二条河原落書

rakusho.exblog.jp ブログトップ

「死んでも生き返る・・・アンケートの設問に苦笑」


小中学生3600人調査 「人は生き返る」15%--長崎県教委
(毎日新聞 2005年1月25日 西部朝刊)


ブログ界でもあちこちで話題になっているニュースだけれど、『週刊朝日』の2月4日号に、その「アンケート調査」の設問が全部掲載されていた。
大まじめに調査した長崎県教委の人たちには申し訳ないと思いつつ(?)、吹き出してしまった。小学生の低学年くらいならまだ真剣に取り組むかもしれないが、中学生たちくらいになると、読みながら「おちょくっとんのか?」と思わなかっただろうか(苦笑)





 「死に関する小中学生アンケート」
  ・死んだ人を生き返らせることはできますか?
  ・飛行機は生きていますか?
  ・人形は生きていますか?
  ・テレビは生きていますか?
  ・ポケモンは生きていますか?
  ・死んだ人は動けますか?
  ・死んだ人は手を切ると痛いですか?
  ・死んだ人はおなかがすきますか?
  ・死んだ人は目を開けていれば、いろいろなものを
   見ることができますか?
  ・死んだ人はお経やお祈りを聞くことができますか?
  ・死後の世界はあると思いますか?
  ・死について今までに家族と話したことがありますか?
      (岡田洋子・旭川医大教授ら 2001年調査から)

大学受験の現代国語の問題でさえ「裏読み」してしまった(のでひどい点数だったが)私には、なにやら哲学的な「挑戦状」を突きつけてくるような設問の数々である(笑)

フィギュアにハマっているヲタクの人たちに訊いたら、「人形は生きている」と答えるかもしれないし、飛行機大好きの人なら、「あの機体の曲線美が、なんともいえず“愛らしい”んだよな~」とウットリ語るかもしれない。
だって、日本人は昔から「モノにも魂が宿っているのだ」と考える民族なのだ。故人の遺品を、まるで生前の持ち主のごとく扱う人は、今でもたくさんいるし、「仏作って魂入れず」なんて諺さえあるではないか。モノには「魂」が宿っていなければならないという思想があるのだろう。
あるいは、敬虔なキリスト教徒であれば、「イエス・キリストは、死せるラザロを生き返らせたのだから、“死者は生き返る”」と考えているだろう。

ま、哲学的考察は別にしても、この設問を設定した教授たちが、「何を正解」と捉えているかの方が大問題ではないだろうか?

私自身は、「死後の世界は実在する」と信じているし、「死んだ人(の魂)は、お経やお祈りを聞くことができる」と信じてもいる。「目が開いて」いなくても、死者は周囲の景色を見ることができる。また、脳死状態になって、医者が「死んだ」と宣告した人が、臓器ドナーに選ばれて体にメスを入れられた途端に、「痛がって暴れまくった」という、オソロシイ話も聞いたことがある。

現代西洋医学を学んだ医者たちが、「人の死」というものをどうとらえているのか、果たしてそれは「正しいのか」ということからまず、考え直す必要があると思う。そうでなければ、子供たちに「死とはなにか」・「生とはなにか」を教えることなんてできるわけがない。
「人間の意識は、脳細胞が作り出した幻想に過ぎない」などという学者は、「人間は、肉体が死んで動けなくなったら、あとは焼かれて灰になれば終わりですよ」と、誇らしげに説く。だが、そんなことで自分の「人生」を納得できるのだろうか?
人生に疲れて、自分で自分の人生を「リセット」しようと自殺してゆくのは、イイトシをした大人の男たちではないのか?

「人は死んだあとどこへゆくのか?」と「人は生まれてくる前はどこにいるのか?」という言葉を、私は中学生の時に読んだ萩尾望都の『トーマの心臓』や『ポーの一族』から突きつけられて衝撃を受けたものだ。
その答えを知ったのは、十数年前のこと。私たちは、生と死の間を何度も「生きて」いるのだ。

※TB記事をたどってみたら・・・
「猫は勘定にいれません」
「退屈な30代が見るサイト」
「死んだ人、生き返る」小中学生の15%…長崎県調査(読売新聞)


楽しんでいただけたなら、
ここ↓をクリックしてくだせぃ<<(_ _)>>
「ブログランキング」


◎上記の元記事が期限切れの場合は、下記へ跳んでください m(_ _)m
 ■毎日インタラクティブより
[PR]
by rabbitfootmh | 2005-01-26 11:51 | 日本の社会問題
line

日々のニュースに辛口コメントを


by rabbitfootmh
line
クリエイティビティを刺激するポータル homepage.excite