二条河原落書

rakusho.exblog.jp ブログトップ

「お父さん、お母さん、奉仕活動ってやったことある?」


a0037706_20231549.gif今、公立学校で問題になっているのは、「ゆとり」の実施によって完全週5日制になってからの「授業時間激減」だろう。授業時間が減ったことによって、基礎学力の定着率が悪くなると同時に、応用問題の学習にまで踏み込む余裕さえ無くなっている。
そんな状態のところへ、「奉仕活動」を35時間も割り込ませることを考えつく人たちというのは、いったい何なのだろうか。課外活動(クラブ活動)の時間も削って、1日7時限の授業を余儀なくされたりしているという話も聞く。

一方、葛飾区立中学では、完全週5日制のために年70時間も授業時間が減ったその“穴埋め”に、夏休みを8月24日で終了させ、2学期の開始を1週間分繰り上げることに決まったそうだ。暑さ対策のために、冷房装置を完備させるとか。その設置費用はどこから出るの? 区の予算から?

増え続ける「ニート」対策のための「奉仕活動授業」との触れ込みだが、「奉仕=ボランティア」というからには、生徒の自発的な活動でなければ意味が無いとかどうだとか、そんな問題ではなかろう。基礎学力をつける知的訓練が疎かになっているから、自分の将来や人生設計をする「知力」が育たないのではないのか。生徒それぞれの「適性」もあろうし、IT時代では、肉体労働を伴わないデスクワークだって、“巨万の富”を生み出せるのだ。バカにしてはいけない。
どう考えても、チグハグなパッチワークのような、日本の学校教育を取り巻く状況である。


「HPランキングネット」(下段)にも登録してみました <<(_ _)>>
「ブログランキング」
「HPランキングネット」

~~~~~~~ ~~~~~~
◆都立高:奉仕活動を必修科目に 07年度から導入へ
 〔毎日新聞 2004年11月11日 11時13分〕

 東京都教育庁は07年度から、都立高校全校に「奉仕」を必修科
目として導入する方針を決めた。来年度は研究校を20校指定し、
試験的にスタートさせる。就学も仕事も職業訓練もしない「ニート」
と呼ばれる若者が増えているが、「社会と接し、自分の進路や生き
方を見つける機会になれば」としている。同庁によると、都道府県
レベルで奉仕活動を必修科目とするのは初めて。
 (中略)
 学校教育での奉仕活動をめぐっては、森喜朗首相当時の私的諮問
機関「教育改革国民会議」で義務化が検討されたが、「自発的でな
いと意味がない」との批判が相次ぎ、見送った経緯がある。

--- --- --- --- ---
◆夏休み:1週間減、授業30時間増 葛飾区が全中学で
 〔毎日新聞 2004年11月10日 00時13分〕

 東京都葛飾区は9日、区立の全24中学校の夏休みを1週間減ら
し、2学期開始を8月25日とすると発表した。来年度から実施す
る。学力アップを目的に、一斉に授業を年間約30時間(6時間×
5日間)増やすのは極めて異例。文部科学省が始めた「ゆとり教育」
への揺り戻しとして注目される。
 (以下略)
[PR]
by rabbitfootmh | 2004-11-11 20:23 | 子育て/教育
line

日々のニュースに辛口コメントを


by rabbitfootmh
line
クリエイティビティを刺激するポータル homepage.excite