在、医療施設やコンビニなどにも置いてある「ドナーカード」は、厚労省の委員会によってどんどん“変更”されていて、今は○印一つ付けるのが抜けていても、ドナーにはなれなかったものが、「心臓に○が付いていて、本人の署名があれば、“心臓を提供する”という意思があるものとみなす」と、提供基準を“甘く”する方向へと進んでいる。

 さらに、厚生労働省は、中学3年生向けに「いのちの贈りもの あなたの意思で助かる命」なとというタイトルをつけた“臓器提供啓発パンフ”を作り、近く全国の中学に配布する予定だという。「15歳になったら、どんどん臓器提供してね」と言ってるようなもんだろう。

 「15歳未満」の子供からの臓器提供を進める厚労省や政治家の改正案に対して、日本小児学会は、「脳死状態になった子供のうち、虐待が原因であるケースを的確に見抜いて排除することが困難である」との見解から、強く反対している。

 「脳死は人の死」なのかどうか、もう一度、白紙に戻して考え直していただきたいと思う。


◎上記の元記事が期限切れの場合は、下記へ跳んでください m(_ _)m
 ■共同通信より


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by rabbitfootmh | 2005-02-05 12:57 | 医療/生命倫理
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